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新人の頃、書類仕事ができなかった私が学んだ最強スキル

任せられた仕事は一人でやるものだと思っていた。
むしろ「人に頼るのは甘え」だとすら思っていた。

でも、それは完全に逆だった。

仕事は、一人でやるほど遅くなる。
そして、しんどくなる。

新人の頃、書類作成ができなかった私がたどり着いたのは、
「巻き込み力」という、シンプルで強力なスキルだった。


「巻き込み力」は社会人に必須のスキルだ。

いきなり結論だが、これは断言できる。

ただ、昔の私は真逆のタイプだった。
人と話すのは苦じゃない。電話もいくらでもできる。
でも、書類作成だけはどうしてもダメだった。

パソコンの前に座ると手が止まる。
時間だけが過ぎていく。
締切が近づく。
焦る。
そして最後は、先輩に泣きつく。

もっと早くやっておけばよかった……。

この反省を、何度も繰り返した。

普通なら「ちゃんと一人でできるようになろう」と考える。
でも、ある時ふと思った。

「最初から頼ればよくないか?」

これが転機だった。

やり方はシンプルだ。

まず、指示を受けたらすぐに
ポイントだけを箇条書きにする。

完成させなくていい。
理解も完璧じゃなくていい。
とにかく「今の自分の理解」を形にする。

そして、その段階で先輩や上司に見せる。

「こういう認識で合ってますか?」

これだけだ。

するとどうなるか。

方向性のズレが、初期段階で修正される。
無駄な作業が一気に減る。

ここで初めて、たたき台をつくる。
完成度は30%でいい。

むしろ、30%で出す。

「まだ途中なんですが…」と言いながら出す。

すると先輩はどうするか。

めちゃくちゃ口を出してくる。

でも、それでいい。
いや、それがいい。

なぜなら――

口を出した人は、その仕事の「当事者」になるからだ。

先輩の意見を取り入れて、また確認する。
修正して、また見せる。

これを繰り返すだけで、
気づけば書類は完成している。

しかも、自分一人で作るより
圧倒的に質が高い。

さらに面白いことに、
意見を出している先輩は
完成したものに対して文句を言わない。

だって、自分の意見が入っているから。

結果として
自分のストレスは、限りなくゼロになる。

ここで一つ、価値観を壊しておきたい。

仕事は「一人でやり切る人」が優秀ではない。
仕事は「うまく巻き込める人」が優秀だ。

これは20代・30代のうちに
必ず理解しておいた方がいい。

抱え込む人は、
真面目で責任感が強い。

でも、その強さが
自分を苦しめることもある。

じゃあ、どうすればいいか。

小さな一歩でいい。

次に仕事を振られたら、
完成させる前に誰かに見せる。

30%でいい。
むしろ30%がいい。

「これで合ってますか?」と聞くだけでいい。

それだけで、
仕事のスピードも質も、
そして自分の心の余裕も変わる。


キライな仕事ほど、早く巻き込め。
苦手な仕事ほど、一人で抱えるな。

「巻き込み力」は、
自分をラクにしながら成果を出すためのスキルだ。

そしてそれは、
使うのが早い人ほど、得をする。

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