🕯️ “好き”を信じる心
ある日の午後。
保育志コンサルタントのホシは、キャンドルアーティストのmicaと向かい合っていた。
テーブルには、小さな瓶や色とりどりのロウ、ラメが並んでいる。
「キャンドル作りって、きれいな作品を完成させる教室なんですか?」
ホシが尋ねるとmicaはすぐに首を振った。
「むしろ逆なんです。私は“同じものを作りましょう”をやりたくないんです」
「同じものを?」
「はい。ある材料の中から“これ使いたい”“こうしてみたい”って自分で決める。ママや先生の顔色を伺う必要なんてないんです」
ホシがうなずく。
「作ること自体が自己表現になるんですね」
「そうなんです。形が崩れても、思った色にならなくても、それを見て“じゃあ次どうしよう?”って考えたら、もう立派な試行錯誤です」
「失敗という考え方をしない。それすべてが作品ということですね」
「私は、やったこと全部が成功だと思っています。“こうしたらこうなった”を知っただけでも、その人の経験ですから」
ホシは並んだ材料を見つめた。
「でも、褒め方って難しくないですか?」
「だから“上手だね”だけでは終わらせません」
micaは笑った。
「“その青と白を隣にしたところ、すごく目を引くね”とか“瓶の内側にラメをつけたから、光ったときにキラキラ見えるね”とか。本人が工夫したところをちゃんと見つけて言葉にします」
「専門の人にそこを認めてもらえたら、うれしいですね」
「そう。それを家に持ち帰って“これ自分で作ったの!”って話したら、今度は家族からも褒めてもらえる。私は、その先まで含めて大事にしたいんです」
そしてmicaは、もう一つ伝えたいことがあると言った。
「キャンドルだからこそ“火育”もやっていきたいんです」
「火育?」
「火は怖いから触らせない、だけで終わらせたくなくて。灯りになったり、災害時に生活を支えることもある。でも扱いを間違えれば危険でもある。だから大人が管理した上で、火の役割や約束を知る時間もつくりたいんです」
ホシが笑った。
「作って終わりじゃなく、生活にもつながるんですね」

数日後。
今度はゆきとみきもキャンドル作りを体験することになった。
みきは柔らかくしたロウを手でこね始める。
「……どら焼き作ろうかな」
ゆきが笑う。
「キャンドルでどら焼き?」
「いいですね!」
micaの声が弾んだ。
「この茶色の厚み、ちゃんと皮っぽいです。しかも真ん中を少しふくらませたから、本物のどら焼きらしさが出ていますよ」
みきが思わず照れ笑いした。
隣ではホシがロウを星の形に整えていた。
「僕はホシだからスターで」
「この角、一つずつ形が違うのがいいですね。機械で切った星じゃなくて“ホシさんが作った星”になっています」
「それ言われるとうれしいなぁ」
一方、ゆきは小瓶の中へ、小さなロウの玉を一つずつ入れていた。
瓶の内側には細かなラメを散らしている。
micaが覗き込む。

「ゆきさん、金色を全部につけずに、この辺だけにしたんですね」
「ちょっとだけ光るほうがいいかなと思って」
「その“ちょっとだけ”を自分で決めたのが素敵です。そこがゆきさんの作品らしさですね」
3人はいつの間にか無言になっていた。
色を選び、形を変え、やり直し、またひらめく。
誰かの作品と比べる必要はない。
完成したあと、みきが自分のどら焼きを見て笑った。
「これ、結構好きかも」
ホシも星を手に取る。
「自分で作ると、愛着わきますね」
micaはうれしそうに答えた。
「それなんです。“自分が作ったものを、自分でいいと思える”。私は、その気持ちを一番大切にしてほしいと思っています」
キャンドル作りには正解がない。
好きな色を選ぶ。
思いついた形を試す。
うまくいかなければ、そこからまた考える。
そして誰かに、
「ここ、いいね」
と、自分でも気づかなかった工夫を見つけてもらう。
作っているのはキャンドルだけではない。
「私はこれが好き」
「私はこうしてみたい」
そんな自分自身の気持ちも、一緒に形にしている。
その小さな炎が灯るとき、
作品だけでなく、
自分の中の「これでいいんだ」という気持ちまで、少し明るく照らしてくれる。
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コラボ【7】🧃 おとみさん 🧃
コラボ【6】 💴 ぐっち | 東大卒 お金の先生 💴
コラボ【5】 ⌛️ ニコマリーカラーサンドアート代表 湯浅まり子 ⌛️
コラボ【4】 👨🏫 一般社団法人日本みらい教育LABO代表理事 小野薰 👨🏫
コラボ【3】 🪀 おもちゃコンサルタントりゅうま 🪀
コラボ【2】 💐 花と心のスタイリスト稟心 💐
コラボ【1】 🎈🎈 バルーンパフォーマーキャサリン 🐥🐥
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コラボ【4】 👨🏫 一般社団法人日本みらい教育LABO代表理事 小野薰 👨🏫

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幼児期の遊びと小学校の学びは、突然切り替わるものではない。
園と学校が互いを知り、子どもの育ちを自然につないでいく。それが幼保小連携の大切な役割です。
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お子さんにお金のことを教えたいあなたへ🌝
公立小学校で26年間教壇に立った小野薰です。
「学校では教えないお金の教育」を FPの知識と自分自身の実体験を基に発信中📢 家庭でできる子どもへの声かけ・習慣づくりを届けます✨
みらいの学校GIFT主宰 / 一般社団法人日本みらい教育LABO代表理事
元川崎市立小学校教諭(26年)/ 2級FP技能士・AFP・宅地建物取引士 他
教育の可能性を、社会につなぐ。
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コラボ【3】 🪀 おもちゃコンサルタントりゅうま 🪀

「どのおもちゃがいいですか?」
答えは人気ランキングではなく、子どもの遊ぶ姿の中にありました。
完成を教えるおもちゃより、試したくなるおもちゃ。
「次はどうなる?」「もう一回やってみよう」
そんなワクワクが、考える力や挑戦する心を育てていく。
まずは、おもちゃではなく子どもの姿を観察することから始まります。
おもちゃコンサルタント りゅうまInstagram
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保育・福祉の現場で約20年。
おもちゃコンサルタント/木育インストラクター。
「あそびが、ひとをつなぐ」をテーマに活動中。
コラボ【2】 💐 花と心のスタイリスト稟心 💐

「今日は“上手に作る日”ではありません。“好きな花”を一本見つける日です。」
ママは花を選び、子どもは香りや色に目を輝かせる。
「今度ひまわり買おう!」
「ブルースターも飾ろうね。」
花は作品を作るためだけではなく、親子の会話や笑顔、季節を感じる心を育ててくれる。
そんな「花の時間」が、保育園にやさしく咲いた。
花と心のスタイリスト稟心 Instagram
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花と心を整え、笑顔や人とのつながりを育む活動をしています。
季節の花と親子の時間や自分を大切にする時間をお届けしています。
フラワーレッスンやワークショップ、想いを届けるフラワーギフト、空間装飾などを通して…、「花との関わり方が変わることで、毎日の暮らしが少し豊かになる」ことを目指して活動しています。
コラボ【1】 🎈🎈 バルーンパフォーマーキャサリン 🐥🐥

「園児たちが、思いきりワクワクできる行事をやりたい」
その相談から始まった、バルーンショー。
一本の風船が、お花や動物へ変わるたび、
「次は何になるの!?」
子どもたちの目が輝いていく。
保育園の行事は、発表するだけじゃない。
驚いて、笑って、夢中になる。
“外の力”を少し加えるだけで、いつもの園がワクワクの舞台に変わる。
バルーンパフォーマー キャサリンInstagram
2022年にバルーンアートの全国大会で優勝。
バルーンショーがふるさと納税の返礼品に(大阪府茨木市)
1800件以上の出演件数。
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保育現場や子育ての中で生まれる「これ、どうすれば?」に向き合うための活動費として次の投稿や新しい試みに使わせていただきます。
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