神様のプラン|旅のA6ノートを読み返して
2025年のヨーロッパひとり旅の間、スケジュール帳の他に、A6サイズのノートを持ち歩いていた。
100均で買ったその小さなノートは、旅の途中でプランを練る時や、ちょっとしたメモをするのに使っていた。見たこと、感じたことも、つらつらと書き留めていた。
いつもリュックやジャケットのポケットに入れていて、移動の間、インターネットを使えない時や、コインランドリーの待ち時間に取り出して書いていたから、ボロボロだ。
日記というほど規則的な記録ではなく、日付も飛んでいる。
内容も断片的で、文字も走り書きというより殴り書きだ。
最後に書き込んだページには、帰国して5か月経った9月8日の日付がある。
なんだかいろんなことが、やっぱり神様に仕組まれているような気がする。
自分が「こうしたい」と思って、迷いながらつまづきながら、必死でがんばってきたんだけど、神様は、私ががんばる部分もおりこみ済みで仕組んでいて。
神様のプラン、期待どおりのレベルまでがんばると、パタンと次の扉が開いて新しい世界を見せてくれて、次のステージに立たせてくれる感じ。
神様のプランよりがんばりが足りないと、自分の中でモヤモヤするような経験になってしまう。
でも、期待どおりにがんばってやり切った時は、私が想像するよりも、ずっと素敵な景色、体験、感動が待っている。
自分にはムリとか、できないかもとか思っていたようなことさえ、いつの間にか気負わずできるようになっていたり…。
たったひとりで47日間。
旅立つ前は、とても怖かった。
ヨーロッパに着いてからも、正直、毎日不安だった。
旅の間は、合計28㎏ほどの荷物を背負って歩いた。
大きなバックパックは重かったが、途中で投げ出すわけにいかない。「これは全部、私の荷物だ」と自分に言い聞かせていた。
旅立つ前、怖気づく私に、言ったひとがいた。
「自分で決めたんでしょう?」
そう、自分で決めた。
自分でルートを決め、宿も自分で選んだ。
何を諦めるかも、決めたのは自分。
そして、今私がここにいるのも、自分の選択の結果だ。
それでも、今までの人生を振り返ると、自分の意志だけでここまでたどり着いたようには、やはり思えない。
旅から帰って、もう1年3か月が過ぎた。
今の私は、神様の次のプランへ進めるほど、がんばっているだろうか。
もし、神様が「ここまでやれるだろう」と思ってくれているプランがあるとしたら、
私に用意してくれたその場所までたどり着きたい。
次の扉を開いた時に見える景色が、どんなふうかわからないけれど、
神様のプランは、いつも私の想像を超えてきた。
そう考えると、少し勇気が湧いてくる。
きっと、だいじょうぶ。
たぶん、次のステージは、そんなに遠くない。
2025年の47日間ヨーロッパひとり旅のエピソードはこちら▼のマガジンにまとめています。
旅や異文化、介護や日々の暮らしを通して出会った感情、気づきなどはこちらのマガジン▼にまとめています。
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