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FIRE失敗談を見るたびに、「50歳で辞めて大丈夫か」と考えてしまう。

50歳で会社を辞める。

第1話では、そう決めたことを書きました。

前回は、ここまで会社員として頑張って、収入も役職も上がった。それでも会社を辞めたいと思った理由を書きました。

ここまで書いておいてなんですが、

今でも、

「本当に50歳で辞めて大丈夫かな」

と考えることは何度もあります。

特に最近、FIREしたあとに後悔したとか、思っていた以上にお金が減ったとか、結局また働くことになったとか。

そんな記事を見つけると、つい読んでしまいます。

そして、読んだあとはやっぱり不安になります。

【今の僕の頭の中を1枚にすると、たぶんこんな感じです(笑)】

note第3話『FIRE失敗談を見るたびに、50歳で辞めて大丈夫かと考えてしまう。』の内容を1枚にまとめた図解。夫婦と愛犬モカさんのイラストとともに、不安との向き合い方やセミリタイア準備の考え方を整理している。

FIRE失敗談を見ると、やっぱり不安になる

FIREや早期退職について調べていると、うまくいった話だけじゃなく、失敗した話もたくさん出てきます。

生活費が想定以上にかかった。

相場が下がって資産が減った。

思っていたより暇だった。

仕事を辞めたあとの生活が、想像していたほど楽しくなかった。

いろんな話があります。

もちろん、その人と僕では資産も違えば、家族構成も生活スタイルも違います。

そのまま自分に当てはめる必要はない。

頭では分かっています。

でも、やっぱり気になるんですよね。

「自分もこうなるんじゃないか」

「どこか計算が甘いんじゃないか」

「会社を辞めてから後悔しないか」

そんなことを考えてしまいます。

しかも僕自身、退職後の資産シミュレーションはかなりやっています。

運用利回りを変えたり、生活費を変えたり。

想定していた収入が得られなかったケースや、支出が増えたケースも試しています。

その中で、やっぱり怖いのが、

会社を辞めてすぐに大きな暴落が来るケースです。

退職後は、今までのように毎月の給料だけで生活するわけではありません。

資産を取り崩すことも出てきます。

そのタイミングで相場が大きく下がると、その後の資産推移はかなり厳しくなる。

あくまでシミュレーションの数字なんですが、グラフで資産が減っていくのを見ると結構怖いです。

「これ、本当に来たらどうしよう」

と思います。

25年以上、会社員をやってきました。

毎月、決まった日に給料が入る。

今まではそれが当たり前でした。

でも会社を辞めたら、その安心感を自分から手放すことになります。

考えてみれば、怖くないわけがありません。

FIREの失敗談を読む。

不安になって、またシミュレーションをする。

「うん、これなら大丈夫そうだな」

と思う。

でも、しばらくすると、

「本当に?」

となる。

最近は、そんなことを何度も繰り返しています。

あと数年働けば、もっと安心できる。それは分かっている

たぶん、一番簡単なのはもう少し働くことなんだと思います。

あと3年。

あと5年。

会社員を続ければ、その間も給料が入ります。

投資も続けられるし、預金も増やせます。

厚生年金や企業年金だって、基本的には長く働いた方が有利です。

お金のことだけを考えれば、

「もう少し働いた方がいい」

というのは、自分でもよく分かっています。

実際、

「50歳じゃなくて55歳まで働けば、かなり安心なんだけどな」

と思うこともあります。

今の会社にいれば、それなりの収入もあります。

働き続ければ、将来のお金を増やすだけじゃなく、今の生活にも余裕ができます。

昔ちょっと憧れていた車に乗り換えるとか。

旅行でもう少し贅沢するとか。

そういうことだってできるかもしれません。

会社員を続けるメリットは、正直かなりあります。

だから、

「せっかくここまで来たんだから、あと何年か働けばいいじゃないか」

と思う自分もいます。

考え始めたら、会社を辞めない理由なんていくらでも出てきます。

住宅のこと。

老後のお金。

これからの相場。

年金。

物価上昇。

沖縄移住後の生活費。

考えれば考えるほど、不安材料は出てきます。

そして、

「あと1年だけ」

を何回か繰り返していたら、普通に60歳くらいまで働いている気もします。

それはそれで、全然悪い人生ではないと思います。

ただ、

それが今の自分が一番やりたいことなのか。

そう考えると、やっぱり少し違うんですよね。

じゃあ、いくらあれば「安心」なんだろう

これは、本当に何度も考えました。

会社を辞めるには、いくら必要なのか。

退職後の生活費はいくらなのか。

どのくらいの利回りで運用できれば大丈夫なのか。

年金はいくらくらいになるのか。

沖縄へ移住したら生活費はいくらになるのか。

何度も計算しています。

正直、

「また同じような計算してるな」

と思うこともあります(笑)。

でも不思議なのが、

数字上は、

「これなら大丈夫そう」

と思えても、

「これで絶対安心」

とはならないことです。

じゃあ、あと500万円増えれば安心なのか。

1,000万円増えれば安心なのか。

もっと増えれば?

たぶん増えたら増えたで、

「せっかくだから、もう少し増やしてから」

と思う気がします。

結局、お金の安心って、どこまでいっても100%にはならないのかもしれません。

僕の場合、50歳で会社を辞めるためにどのくらい必要なのか、生活費や退職後の収入も含めてかなり具体的に考えています。

数字の話は、noteで細かく書くよりブログの方で整理して書いています。

「50歳でセミリタイアするにはいくら必要?会社を辞めるために考えたお金のこと」

興味のある方は、こちらも読んでもらえるとうれしいです。

【ブログ】
50歳でセミリタイアするにはいく必要?

でも、何度計算しても最後に残るのは、

「じゃあ、本当に辞めるの?」

という気持ちの問題なんですよね。

それでも、50歳で辞める準備は続けている

ここまで不安なことばかり書いてきましたが、

今のところ、50歳で会社を辞める気持ちは変わっていません。

ひとつ大きいのは、僕が目指しているのは、

「50歳で会社を辞めたら、もう一生働かない」

という完全FIREではないことです。

どちらかといえば、セミリタイアとかサイドFIREに近い暮らしをイメージしています。

実際に生活してみて、想定以上に資産が減るなら働く時間を増やせばいい。

逆に思ったより余裕があれば、仕事を減らしてもいい。

年収は今より思いっきり下がったとしても、

「この仕事、やってみたいな」

と思えるものが見つかったら、また正社員として働いているかもしれません。

それはそれで全然いいと思っています。

沖縄への移住も、今はものすごく楽しみにしています。

でも、実際に暮らしてみて、いつか別の場所で暮らしてみたいと思う日が来るかもしれない。

今の段階で、50歳から先の人生を全部決めてしまおうとは思っていません。

やってみて、違ったらまた変えればいい。

最近は、そんなふうにも考えています。

そう考えると、少しだけ気持ちが楽になります。

50歳で会社を辞めることは、僕にとってかなり大きな決断です。

でも、

「この選択をしたら、もう後戻りできない」

と考える必要はないのかな、と。

それと、もうひとつ。

正直に言うと、僕はそんなに意志が強い人間ではありません。

「あと1年働けば、もっと安心できる」

「もう少し資産を増やしてからでもいいんじゃないか」

そう考え始めたら、たぶんいくらでも先延ばしできます。

自分のことなので、なんとなく分かります。

だから、こうしてブログやnoteで、

「50歳で会社を辞める」

と発信しているのも、単に記録を残したいからだけではありません。

自分自身に踏ん切りをつけるためでもあります。

こういうことって、最後はちょっと勢いも必要なのかなと思っています。

自分の中だけで決めていたら、どこかで怖くなって、

「やっぱりもう少し働こう」

となってしまう気がする。

だったら、こうして人に読んでもらえる場所に書いて、自分の背中も少し押してしまおう。

そんな気持ちもあります。

もちろん、不安がなくなったわけではありません。

たぶんこれからも、FIREの失敗談を見れば不安になると思います。

またシミュレーションもすると思います。

妻にも、

「本当に大丈夫かな」

なんて話すと思います。

それでも今は、

不安だから辞めない、ではなくて、不安はあるけど辞める方向で準備する。

そのくらいが一番しっくりきています。

まだFIREしたわけでも、セミリタイアしたわけでもありません。

だからこそ、成功したあとからきれいに振り返るんじゃなくて、

迷っている今の気持ちも、そのまま残しておきたい。

数年後にこのnoteを読み返したとき、

「あの頃、こんなに心配してたんだな」

と笑えていたらいいなと思っています。

前回のnote
「出世して、収入も増えた。それでも会社を辞めたいと思った。」


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