私の好きな、主人の変なところ
「あ!見っけ!」
我が家の掃除機は、フィルター部分が透明で、取ったゴミが見える。
主人が、指差した。
そこには、たんまりホコリが溜まっていた。
掃除機をいつもかけているのは、私。
……もしかして、
「ホコリ、ちゃんと捨てなよ」
って怒られる?
「いいねぇ👍」
……は?
「今、いいねって言った?」
「うん。フィルター掃除、サボったでしょ?たまには手抜きしなきゃね。妻🔰ちゃん、真面目すぎるから。」
………。
うちの主人は、変わっているのかもしれない。
私のサボりも、妥協も、
「おっ、今日は手抜いてるじゃん☺️」
「いいねぇ」
と、なぜか喜ぶ。
「今日、何か元気出ないから。アイロンかけ、明日のとまとめてしちゃおう……」
「いいね👍 ナイス後回し!」
「今日のご飯、冷蔵庫の余り物、大量消費メニューでいい?雨の中、買い物行くの大変だから。」
「もちろん!ベスト判断大賞🏆」
「あー、失敗した😞 ちょっと焦げたけど、これでいい?」
「いいよ〜。お焦げも美味しいかもしれない。」
……ねぇ。
普通、
「もっとちゃんとして」
じゃない?😂
「何で怒らないの?」
ある日の晩ご飯中、私は主人に尋ねた。
「え?何で怒るの?いつも頑張ってくれてるじゃん。毎日全部を完璧になんて、やってらんないでしょ〜。」
そう言って主人は、何でもないことのように笑った。
私はたぶん、ずっと「ちゃんとしなきゃ」と思って生きてきた。
家事も、仕事も、人付き合いも。
できるなら、きちんとしたい。
できない自分を見ると、ちょっと落ち込む。
そんな私の「できなかった」を、
主人は、
「いいねぇ」
と笑う。
私が頑張ったことより、
私が無理せず笑っている方を喜ぶ人。
それが、私の主人です。
【あとがき】
フォロワーさんたちが参加されているのを見て、
私も参加させてもらいました☺️
「私の好きな〇〇」を1000文字以内で。
1000文字に込められた、いろいろな「好き」が
じんわり心に残る素敵な企画です👏✨
企画・運営してくださった
須川元介さん、まきさん、りっちゃんさん、
ありがとうございます♪
9/15が締切なので、まだ間に合います!
みなさんの「私の好きな〇〇」、
いろいろ読ませていただきたいです☺️
#文藝大賞2026
#エッセイ部門
