【小説】Lv35 復活!伝説のモンスター|先生、冒険の続きを。~31年目のサンスーファンタジー~|第4章 正義と別れ 編
Lv35 復活!伝説のモンスター

ヒョウとドバッチーの
『正義』に立ち会ったのも束の間。
ゴゴゴゴゴ………
空を飛ぶ鳥が列を乱し、
広大な大地が隆起し、
海や川の水がうねり、
木々が涙を流した。
(この揺れはまさか…)

世界を再び、
あの不気味な大地震が襲った。
地底深くから響く地鳴りは、
これまでとは
比べものにならないほど
不吉で、重い。
とうとう、この時が来てしまったんだ。
魔王サンスーンの元にペンダントが渡り、
地底深くに眠っていた
最強のモンスター『サンスラー』
が、ついに完全復活を果たしてしまった。
その頃、
敵の本拠地
シネン城の玉座の間ーーーーー
加速する衰えに抗うことができず、
日ごとに力が弱まっていた
魔王サンスーンは、
復活したサンスラーの
圧倒的な闇のパワーを
目の当たりにして、
邪悪な笑みを浮かべていた。

サンスラーと合体し、
「かつて世界を恐怖のどん底に落とし入れた
最強の力を手に入れようと試みたんだ。
サンスラーの巨体が、
禍々しいオーラを放ちながら
サンスーンにゆっくりと近づいていく。

サンスーンが合体を試み、
サンスラーと手を重ねようとした
その瞬間だった。

シネン城を揺るがす強烈な『メンセキ波』が、
サンスーンの体を容赦なく弾き飛ばした。
ハッとして、
サンスーンは度肝を抜かれた。
サンスラーは、
サンスーンを『弱者』と見なし、
サンスー族の王を一蹴したんだ。

そこへ、空間を揺るがして
サンスーンの部下である
『カゲ』が飛び込んできた。

その報告を聞いた瞬間、
サンスラーの無数の細胞が怪しく脈打った。

サンスラーはサンスーンを置き去りにし、
圧倒的な質量を誇る地鳴りを響かせながら、
自らよしきちの元へと進路を向けた。
その頃ーーーーー
僕たちはシネン城を目指し、
荒野を全速力で駆け抜けていた。
かつてない、異世界の危機に
恐怖がないと言えば嘘になる。
だけど、今の僕の胸には、
ヒョウやドバッチーから受け取った
『正義』のバトンが、
そして、四天王である
ケイサーンとズケインを
倒して手に入れた『確かな自信』が、
熱く脈打っていた。
僕は、
いつもの内股で、
キツネ目をニカッと細めて笑い、
最強の敵が待つ決戦の地へ向かって、
よしきちと共に力強く大地を蹴った。
ユーチよ、
よしきちの最強の戦士になれ!
Lv35:復活!伝説のモンスター 完/Lv36へ続く
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〜31年目のサンスーファンタジー〜』
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