白饅頭日誌:8月4日「大人の男は、どこに消えたのか?」
さて本日のお題はこちら。

めちゃくちゃ怒られて炎上していたものの、個人的にはわりと見どころがあるというか、ある意味いまの世の中のひとつの側面を端的に(揶揄的に)言い当てている示唆に富んだポストだと思いました。
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ご指摘のとおり、実際いま「お子ちゃま男性」が増えていると思います。なぜ増えてしまったかというと、その答えはシンプルです。すなわち、
これまでの日本において、ある男性が「(一人前の)大人」と見なされるために達成しておくべきとされる要件には、あきらかに性差別というか不公正というか、「男性だからという理由で課せられる理不尽な負担や犠牲を我慢(甘受)すること」が暗黙裡に含まれていて、しかし男女平等な権利意識を所与とする現代の若い男性はそのような要件を呑まないからです。
結果として、年齢の数字ではしっかり大人だけど、我々の社会が暗黙裡に「大人」と認めるに足る心的姿勢は満たしていない、そういう人が増えたわけです。
身も蓋もない言い方をすると、日本社会は「男なら死ねい」「幸せになるのは女子供だけでいい」という矜持・信義を持つことを、「大人の男」として認めるための要件にしていたわけですが、しかし彼らはそのような理不尽で不公正な要件を受け入れることはないため、上の世代が期待したような「大人の男」としてふるまう人がなかなか出てこなくなっているわけです。
「大人の男」としての要件を達成しようとせず、他方で年齢だけはしっかり成人している男性がいま増えていることに対して、冒頭の人のように「男のくせにいつまでも女子供みたいに権利主張をしてやがって」と違和感を募らせている人が増えています。
しかしこれは、私に言わせていただくなら「いいとこ取り」に見えます。
いや、だってそうじゃないですか? 男性と女性は平等だよ性差別はいけないよ、みたいなことを教え込んできたのは大人の側ですよね。子どもたちはそれを誠実に内面化して成長した結果こうなっただけです。望むどおりの結果が現れただけなのに「男なのに女子供と同じような扱いを求めるなんて情けないと思わんのか!」と叱るのは、それはちょっと、さすがに虫が良すぎるんじゃないでしょうか。
だったら最初から「大人の男とはなァ、負担や犠牲やコストやリスクが男性に偏る社会に直面しても、それに『女の腐った奴』みたいにゴチャゴチャ文句を言わない、強くて男らしい人間であることだ!」とでも教えてやればよかったじゃないですか。
でもそれはそれで「時代錯誤だ」と外野から非難されるのは嫌だったわけでしょう。だからゴニョゴニョと本心をぼやかしつつ、「まあいまの時代は男女平等だから……」と言葉を濁したわけじゃないですか。
だったらもう仕方ないですよ。これからの時代の男性のスタンダードは「お子ちゃま(のように皆さんの目線では見える)男性」なのですから、彼らとどう付き合うかを考えたほうがよいでしょう。ましてや馬鹿にするなんておかしいですよね。
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