上手に生きていけるなら、そうしたかった
ぼくの父と母は、本当に優しい人たちです。
そして本来は、世間体をすごく気にする人たちでした。
その両親が、障害者の息子を抱えることになりました。
あの部屋の息子は、夜もずっと明かりが付いている。普通の生活をしていない。障害者だ。
そんな声を、両親は気にしていたはずです。
でも、両親は何も言いませんでした。
両親は、何も言わなかったのです。
当時のぼくには、そんな両親の想いが分かりませんでした。
苦しい人生で、ぼくだって、上手に生きていけるなら、そうしたかったのです。
病気もぼくの人生だとは思います。
しかし、両親に申し訳ない。
還暦を迎えようとしている今、そんなことを考えています。
世間体を気にする人が、何も言わずにいてくれた。
あれは、こらえてくれていたのだと、今は思います。
今、両親への想いを、強くしています。
猫のひろし
灯台守の場所は、ここです。
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