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財布の修理

御依頼内容

二つ折り財布の修理の御依頼を受けました。
以前、私自身が作成した財布ですが、ステッチの摩滅やパーツの変形が見られます。
御客様からは具体的な御指示は頂いておりませんが、大変良く馴染んでいるので使い勝手を損なわない範囲でメンテナンスと修理を施す事にしました。

修理内容

最初にサドルソープを使って入念にクリーニングを施しました。
洗っては乾かしという工程を三回繰り返してから作業に入ります。
画像はクリーニング後のものです。

先ずは全体を仔細に観察しますが、本体各部ステッチの補修の他、ベルトとループ、小銭入れのカブセを新たに作り直す事としました。
カードポケット等も新規で作成可能ではありますが、御客様が御財布自体の新規作成を望んでおられるのではなく、修理を選ばれた意味を考えなければなりません。
勿論、御予算的な都合も考えられるのですが、大事なのは「馴染み」であるという事です。
即ち一番クセのでやすいカードポケットはそのままでクリーニングだけ施してお渡しするのが正解であろうと判断した次第です。


新規に作成する各パーツは以前の型紙が残っているのでそれを元に当時と同じ革で作り直しました。
とはいえ、当時と比べるとパーツの寸法取りや内部の補強方法等の表に見えない部分の構築内容を変更しており、より進化したものと言えます。

パーツが完成したら既存の目打ち穴に合わせて戻していきます。
当たり前の作業ですが、収まるべき場所にキッチリ収まると気持ち良いものです。

内外装を元通りに組み上げたら作業終了です。
この後、保革オイルを塗布しておきました。

こちらは完成直後の画像です。5年ほど前のものです。

なんとも微妙な色合いのリネンも当時私が染めたもので今回も同じものを使いました。

この度は御依頼頂き有難う御座いました。
御財布は既に御客様の御手元に届いており、御感想を頂いたので御紹介させて頂きます。

「ずいぶん前から使ってるので手なじみも良く、新しく仕立て直すよりリペアをお願いして正解だったな!と思いました。
以前使ってたときの経年劣化や色など、”そうそうこれは私の財布”と思えました!
痛んでいるところは全てでなく適度にお直しくださり、またステッチも新しく綺麗に仕上がっており、続けて使うのが楽しみです!」

との事で大変喜んで頂けました。
他社様の御財布やバッグ等の修理も受け付けておりますので御気軽に御相談下さい。
御連絡はreileather@gmail.comまでお願い致します。

お知らせ

Creema及びBaseでは各種革製品を販売致しております。

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最後までご覧頂き有難う御座いました。
ReiLeather山田智之


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