【中学受験】『切り替えが早い子』
一般的に『切り替えが早い』という言葉の意味は、『失敗したことを早々に受け入れて、良い方向に変えようと前向きに頑張り出す。』ことだと思います。こちらの意味の方は、何の問題もなく良いことだと思います。
一方、中学受験で問題になるのは、もう一つの意味の方です。よくあるパターンは、こんな感じです。
宿題や復習など自分がやらなければならないことをやらなかった時に、なぜやらなかったか?を私から問い詰められます。そういう時に、この子たちは完全に黙秘します。しゃべらないのではなく、しゃべれないという顔をします。反省するどころか、さらに辛そうで泣きそうな顔をしています。『被害者オーラ』を全開にして、逃げ切りを図ります。
その場から逃げるために演技をしているだけなので、解放されればすぐに元に戻ります。当然ですが、一晩寝たら全く覚えていませんから、あたかも切り替えたように見えます。
この子たちの姿を見て、
『うちの子はどんなに怒られても、次の日にはケロッとしているので、大丈夫だと思います。』と話されるお母さんがよくいます。その度に『切り替えが早いわけではなく、全く反省してないだけなのにな、、、』と思ってしまいます。
この子たちは、周りの人間を何とかコントロールして、自分の都合のいいように動かしたがります。このことを正直にお伝えすると、『まだ小学生なのに、そんなことしないですよ(笑)』と鼻で笑われたり、『うちの子がそんな酷いことするわけないじゃないですか!💢』と怒られてしまいます。子供だからこそしてしまうのだと思います。子供だからこそ本能のままやってしまうのだと思います。
子供を責めているわけではないんです。誰かが教えてあげないと、この子たちはずっとやり続けます。勉強は自分の頭で考えるものではなく、わかりやすく説明してもらうものだと勘違いしているため、塾の授業もわからないところは、何の躊躇いもなくスルーしてきます。わかるまで考えることはなく、教えられたことをただ丸暗記するだけなので、思考力がつくことはありません。この悪い流れを誰かが断ち切ってあげないと、本当に抜け出せなくなります。
こういう子たちのご家庭は、なぜか叱るのではなく、話し合いをすることが多いです。ただ、そもそも嘘をついて逃げ回っているだけの子なので、話し合いにはなりません。納得させるのではなく、正しい道を教えてあげるべきだと思います。それが子育てのような気がするのですが、私の考えはもう古いのかな、、、と自問自答する毎日です。子供の本当の姿を直視していただいて、これから成長していけるように、土台作りをしてあげて欲しいです!
