【こどもNISA①】24歳の娘はNISA、20歳の娘は興味ゼロ。そんなFPが、こどもNISAのこと全部書きます
はじめまして。ファイナンシャルプランナーの鈴木さや子です。
このアカウントは、大好きなワインバーの店主さんの記事を読むためだけに取ったもの。ですので、長年放置していたんですね。
ですが・・・あることがきっかけで、ふと「書こうかな」と思い立ち、プロフ写真やらカバー画像やら設定してみました。
ふと「書こう」と思ったきっかけは「こどもNISA」の創設。
タイトルにあるように、子どもが大きいわが家ではもう使えないんですけれど、これからはご相談のトピックスとして上位にきそうだなー、わが家だったらどう使うかなーって考えたんですよね。
そんな、いちFPとして、一人の母親として考える「こどもNISA」を、教育費・資産運用・金融教育など複数の視点で書こうと思っています。
まあ、しつこいですが、わが家は使えないんですけどね苦笑
こどもNISAって、ざっくり何?
ごくかんたんに言うと、0歳から17歳の子どもが使えるNISAです。
口座の名義は子どもの名前
年間60万円まで(月5万円)積立できる
投資できるのは合計600万円まで
運用で増えた分(分配金・売却益)に税金がかからない
引き出せるのは12歳(小6の1月1日)から。18歳になるまでは、使いみちは子どものためのお金に限られ、子ども本人の同意も必要
2027年1月スタート予定
正式名称(法律上の呼称)は「未成年者特定累積投資勘定」
今のNISAは18歳以上しか使えません。以前は「ジュニアNISA」という子ども向けの制度がありましたが、2023年末で終わっています※。そこにあらためて、子ども向けの枠ができる、ということですね。
※正確には、2023年末までに購入した商品は18歳になるまで非課税のまま運用を続けられます。
制度の中身は次回以降あらためて書くので、ここではこのくらいにしておきます。
うちの娘たちの話
私には娘が2人います。24歳と20歳です。
上の子はNISA(つみたて投資枠)を使って投資しています。高校生のとき「投資やってみたい」と相談してきたので、一緒に口座を開きました。
あ、当時は成年が20歳で、NISAも20歳からしかできなかったので、開いたのは特定口座です。
NISA口座を開いたのは大学2年のとき。当時のNISAは「その年の1月1日時点で20歳以上」という条件だったので、20歳の誕生日が来てもすぐには開けなかったんです。
そこからは自分で銘柄を選んで、コツコツ積み立てているようです。もはや、ほとんど私はタッチしていません。
下の子は、投資や貯金にまったく興味がありません。ゼロです。
同じ家で育って、FPで金融教育の専門家である同じ親(=私)から同じような話を聞かされてきたはずなんですが、こうなりました笑
FPの子どもだって、そういうもんです。
※注記
何が何でも、下の子に投資をしてほしいと思ってるわけじゃないですので誤解なくです。
社会保障・税金・家計管理・ライフプランなどを私なりに伝えてきたのですが、どちらかというとやりくりが苦手ぽいので、そっちが先ですね。
人が何かに興味を持つことや、大事だなって思うかどうかなんて、強制できないですよね。その時期が来ない限り、興味は持たないし、大事とは思わないです。
子どもも他人ですから、親は見守ることしかできません。
そういう意味で、こどもNISAは金融教育にうってつけ!とよく言われますが、すべての子が「投資に興味を持つ」とは到底思えず、親が用意できるのは、たぶん「きっかけになる可能性」と「選べる状態」までだと考えています。
FPとしてこのテーマで書くと、なんだか「この人は答えを出してくれる!!」と思われそうですが、すいません、正解はありません。だって、こどもNISAをした方がいいかなんて、人や状況によって異なるからです。
ですので、「正解」を知りたい人は、読んでも答えがないと思います。すいません…<(_ _)>
なぜ今、これを書くのか
私は教育費と金融教育に関する情報発信を、15年以上やってきました。
雑誌の連載、取材、講演、相談など、なんだかんだとずっと、「子どもとお金」について調べたり相談に乗ったりしています。
多くの方から、子どもにかかるお金のご相談を受けている中で感じるのは、みなさんの「子どもの夢は叶えてあげたい!」という思い。とはいえ、収入を増やすのは限界があるし、マイホームだって買いたいし…と悩まれているわけです。
これまで一般的に言われてきたことは、「教育費のような必ず使うお金は安全資産で貯めよう」でしたが、私は最初から一貫して「一部、投資資産を入れるのも、選択肢の一つですよー」と伝えてきました。その理由は、預貯金だけだと「子どもの夢を叶えてあげるだけのお金を作ること」が遠のくからです。
注)投資なら「作れる」わけではありません。その可能性が、預貯金だけよりは、高まるということです。
とはいえ、やっぱり「貯める」と「投資する」の間には、大きな壁があると感じている方が多いんですよね。ですから、これだけNISAが普及した今でも、多くのママパパは、教育費のために積立投資にチャレンジしていないように感じます。(やっている人は逆にとことんやっていることも知っています)
でも、さきほど「投資は選択肢の一つ」と書いたように、誰しもが投資をするべきとはちっとも思っていません。
こどもNISAという名前は、子どもを持つ方が「やらないといけない?」って思ってしまいそうだなあって思うんです。
お金が減ることに恐怖を感じるタイプの方が、そんな思いで「こどもNISA」を始めるなら、全力でSTOP!と声をかけるでしょう。
「貯める」リスクと「投資する」リスクは全然違うんです。でも、こどもNISAが始まるからといって、その壁をふわっと、ひょいと越えてしまう人が一斉に出てくるんじゃないかなーと心配しています。
非課税ですから、普通に投資するよりお得なのは本当です。でも「お得だから使う」で終わらせるのは、けっこう危ないと思っています。
この連載で書くこと、書かないこと
こんなことを書こうかなと考えています(変わる可能性も大ですw)。順番はまだ全然考えていません。
使っていい人、使わない方がいい家庭
どのくらい増えて、どのくらい減る可能性があるか
子どもの「お金と向き合う力」を育てるためにどう活用できる?
きょうだいで不公平にならないように、どうするか
値下がりしたとき、子どもにどう話すか
18歳になった子どもに、どう引き継ぐか
祖父母からの援助と、贈与税のこと
逆に、書かないと決めていることも2つあります。
特定の金融機関や投資信託をおすすめすること(事実ベースでファンド名などの例は出すと思いますが)
「早く始めないと損しますよ」という言い方
前者は、私のようなFPは、そもそも個別の商品をすすめることができないからです(金融商品の仲介や投資助言の登録をしていないので)。
そして後者は、単純にそう思っていないからです。
ちなみに、私のこの本は多くの方が★をたくさんつけてくださっているのですが(ありがとうございます!)、口コミに「読んでも、どの金融機関がいいか、どの投資信託を買えばいいかわからなかった」ってあって、(いや、無理なのよ・・・)と思いました。
次回書くことと更新ペース
次回は「こどもNISAとは? ジュニアNISAとの違い」について書く予定です。
書きたいことは山ほどあります。たぶん全部で50本は超えると思います。
8/17追記:1本あたり800文字くらいならそれくらいいくかなと思っていたんですが、5本書いた時点で、1本あたりが平均3000文字超…20本弱になりそうです💦
実は、この内容で一冊分の構成をつくっていた時期がありました。せっかくなので、その分をここで全部出そうかなと^^
週に2〜3本のペースで更新していく予定です。(もっと更新頻度はあがる可能性もあります。あくまで平均して週2~3本)
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※本記事は、所得税法等の一部を改正する法律(令和8年法律第12号。2026年3月31日公布)および関係する政令・省令に基づいています。(2026年8月時点)
鈴木さや子(ファイナンシャルプランナー)
教育費と金融教育に関する情報発信を、15年以上やっています。娘は24歳会社員と20歳大学生。
2027年1月に始まる「こどもNISA」について、制度の説明だけじゃなく
「で、わが家だったらどうする?」を書いていきます。
▶ このシリーズをまとめて読む → マガジン「こどもNISAを考える」
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