🥃 DAY35|ブナハーブン12年
人生の円熟期に深まる、静かなアイラ
静かなアイラ。
強さを、声高に語らない。
アイラ島のウイスキーと聞くと、
まず「煙」を思い浮かべる人が多いでしょう。
強烈なピート香。
潮の香り。
薬品を思わせる独特の風味。
けれど、アイラには、
それとは少し違うウイスキーがあります。
今日の一杯。
ブナハーブン12年。
スコットランド・アイラ島の北東部にある、
ブナハーブン蒸留所でつくられるシングルモルトです。
「ブナハーブン」という名前には、
ゲール語で「河口」という意味があります。
蒸留所のそばには海があり、
その景色は、どこか静かです。
そして、このウイスキーもまた静かです。
アイラモルトでありながら、
煙は控えめ。
その代わりに感じるのは、
ローストしたナッツのような香ばしさ。
ドライフルーツや、
ダークチョコレートを思わせる、
深く落ち着いた甘み。
そこに、ほのかな潮気と、
やわらかな麦の風味が重なります。
口に含むと、
派手に押してくるタイプではありません。
ゆっくりと味が広がり、
飲み終えたあとに、
静かな余韻が残ります。
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強い人ほど、静かである。
人間も、少し似ています。
自分の強さを、
大きな声で証明しようとする人がいます。
自分はこれだけできる。
自分はこんな経験をしてきた。
自分は誰よりも優れている。
そんなことを、
一生懸命に語る。
けれど、本当の強さは、
必ずしも言葉の大きさではありません。
何も語らなくても、
そこにいるだけで伝わるものがあります。
ブナハーブン12年には、
そんな静かな強さを感じます。
アイラモルトなのに、
「私はアイラです」と声を張り上げない。
それでも、一口飲めば、
ちゃんと個性がある。
それでいいのです。
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60代からの一杯。
60代になると、
人生について語りすぎる必要もなくなります。
これまで歩いてきた道。
失敗したこと。
うれしかったこと。
誰かに感謝したこと。
誰にも言わずに抱えてきたこと。
そうしたものが、
その人の表情や言葉の端に、
自然と滲み出てきます。
人生もウイスキーも、
長く時間を重ねるほど、
余計なものが少なくなっていく。
そして最後に残るのは、
その人だけが持つ味なのだと思います。
今夜は、
ブナハーブン12年をゆっくりと。
強さを競うのではなく、
静かに自分の時間を楽しむ。
そんな一杯があってもいいでしょう。
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今日の一杯は、
静かだからこそ、記憶に残る。
🥃 ブナハーブン12年
煙の向こう側にある、
もうひとつのアイラ。
静かな夜に、
静かなアイラを。
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PHILOSOPHY OF SILENCE
静けさは、運の入口。
急がなくていい。
競わなくていい。
自分のペースで、
自分だけの味わいを見つければいい。
今日も、一杯。
人生に、静かな余白を。
ねこの哲舎 / Sei Silent
Founder of PHILOSOPHY OF SILENCE
Philosopher of Quiet Luck & Whisky
#今日のウイスキー100 #PHILOSOPHYOFSILENCE #WhiskyAndSilence
#60代からの豊かな暮らし
