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刺繍 アルファベットを刺したくて

過去作品+2026年5月制作。


パソコンがやっと使えるようになった。直観で選んだ新しいマシンは特別ハイスペックではなくても必要な機能がひととおり揃っていて十分快適。

パソコンが使えない間、暇だった。
スマホ使用は必要最低限と決めていた。スマホはなんでもできすぎてキリがないから。
結果、デジタルデトックスがはかどった。

部屋をかたづけ、趣味の道具をより使いやすく収納しなおした。積んでいたキットや放置していた未完成作品も整理した。合間に本を読んだ。


刺繍の道具のなかから、作りかけのアルファベット作品がふたつ出てきた。そういえば、一時期アルファベットの刺繍に憧れていたのだった。


ひとつは、ゴールドワークの「T」。黒のスエードに銀の糸で刺した。メタル糸を扱う練習として作った覚えがある。図案は『優美な英国伝統の世界 金の刺しゅう銀の刺しゅう』(高橋書店)より。
たしかAとSも作った。が、うまくいかなくてほどいてしまった。Tだけちょっとマシにできたので残していた。

刺繍は刺し終わっていて、裏面が未処理の状態だった。裏にフェイクレザーを貼ってチャームに仕立てた。
本には全文字の図案が載っている。そのなかでTは簡単なほう。そのうちほかの文字もやりたいな…。




もうひとつは、アルファベット半分だけ。サテンステッチが苦手で、練習したかった。abcあたりは頑張って刺した形跡がある。バックステッチは悪くない。が、gあたりから飽きてきたらしい。
図案の載った本はすでに手放してしまったようで、家の本棚にはなかった。o以降の図案も載っていたはず。だけどサテンステッチはこれ以上うまくできる気がしない。


刺繍といえば思い浮かべるもののひとつが、ハンカチのカドに刺すイニシャルの飾り文字。アルファベットを刺せるようになりたかったのに。

未練がましく(?)刺繍の本を開いていたら、クロスステッチの図案が目に留まった。この本は刺繍の基本をまとめた本で、クロスステッチも少し扱っている。
アルファベット、これならできるのでは??

クロスステッチはやったことがない。が、針は持っている(レース編みの閉じ針として一時期使っていた)。専用の布は…100均で買えた。



図案を描く必要がなく、すぐに刺し始められる。刺繍枠も使わなくてよさそう。図案の中心から、ということでNからいく。



たのしすぎてあっと言う間に終わってしまった。図案は『いつも手元に 刺しゅうハンドブック』(日本ヴォーグ社)より。OとQの区別が分かりにくいけど一応図案通り。右下のマーク?の途中で糸が足りなくなったので一旦終了した。
とりあえずアルファベットは全部書けた。満足。
クロスステッチ、鳥の足みたいでかわいいな。



糸の色を変えて、左右の空いたスペースに連続模様を2種刺してみた。図案は同じ本から。
クロスステッチは、刺す順番に決まりがないらしい。一筆書きになるようにルートを考えながら刺し進めていくのがパズルゲームのようで面白い。
連続模様はひとパターン刺してしまえばあとは図案を見なくても刺せる。

目数を数えながら手を動かして無心になれる、という意味では、ほかの刺繍よりも編み物をする感覚に近いかもしれない。
クロスステッチ、はまりそうな予感……。


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