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madamoon_tarot
死語
もっと大らかに生きてゆけないかと、いつも考える。
ちょっとしたことでイライラし。文句を言う。
そんな悪ガキのまんま大きくなり、大人になり、オヤジになり、ジジイになり、今に至る。
三つ子の魂百までとはよく言ったものだと、この歳になって実感する。
ところが。
さっちゃん(注1)に、言われるのである。
「いや、コジくんのは、ただの老害だよ」
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
老害とは、よくも言われたものだ。確かに、害は害だが。
どっちみち、私は、害なのだな。
まあ、老害だろうが、論外だろうが、周囲を全ていやな雰囲気にしてしまってはいけない。
ナイスガイには到底なれないだろうが。
終活しつつ整えていけば、意外なキャラ変とかイメチェンが出来そうな気もする。
って、そんな言葉を使っている時点で、「お前はもう、死んでいる」のかも知れない。
なんのはなしですか。

そんなこんなを家内と語らおうとしてソファーに目をやると、家内が脚を指さしてニッコリと笑っていた。
「コジくん、マッサー(注1)って、これから先需要がますます増えるよ。食いっぱぐれることないよ」
「…」
マッサージをすると、家内は、上機嫌である。
家内が上機嫌だと、我が家は平和である。
だから。
これで、いいのだ。

(注1)マッサーとは、マッサージのことである。家内のさっちゃんがそうやって、略して言うのである。さっちゃんへのマッサーは私の最重要の日課である。

