【地獄に墜ちるわよ】細木数子を描いた作品で感じた「死人に口なし」/レビュー/感想/NETFLIX/ネタバレ/あらすじ
死人に口なしとはこのこと
女性記者の細木数子への取材を通じて、細木数子の半生を描いた作品
NETFLIX作品でようやく全部見終えました。

感想としては、死人に口なしを体現しているドラマだなと感じました。
細木数子さんが裏社会の人達と繋がっている黒い噂もしっかり描いています。
ご本人がご存命だったら絶対に許さないと思いますが、本人が他界した今
そこの部分をエンタメとして展開して、お金を稼ごうという制作者の悪い考えを個人的には感じました。
そんな、地獄に墜ちるわよの面白かったポイントは
細木数子さんを昔ながらの時代背景と女性蔑視の被害者として描いている点です。
細木数子が子供の頃は、日本が戦争に負けた後でした。
今日を生き延びる事に必死で、贅沢なんてとてもできない状況でした。

このような思いを二度としたくないという考えから
細木数子さんの世代は、お金・食料・生活・恋愛等の欲望が人一倍強く、細木数子さんはその最たる例として描かれていました。
また、女性への扱いも昔では
「男は外で稼いで、女は家庭を守る」
「女が仕事をするなんて」
「女は子供を産んで、育てていればいい」
といった現代ではアウトなものでした。
細木数子さんもそういう扱いを受けていました。
そういった事が
銀座のホスト事業を経営
裏社会の人達との繋がり
占い師としての活躍
億万長者になる
といった事に繋がっていきます。

このように
ただ細木数子の半生を描いているだけでなく、時代背景と女性への価値観とも絡めながら物語を展開していて若い人でも楽しめるような工夫がされていました。
そして、上記の面白いポイントを表現する為に
女性記者が細木数子を取材しているという設定が重要なのです。

物語でよくある「視聴者が感情移入できる登場人物を置いて、その人物を通じて物語を楽しめるようにする」という表現方法。
地獄に堕ちるわよでもこの手法が使われています。
さらに、女性記者はバツイチ子持ちのシングルマザーで、元夫からも仕事を辞めるように言われているという、女性としては苦しい状況にいる設定にしています。
これにより
女性記者のフィルターを通して、細木数子の人生を楽しめるようにしているだけでなく、女性蔑視は今も昔も変わらずにあるというメッセージ性も持たせています。

以上が、地獄に墜ちるわよの解剖結果です。
興味のある方ぜひNETFLIXでご覧になってください。
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