【生家編】叔母がいなくなって、みんなで食卓を囲む日
叔母が亡くなって、数か月が経った頃。
いとこのIちゃんから連絡が来ました。
「父がお礼に伺いたいって言っているんだけど、どうかな?」
Iちゃんは私と同じ県に住んでいて、結婚を控えていました。
両家の顔合わせのためにこちらへ来る予定があり、その日程を少し延ばして、会いに来たいとのことでした。
Iちゃんの兄であるDくんも、関東から一緒に来るということで、
「みんなで食事をしよう」
という話になりました。
飲むことが大好きな叔父さん。
少しでも楽しい時間を過ごしてほしくて、
「だったら、うちでご飯を作るよ。一緒に飲もう!」
と提案しました。
同居する母や、近くに住む妹にも伝えました。
母は一言。
「私は何もできないから、じゃあ任せたね」
妹は、
「わかったよ。手伝うことがあったら言って」
と。
少し離れた場所に住む姉夫婦にも連絡すると、
抗がん剤治療で体力は落ちているけれど、
「叔母さんが亡くなった時に行けなかったから、顔だけでも出すよ」
と言ってくれました。
どれも想定内の反応でした。
だから、気にしないようにして、
私は当日のメニューを考え始めました。
叔父とは、叔母が亡くなった日にLINEを交換していました。
叔母が亡くなってすぐの頃は、二日に一回。
その後は、週末に一回。
「ちゃんと食べてる?」
「眠れてる?」
そんな連絡を続けていました。
叔父に、
「何が食べたい?」
と聞くと、
返ってきたのは、
「ご当地料理と、softlyの得意料理」
という答えでした。
当日は、総勢12人。
作った料理は、デザートを含めて10品。
叔父の好きな芋焼酎も用意して、
前日から仕込みを始め、
一人でバタバタと準備をしていました。
その日は、Iちゃんの婚約者も来ることになっていました。
そしてDくんとは、
Dくんが4歳の頃に会ったのが最後。
気付けば、それから30年近い月日が流れていました。
ほとんど初対面です。
少し緊張しながら、
みんなが来る時間を待っていました。
叔母のお話はこちら
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