その疲れ、本当に「体力不足」?
「最近、体力がなくなって……」
そんな言葉を聞くことがよくあります。
疲れやすい。階段がしんどい。
仕事から帰ると、もう何もしたくない。
休日は寝て終わる。
だから、「体力をつけなきゃ」と思う。
ウォーキングを始める。
筋トレをする。
ランニングをする。
でも、いろんな人の身体の悩みを見ていて、
私は少し引っかかりました。
本当に、・・・それだけ?
「体力がない」と言っている人が、
必ずしも運動不足ではない。
毎朝走る、歩く。
毎日部活をする。
筋トレを続ける。
それでも
「誰よりも早くバテる」
「どれだけ走っても体力がつかない」
と言っている人がいる。
一方で、70代・80代でも
毎日よく歩いて元気な人もいる。
年齢=体力でも、運動量=体力でもない。
そんなことが見えてきた。
特に気になったのが、ここ。
「体力をつけたい」と言っている人の中に、
もう十分すぎるほど身体を使っている人がいる。
それでも、「もっとやらなきゃ」と思っている。
身体が疲れている
↓
体力がないと思う
↓
もっと運動しよう
↓
さらに疲れる
↓
やっぱり体力がない
↓
もっと頑張らなきゃ
そんなループになってませんか?

もちろん、運動で
元気になる人もたくさんいます。
ウォーキングで身体が軽くなった。
ヨガで肩こりが楽になった。
運動は身体にとって大切なものです。
ただ、
「疲れているから、もっと運動すればいい」
といつも足し算で考えていいのかな?
そこには疑問が残ります。
「足す」だけじゃなく、
「引く」という選択肢がある。
何を減らすか。
どこまでならできるか。
どんな動きをすると疲れるのか。
何をすると身体が楽になるのか。
そちらを見る必要もある。
「体力がない」のではなく、
身体が今の生活に
適応している途中なのかもしれない。
忙しさに。
同じ姿勢に。
浅い呼吸に。
休めない生活に。
身体は毎日、いろんなものを学習している。
だから、
「なんで私はこんなに疲れるんだろう」
と責める前に、
「この身体は、今まで何を覚えてきたんだろう」
と見てみる。
「もっと頑張らなきゃ」以外の選択肢が、
そこから見えてくるかもしれません。
