『土偶に似てる』と言われ続けた私が、土偶を愛してやまない理由
この世に産まれて三十年。
「土偶に似てる」と三度も言われることはそうないだろう。
それも、別々の人から別々の時期に言われると私も自分が土偶に似ているんだと意識し始める。
もはやこれは、偶然ではなく土偶然である。
一体どこが似ているのか?
知人はみな、目元だとか表情というが
おそらく誰も言わないだけで
私は体型が土偶と似ていると確信している。
私は俗にいう骨格ストレートなんですが
それはもうお手本のような骨ストです。
この胸板の厚みや下半身周りがどうも
個人的に土偶と重なる部分がある。
まずはここらで今一度、土偶を見てみようと思う。

……私じゃないか。
縄文時代にいたんかい。
これはどう見ても私だよ。
と思うくらいそっくり体型。
でも、よく見てください。
土偶って出るとこで出てる。
土偶の体型は結構ナイスバディなんです。
この曲線がたまらない。
骨格土偶と新たに名付けて流行らせてもいいのかもしれない。
骨格土偶の土べ縄文なんてどうだろう。
(骨格ストレートのブルベ春的な)
日本人は痩せすぎだ、なんて言われるほどですし、ここらで一旦、健康的な土偶体型を目指した方がいいとすら思えてくる。
ところで土偶に似ていると言われても
満更でもない私ですが、なぜなのか。
それは私が土偶を作るほど土偶が大好きだから。
今日はそんな土偶に似てると言われた私が大好きな土偶について語る記事になります。
土偶に似た女って…と思うかもしれませんが土偶に似てるなんてこんな誇らしいことはない。
なぜなら土偶は魅力と浪漫の塊なのだから。
◾︎なぜ土偶が好きなのか?
そもそも私がなぜ、土偶が好きなのか
それは単純に顔が可愛いから
好きな理由など好きだから
というのと同じように本当に顔が好きなんです。
スンッとした佇まいに
眠たそうな腫れぼったい目
無表情に見えてちゃんと表情がある。
微笑んでいるような、悟っているような。
でも訝しげな顔をしているものもある。
私の目は二重なんですが、なかなか大きい方でして。
これは自慢とかではなく本当に目が大きいのが印象的だと小さな頃から言われてきました。
泣けば次の日はガチャピンのようになり、時には二重整形してるの?と失礼なことを言われたこともあるくらいです
その二重が土偶の腫れぼったい眠そうな目元と似てるんだろうなぁ、と思います。
土偶に似てると初めて言われた時も目元の感じが似てるよ、と言われたのを思い出します。
最初はエッ!と思ったのですが改めて土偶をまじまじと見てるとなんだか、とても愛嬌があって可愛くて満更でもなくなり、今では誇らしいと思うほど。
元々、北海道の開拓使をきっかけにアイヌ文化に触れ、遡っていき縄文時代の歴史にも興味を持ち始め文化センターや博物館にも通っていたので土器や土偶といったものが大好きでした。
他の知人から土偶に似てるねと言われた理由が
土偶と私の顔を見比べて
「表情が似てる、ずっと見てたらアンタに見えてきた」
と、言われました。
知人曰く、普段ぼーっとしている顔や
嫌なことがあった時に嫌な顔をするのを我慢した結果
神妙な面持ちになっている時と重なるそうです。
土偶に似た女、やっぱり悪くない響き。
◾︎そもそも土偶ってなんなのか
私の顔や体型に似てる話はさておき
土偶ってそもそもなんだっけ、という話なんですが。
土偶は縄文時代に作られた土の人形で見ての通り女性を象って作られています。
豊穣や子孫繁栄、病気平癒などを願う祈りの道具とも言われているくらい縄文時代を象徴する作品です。
土偶の腕や足が片方ないのが多いのは病気や怪我の身代わりになってもらうためにその箇所を敢えて破壊した、などと言われています。
これも本当かどうかは分からないですが私自身、あちこちと北海道の博物館や文化センター、資料館など行きましたが完全体で綺麗な土偶は、ほとんどお目にかかったことがありません。
そういう点から当時のおまじないや儀式的なものがあったのかな、と思っています。
歴史の話はこんな風に、だったかもしれない、という憶測が飛び交う中で実際に出土したものから色々と考えを派生させたり、どうしてこんなものを作ったのだろう?と思いを巡らせる所が魅力の一つなんですよね。
もしかしたら縄文時代の人が
「よし!暇だしみんなで土いじりしようぜ!」
なんて言って理由もなく作り始めた結果かもしれないし。
マヤ文明のカレンダーなんかも途中で作るのがめんどくさくなって辞めただけだったのかもしれない。
当時の人が何を考えて
なんの意味があって
誰がそんなことをしたのか
今となっては絶対に答えは分からないけど、分からないからこそ自由に想像出来る楽しさが歴史のいい所だな〜、なんて思います。
◾︎土偶と宇宙服の話
私が更に土偶の魅力にハマった理由の一つがこれです。
少し前に五十代の方と話す機会があって土偶の話になり私が宇宙服と土偶について話をしたら
「あ〜!私たちの世代にもあったのよ!その説!」と感銘を受けていました。
そう、土偶って宇宙服に似てるんですよね。
いや、宇宙服が土偶に似ているんです。
どちらにせよ、およそ3000年以上も前に宇宙との関係があったのかも、と思うとこんなにも胸が躍る話はないです。
土偶の目元なんかはもう宇宙服のゴーグルの部分にしか見えないし言われれば言われるほど宇宙服だ…と思い始めて仕方がない。
(遮光器土偶と呼ばれているのもそれが由来です。)
私が土偶と宇宙に繋がりがある、という説に胸を踊らせた理由は超ムーの世界という番組で2014年1月1日に放送された、土偶と宇宙が関係しているのでは?という番組を見てからでした。
どうやら昔の土偶に頭の部分のみがパカッと取り外しが出来るものがあったそうです。宇宙服でいうところのヘルメット部分にあたるのですが、この土偶を研究の為に外国人が持ち帰ってしまったという話でして、なんで持ち帰ってんだよ!返せ!と思っても、もう過去の話。
まるで宇宙服のような土偶が実際にあったなんて、これを見た私はうおおおお〜!土偶最高〜!と尚更、土偶のことが大好きになりました。
この際、土偶と宇宙の関係は重要ではなく(ちょっとだけ関係あって欲しいけど)縄文時代と宇宙に因果があるのでは?という話自体が面白くて浪漫があるな、と思っています。
考えてみたら人類がこの世に誕生する何億年も前に宇宙はずっとあったのだから縄文時代の人たちも宇宙と自分たちの住む世界について考えたりしたのかもしれない。
世界は広い、自由に解釈が出来るこの思考に感謝です。
◾︎好きすぎてついに土偶を作りに行った
私の土偶への愛が溢れたある日、ついに土偶を作りに行きました。
北海道の江別市にある文化埋蔵センターは土器の展示数がとても多くて見応えがあります。
歴史好きでまだ行ったことがない方は絶対に行っていただきたいのですが、無料でこれだけの土器や土偶、貝塚など見られる場所もそうそうないです。
土偶女の私はそれはもう大興奮です。
ずらりと並ぶ縄文土器に圧倒され、これだけの物が形も綺麗に出土し残されていることに感動でした。

散歩にも気持ちの良い場所です。






ディズニーランドより
ユニバーサルスタジオジャパンより
コストコより
北海道立文化埋蔵センターです。
何より土器の発掘体験、勾玉作り、土偶作り体験が出来るのが最高です。
しかも無料で。
土偶を無料で作って、しかも記念に持ち帰ってもOKなんて北海道立文化埋蔵センターは神施設と言っても過言ではありません。
私はここで知人と土偶を作り大はしゃぎ。
職員の方にも
どっちが上手に作れたか?
どっちが土偶らしいか?
どっちが出土したら嬉しいか?と迫り続け
白熱の戦いを繰り広げました。

どう見ても、私の方が上手い。
誰がどう見たって右の土偶が遮光器土偶すぎる。
これが今、出土したら間違いなく大騒ぎです。
でもこうやって見ると知人が作った左の土偶も愛らしくて可愛い。
なんというか優しいバケモノのような感じがする。(とても褒めている)
数日、自宅で乾かすときちんと固まって土器になりインテリアとして飾っても最高です。
世界で一つだけ、自分だけのオリジナル土偶です。
なんだか縁起がよく、悪いものが家に入ってこないような気がするんですよね。



ちなみにこことは違う余市水産博物館というところでも面白い土偶が展示されています。


下の方の説明文をよく読むと大谷地貝塚から実際に出土した土偶を参考にして作られた作品だそうで、現物はないけれどこんな土偶も実際に見つかったんだとか。
誰がどう見ても眼鏡をかけているようにしか見えませんが…縄文時代晩期に眼鏡なんてあったのだろうか?と思ったり、参考にして作ったにせよとても精巧に作られていて可愛いな〜と思いました。
北海道にはあちこちに土器や土偶が出土しており現在でも千歳空港付近ではボランティアを募り調査を行っています。
実は、この記事を書いている最中に恵庭にある郷土資料館にも行ったのですがこちらも無料でなかなか見ごたえのある土器や出土品、重要文化財指定のカリンバ遺跡なんかが見られます。
その時の事については、また機会があれば記事にしようと思います。
◾︎土偶のグッズと縄文愛
土偶が大好きなわたしのちょっとした土グッズもご紹介いたします。
(土グッズも今考えた単語です、流行らせたい。)

少し前に話題になったセリアで見つけたグッズたち
タオルやメモ帳、お皿にといった可愛いアイテムが盛りだくさん。

タオルの絵柄はよく見るとDETA!の文字
出土の瞬間まで描かれていて何ともかわいい
ネットでも色々調べると縄文グッズが沢山あり
土偶のぬいぐるみなんかもあります。
いま、狙っているのは少し大きめの土偶のぬいぐるみでして
これはいつか手にしたら博物館へ連れていき
沢山の思い出写真を残したいと思っています。
私の周りに土器や土偶、縄文マニアがいないので
残念ながら熱く語り合う人がおらず
記事にしたり自分の中で消化しています。
こうやって書いていると楽しくてしょうがないので
いつか縄文や歴史のシリーズなんか作って
色んな人と語り合いながら
楽しく連載するのもいいかもしれない、と思っています。
◾︎おわりに
私が土偶に似ている話からだいぶ逸れてしまいましたが
土偶に似ていると言われることがどれほど光栄なことか
土偶の良さ、浪漫、そして縄文時代のこと
自分が死んでもこの世から消えても生きた証は消えないということ
こんな時代があった、という一部になれたら嬉しいと私は思う。
きっと何気なく作った土製の器も
大した意味がなかったとしても
時代を超えて今になって大きな価値となる。
自分が生きている今も歴史の一部で
意味がないこともいつか誰かにとって
意味があるものになったらいいな~と思います。
ちなみに私は縄文土器と弥生土器なら
縄文土器が好きです。
どっちも、土器だけど。
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