夜の端 《詩》

「夜の端」
其処にある月が全てを
綺麗に照らしていた
満月に近い巨大な月が
夜空に浮かび
僕は夜の音に耳を澄ませた
全てが暗示的で曖昧な
輪郭をした影を引きずっていた
其処に大切な象徴を
見つけようと目を凝らす
ただひとつ失いたく無いものを
心に描いた
動も静もなく
文字に切り取られた
時間だけが其処に横たわっている
書き上げたプロットが
散文的に夜空に流れ
星座に変わる
無数の仮説 夜の端で見る夢
僕が君を 君が僕を
途切れない様に確かめ合う
伝えたい言葉があるんだ
愛の詩はきっと誰かに宛てた
ラブレター

Photo : seiji arita
