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ルビーの響き

テレビから、
ふと聞き覚えのある歌が流れてきました。


その歌を聴いた瞬間、
私は子どもの頃のことを思い出しました。 


昔、父のボーナス日になると、
家族四人で焼き肉を食べに行くのが楽しみでした。

お腹いっぱいに食べたあとは、
みんなでカラオケボックスへ。

今思えば、そんな時間が私にとって、
とても大切な家族の思い出だったのだと思います。


そして、カラオケに行くと、父はマイクを持ち、
いつも母の好きな「ルビーの指環」を歌っていました。

母は、この曲が大好きでした。


家でも、レコードから流れてくる歌を、
よく聴いていたのを覚えています。


そんな母が、以前こんなことを話してくれたことがあります。


「お父さんの声が好きだったのよ😊」


母は父の声の良さに惹かれて、結婚を決めたのだそうです。


子どもの頃の私は、その話を聞いて

「声が好きで結婚するって、なんだか素敵だなぁ😊」

と思っていました。


今、思い返してみると、父と母の間には、
目には見えないけれど「声」という温かなものが流れていたのかもしれません。

父が歌う声。

母がその歌を嬉しそうに聴く時間。

その二人の間に流れる、穏やかな空気。


子どもだった私は、それを言葉にすることは
できなかったけれど

「なんだかあったかいな😊」

と感じていたのだと思います。


そして、今。


「ルビーの指環」を耳にして、
私はもう一度、その頃の父の歌声に出会いました。
 

「#エッセイしりとり」の「る」の言葉を探していたはずなのに、見つかったのは、
ずっと私の中に残っていた父の歌声でした。


歌そのものだけではなく、


焼き肉を食べた夜。

家族四人で笑った時間。

カラオケボックスの小さな部屋。

母の好きな歌を歌う父。

そして、その歌を嬉しそうに聴いていた母。

いろんな記憶が、ひとつずつつながっていきました。

子どもの頃には気づかなかったことも、
歳月を重ねた今だからこそ、少しわかることがあります。

あの頃、
父と母の間に流れていた「声」は、
きっと二人だけのものだったのでしょう。

けれど、その声を聴いて育った私の胸にも、
今、あたたかな響きとして残っています。

「ルビーの指環」が流れてきた今日。

私は懐かしい歌と一緒に、
大切な家族の時間まで思い出しました。

そして、ふと思いました。

言葉にならない想いも、
声になれば、誰かの心に残っていくのかもしれない。

今夜もどこかで、
あの歌が流れているのでしょうか。

その歌声の向こう側で、
父と母のあの時間が、静かに響いているような
気がします🤗🎤🍀



今回は、マイキー様の「#エッセイしりとり」という素敵な企画に参加させていただきました😊
マイキー様、本当にありがとうございます🙇🍀✨


そして、バトンを回してくださった
くまのひとみ様。
「る」を探しているうちに、思いがけず父の歌声と、家族の思い出がよみがえりました。
大切なきっかけをいただけたことに、
心から嬉しく感謝いたします🙇🍀✨


次は「き」から始まるバトンになります。

ここからは、
いつも温かな気づきと、心に優しく残るお言葉を届けてくださる、もち様へバトンをお渡しします😊


もち様、こちらの企画、締め切りまで1週間ほどですので、もしご無理がなければよろしくお願いいたします🙇🍀

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