神守りの巫女⑦
ある夏の日
いつもは静かな神社だが
毎年のように困った輩が迷い込む
肝試しと称して
若い子がやってくる
毎年
神守りの巫女を見かけた人から
白装束の女の幽霊が出る
と、町中の七不思議のひとつとして
語られているからだ
失礼な話だ
幽霊じゃなく実体が有るのに
いやいや、そんなことではなく
いつも以上に注意力がいる
見つからない様に
できるだけ素早く行動する
いつもはいない世話役さんたちも
若い子を蹴散らしてくれてはいるが
たまにみつかることがある
キャー出た
白い着物
あっ見つかった
顔は見られないように
慌てて社にはいり、
すぐさま神域に乗っ逃げ込む
間一髪
神域に入った一呼吸あとに
社の扉が開けられた
誰もいないぞ
ほんとに誰か入ったのか?
見間違いだろ
見たんだよ
ほんとにはいっていったんだよ
でも、いないやんけ
マジ幽霊?
こら!お前ら何をしてる
神聖な社をあけるとは!
どこのガキだ?!
親呼び出しだ
世話役に連れて行かれ
社務所に親が呼び出され
連れて帰られた
良かったです。
無事に帰ってもらえましたね
そうだなぁ
我は社を開けられたから
少しの災は渡してやりたいがなぁ
おやめくださいませ
貴方様を悪鬼な神様にしたくは
ございませんので
わかっておる
そなたがそういうから災は渡さん
まぁ、あれだけ怒られたら
もうこないだろうしね
しかしながら
そなたが見られたり
なにかされていたら話は別だがね
はい、それはこの地をお守りくださると
降り立たられた時からの
町となお約束ですので
それに関しては
私もなにも申しません
神様は冷たく微笑み
この話はおしまい
さぁ、いつものように過ごすかなぁ
神様とのお約束
神守りは秘密厳守
知り得るは
世話役
家族の家長、またはそれに従ずるもの
また、
場合により巫女守りが必要な時は
其の者とその家長のみ
守れぬ時は
町に災いが
禁を犯した者の死あるのみとされている
イタズラや好奇心の肝試しが
ホントに命取りになることもある
皆様ご用心あれ!
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ありがとうございます(^o^)