食べたいものを、食べたいように #173
〜はじめに〜
あの時に感じた思いを、忘れないようにと書きました。
noteをお休みしていた、4月のころのお話です。
サンドイッチが食べたいなと思いました。
えぇ、唐突に。
よくよく考えてみましたら、私はサンドイッチをあまり買ったことがありません。
最後に市販されているサンドイッチを買ったのは、はて、いつだったか?
これは、私がサンドイッチをよく手作りするからではなく、家族に好き嫌いが多いため、サンドイッチを買う頻度が極端に少ないのだと思われます。
マヨネーズ→✕
トマト→✕
きゅうり→✕
いや、あかんやん。
スーパーで売られているサンドイッチに対する私のイメージは、表側は、はち切れんばかりに具が挟まれていると見せかけて、実は裏側がスカスカ。ちょっとだまされた気分になる、あのイメージです。笑
昨今のサンドイッチ事情に疎い私は、そのようなイメージのまま時が止まっております。
今どきの市販のサンドイッチは、そのようなことはないのでしょうか?
何はともあれ、
私が食べたいのはそのようなサンドイッチではないのよ!と。
溢れんばかりに具がつまったサンドイッチが食べたいのよ!と。
作ろう。
小鳥の、小鳥による、小鳥のための、
小鳥プロデュースサンドイッチを、作ろうではありませんか!
↑
小鳥、小鳥、うるさいのよ。
少し考えまして。
とにかくボリュームのあるサンドイッチが食べたいなと思い、挟むのではなく、オープンサンドにすることにいたしました。
まず、5枚切りの食パンを用意。
、、、えっと。
みなさまは、いつも何枚切りの食パンを食べておられるのでしょうか?
これは社交辞令ではなく、
とても、とても、
とっても興味があります!笑
もしご迷惑でなければ、ぜひとも教えていただきたいなぁと思います。
私は「しっかり食べた感」を感じたい人ですので、6枚切りでは少々物足りなく、かと言って4枚切りとなると、厚みが過ぎる。
8枚切りは、挟むバージョンのサンドイッチ用だと、信じて疑わずに生きてきました。
というわけで、
食パンは、5枚切り一択です!!
↑
世界一いらない情報。
それからトマトも買いましょう。
家族のうち、2人はトマトが食べられません。
あとの1人は、ミニトマトなら食べられるのですけれど、大きなトマトは苦手です。
私はトマトが好きです。
ですが、ずいぶん長い間、自分でトマトを買いませんでした。
買っても家族は食べられないからと、
食べるのは私だけだからと、
買ったとしても、いつもミニトマトだけでした。
さて。
5枚切りの食パンにケチャップを塗りましょう。
とろけるスライスチーズ2枚を敷きつめ、トースターで焼きましょう。
その間に、これでもかと大量にキャベツをせん切りにしてマヨネーズを合わせたら、トマトも薄く切りましょう。
フライパンに卵をひとつ割り、お醤油を少し垂らして、卵を軽くくずしながら両面を焼いていきましょう。
チーズがいい感じに焼けましたら、2つ折りにしたハムを数枚乗せて、大好きなトマトも遠慮なく並べたら、私の気がすむまでキャベツをもりもりと乗せていきます。
最後に焼いた卵を乗せて、ブラックペッパーを少々ふれば、
具だくさんオープンサンドの完成です!!

ひゃあ!
美味しそう〜!!
手に持ったときの重量感がすごい!!
さてさて。
食べる時に、1つ、とても大切なことがあります。
それはね。
豪快にお行儀悪く食べること!笑
大きく口を開けて、ガブッと噛みつき、
キャベツをボロボロと盛大にこぼしながら、
トマトがはみ出てくるのを、あたふたと手で押さえながら、
「具だくさーん!」の幸せをかみしめながら食べる。
いいのです、いいのです。
誰も見てなどいないのです。
少々お行儀が悪かろうと、
食べたいものを、
食べたい時に、
食べたいように食べる。
そうして、お腹だけではなく、
自分の気持ちを満足させてあげる。
そんな小さな幸せ。
だけど大切な幸せ。
私は、料理が嫌いではありません。
だけど特に好きでもありません。
どちらかと言えば、掃除や片付けの方が好きで、料理は家族が喜んでくれれば、それでいいと思っています。
食に対して特にこだわりもなく、強い興味があるわけでもありません。
だからなのか、私は自分が食べる物に手間暇をかけるようなことはいたしません。
私が作ったものは、何の変哲もないただのオープンサンドなのです。
だけど。
普段は買わないトマトを、自分のためだけに買ってあげる。
そして。
私が私のためだけに、
包丁を出して野菜を切り、
フライパンを出して卵を焼く。
めんどうで、洗い物が増えて、家事の手間が増える。
それでも私は、自分の心に浮かんだ小さな声に耳を傾け、手間を惜しまず、自分の心を満たしてあげた。
それは、とても小さなことで。
人によっては、そんなの当たり前だと思われるようなことで。
だけど、
食べるということに、あまり関心が持てなかった私にとって、
自分を大切にしてあげるとは、こういうことなのかもしれない。
そう思いました。
オープンサンドを食べながら、
あぁ春キャベツが食べたいなと思いました。
やわらかな春キャベツで、このオープンサンドをまた作って食べたい。
もちろん、キャベツマシマシの増しで。
大好きなトマトも大盛りで。
うん。
春キャベツを買いに行こう。
春キャベツたっぷりのオープンサンドを作ったら、久しぶりにロールキャベツを作ろう。
きっと子どもが喜んでくれる。
あぁ、とても楽しみになってきた。
そうやって、私の小さな喜びが、家族の小さな喜びへと広がっていく。
そんな、ささやかな幸せ。
だけど、とても大事な幸せ。
私が、大切にしたい幸せ。
今日は、そんな小さなお話。
