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ライター歴10年、私のライティングの原点。美しすぎて悲しい歌詞:#9

こんにちは、さよです。
ライティングで副収入を得るお手伝いをしています。

今日は私のライティングの原点の一つである
Plastic Treeの『蒼い鳥』という曲についてお話しします。

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▼音声動画の内容

今日は、私が大好きな曲……というより、もう忘れられない曲について紹介したいと思います。

Plastic Treeというバンドの『蒼い鳥』という曲です。

特に忘れられないのが、この曲の歌詞です。

初めて聴いたときは、本当に衝撃的でした。

なんて美しい歌詞なんだろう。

そして、なんて切ないんだろう。

基本的には、とても綺麗な言葉で風景を描写しているんです。

それなのに、なぜこんなにも悲しくて、切ないんだろう。

そのことが、衝撃で仕方ありませんでした。

どうすれば、こんな言葉をつなげられるようになるんだろう。

不思議で仕方がなくて、ただただ感動したことを覚えています。

私は今まで生きてきて、文章や作品に対して、

「なんでこんなに素晴らしい言葉を作れるんだ」

「どうすれば、こんな作品を書けるんだ」

と思ったことが何度かあります。

その一つが、Plastic Treeの『蒼い鳥』でした。

こうした体験が、今の私のライティングの原点になっています。

『蒼い鳥』の歌詞も、間違いなく私のライティングの原点の一つです。


Plastic Treeは今も現役で、何十年と活動を続けています。

最近、たまたまYouTubeが更新されているのを見て、久しぶりに『蒼い鳥』を聴き返しました。

そして、やっぱりすごいなと思ったんです。


綺麗なのに、悲しい

何がそんなにすごいのか。

できれば一度、実際に曲を聴いていただきたいと思っています。


Plastic Treeはいわゆるビジュアル系バンドなので、少し好みは分かれるかもしれません。

ただ、『蒼い鳥』はその中でも比較的スタンダードで、聴きやすい?部類の曲だと思います。

この曲は、強い言葉を使ってインパクトを与えるわけではありません。

綺麗な風景を、綺麗な言葉で描いている。

それなのに、ものすごく強い印象を残します。

すごく綺麗だけれど、すごく悲しい曲なんですよね。

何が悲しいのかは、当時、中学生か高校生だった私にはよく分かりませんでした。

それでも、とにかく綺麗で、悲しい。

その矛盾に、強く惹かれました。

そして、現在までに十年以上が立つわけですが、ライティングに真剣に向き合ってきたからこそ、すごさを分析できるようになりました。

なぜ綺麗な風景から、これほど悲しい感情が生まれるのか。

見えてきたものがあるからこそ、改めて凄まじい歌詞だなって思います。


「空はパズルみたい」

初めて聴いた瞬間から、忘れられなくなった歌詞の中の言葉があります。

木の枝越しに空を見上げると、枝によって空がバラバラに分かれ、パズルのピースのように見える。

それを「空はパズルみたい」と表現しているんですよね。

この言葉を聴いた瞬間、「うわぁ…」って唸りましたよね。

空がパズルのようにバラバラに見えるという表現は、絶対に自分では思いつかない。

ものすごく綺麗な表現です。

そして、悲しいんですよね。

この曲のベースのイメージは冒頭の歌詞からくる、蒼い鳥が飛んでいるかのような、綺麗な青空です。

その空に木の枝がかかり、一つのはずの空が、パズルのピースのようにバラバラに見えている。


本当は一つであるはずのキレイな空が、バラバラ…


その景色を見ている人の心まで、想像させられます。

悲しい気持ちや、ただならぬ心の動きが、風景から伝わってくるんです。


『蒼い鳥』の歌詞には、こうした要素が至るところに散りばめられています。

改めて見ると、すべてにギャップがあります。

綺麗だけれど、残酷。

明るいけれど、悲しい。

青い空や青い鳥は、本来なら明るく、幸せを感じさせるものです。

でも、その風景の中にいるのは、幸せを見つけられない自分です。

綺麗な言葉で作られた、綺麗な曲なのに、聴いていると心がざわざわする。

さまざまな感情が湧き起こってきます。

これだけシンプルな言葉で、いくつもの感情を想起させる。

本当に天才だと思います。

どうすれば、こんな表現を思いつくんだろうと心から不思議です。


目に見えない心情を、風景として描く

『蒼い鳥』では、目に見えない心情が、風景として描かれています。

悲しい。

悔しい。

惨めだ。

こうした心の動きは、実際に目で見ることはできません。

その目に見えない、あやふやな心模様を、具体的な風景として見せてくれるんです。

ただ「悲しい」「悔しい」「惨めだ」と書くよりも、ずっと強く心に迫ってきます。

私は、このライティングの手法が本当に素晴らしいと思っています。

そして今、私が企業のブランドコピーやキャッチコピーを作るときにも、この考え方を使っています。

企業として、自分たちは何を誇りに思っているのか。

これから何を頑張っていきたいのか。

どんな未来を作っていきたいのか。

こうしたものも、目には見えない心持ちです。

その心持ちを、具体的な風景やものに置き換えて表現していく。

私はその方法を、『蒼い鳥』の歌詞から学ばせてもらったのだと思います。


影響を受けた言葉は、自分の中に残っている

『蒼い鳥』の影響を、最初から明確に意識していたわけではありません。

半分は意識的で、半分は無意識だったと思います。

ただ、自分の中に蓄積された素晴らしい言葉や、強く印象に残った言葉、影響を受けた言葉は、何かしら自分の表現にも現れてくるものなんだなと思います。

普段使っている言葉にも、仕事で使う言葉にも、文章の書き方にも、いつの間にか現れてきている。

以前から、私はこの歌詞に影響を受けている感覚が、無意識ながらなんとなくありました。

でも今回、ちょっとしたきっかけから改めて聴きなおし、歌詞を見返してみたことで、その影響をより明確に意識できました。

私がキャッチコピーを作るときの考え方と、この歌詞の作り方には、通じるものが間違いなくある。

そう感じた時、何とも言えない嬉しい気持ちになりました。

私には到底書けないような素晴らしい文章を見た時、私なんてという気持ちがどうしても先行する。

でも、私のライティングのなかに、ちょびっとであったとしても、いつの間にかその素晴らしい要素は溶け込んでいくものである。

大好きなあの歌詞も、あの本も、あの言葉も…

いつの間にか私のライティングを形成する一部になっている。

もしかしたら私たちは、とんでもなく素晴らしい作品に出会うたびに、とんでもなく恵まれた経験値を渡されている幸せ者なのかもしれないです。


今日も、最後まで読んでいただきありがとうございました。



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