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手かざし療法って何なのさ

結婚して間もない頃の話です。

当時はまだ家を建てておらず、アパートで妻と、生まれたばかりの長女と暮らしていました。

私はまだ、雇われの店長をしていた頃だったと思います。

ある休みの日。

アパートに、若い清楚なお姉さんが2名やってきました。

そのうちの一人が、丁寧に話し始めました。

「私たちは○○○で修行をしている者です。手をかざすことで光を放射し、心身を浄化して、病気や心の悩みを解決させていただいています」

「??」

よく分からない。

「よろしければ、お付き合いいただけませんか?」

「え、手をかざされるだけなら、まぁ。でも、もうちょいしたら買い物に行くんで、あんまり時間ないですよ」

「大丈夫です。もし効果を実感いただけたら、今日でなくても構いませんので、ぜひ教会にもいらしてください」

「教会?」

うちは真言宗である。

寺には抵抗がないけれど、教会と言われると急に身構える。

「いや、寺ならまだしも、教会はちょっと……」

「教会では、私たちのような悩める者が――」

お姉さんの説明を聞きながら、私は考えた。

そして、ものすごく真っ当なことを言った。

「ごめんなさい。私、今幸せなんです」

お姉さんが黙った。

「若くて可愛い嫁がいて、つい先日、赤ちゃんも生まれました。健康にも問題ないし、仕事も順調です。

もちろん、あなた方が教会で修行することを否定したいわけではありません。

でも、何の悩みもない私が、今行くタイミングではないと思うんです。

もしこの先、人生で何かに悩むことがあれば、そのときは素直に話が入ってくるかもしれません。でも、今は大丈夫です」

我ながら完璧な回答をした。

相手の信仰を否定せず、自分の考えも伝え、なおかつ角も立てない。

お姉さんは、しばらく黙っていた。

そのときだった。

「いつまで手間取ってるんよ!」

リビングから嫁の怒声が響き渡る。

「さっさぁ追っ払いっちゃ! 邪魔なんじゃー!」

沈黙。

お姉さんは硬直していた。

「すみません。
というわけで、お引き取り願えますか」

お姉さん。

それでも、私は一応、幸せなんです。




・・・ということで。

親愛なる「転んでもただでは起きぬ工場長」さんから、突然エッセイしりとりなるものをぶん投げられました( ´Д`)y━・~~

ですので、エッセイを書いてみた次第です。

よく分からず慌てて調べてみると、前の人の記事タイトルの最後の一文字から始まるタイトルで、エッセイを書く企画らしいです。

↑詳細はマイキーさんの記事をご覧になってください。

↑工場長さんの記事タイトルは、

「とかいっちゃって」

つまり、私に回ってきたのは【て】。

というわけで、昔の記憶から「手かざし」を引っ張り出してきました。

そして私のタイトルは、

「手かざし療法って何さ」

なので、次は【さ】。

さて。

どなたに繋ぐか迷いますねー。

まずは、「まる」さん。

紹介記事は最近のお洒落で素敵なお話です。
日常の出来事から、ちいかわ、ちょっと不思議な話まで。
振り幅広めのエッセイを書かれている、まるさん。何を返してくれるのか楽しみなので、ぶん投げます👋勝手に親友だと思い込んでる方です🙌


お次はヨルベさん。

日々の出来事や自分の気持ちを、素直な言葉で丁寧に掬い上げるヨルベさん。
温かさとユーモアを自然体のまま書ける、あなたのファンであります🫡
バトン、置いていきます🙌


最後は、くるみさん。

接客やお店づくりについて、現場での経験をもとに発信されているくるみさん。
先日、電子書籍『店長1年目の教科書』も出版されました👏おめでとうございます🎉
出版祝いも兼ねて、今度はこちらをプレゼントさせていただきます😇
ファンとしてお仕事ネタ意外も読んでみたいですね😉

みなさんお忙しかったり、気乗りせんかったりしたら、遠慮なくスルーしてください🙌



#エッセイしりとり

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佐藤さん|コンビニオーナー 祖父母の記憶、コンビニの日常、家族のこと。 地方で踏ん張る45歳が、 日々の出来事を少しずつ書き残しています。 応援いただけると嬉しいです。