「君は映画」を観た。
朝、散歩。
雨の中、西院から歩いて映画館へ。
8時25分の回を観た。
劇作家の女とバンドマンの男。
それぞれ行きつけの店主から映画をすすめられ
下北沢の映画館「トリウッド」へ向かう。
黄色の座席に座るとスクリーンにはそれぞれの
姿が映し出されていた。
ここから映画は始まる。
下北沢「トリウッド」を舞台に長回しやカメラワークが演劇の手触り感がありとても観やすかった。トリウッドの黄色い座席が演者の一員で不特定多数を表している。日々こういうことが起こっていることを思わせる。
昔、大学で弁護士正木ひろしさんが関わった「首なし事件」を描いた
映画「首」(森谷司郎監督)の上映会があり俳優小林桂樹さんが出席した。
このとき、人間は子どもになったり大人になったり、仕事でも色々の立場になったりする。だから、「みんな役者」ということをおっしゃっていたことを思い出した。これは演者視点。
「君は映画」は生きている時間を枠で囲うようなスクリーン視点。
演者視点は、当事者として行動し責任を伴う。
スクリーン視点は、受け手で観察する側で評価や解釈は自由。
この2つの視点が行き来する映画が「君は映画」で、
作家目線の映画だと思った。
職場やSNSなどで自分の内面に強く響きすぎて疲弊してしまう場面があるとしたら、この演者視点やスクリーン視点を持つのはどうだろう。
街を歩き、行き交う人それぞれ役を演じている。自分自身も何かを演じている。人生少し楽しくなるかな。自分は何でもなれる可能性を広げてくれるように思えてくる。
やりたいことリストに「トリウッドに行く」と書いておこう。
そしてあの黄色いイスに座りに行こう。
