過激な子育てー子供の身体を、もう少し信じてみる
子育てをしていると、
「これをしたほうがいい」
「これはやっておいたほうがいい」
「熱が出たらこうする」
「肌が荒れたら、これを塗る」
そんな情報やアドバイスが、たくさん入ってきます。
私も以前は、子どものためにと思って、いろいろなことをしていました。
肌が乾燥したら、保湿剤をもらいに行く。
熱が出たら、解熱剤を使う。
菌がつかないように、消毒する。
もちろん、必要なこともあります。
けれど、あるときふと思ったんです。
「あれ? 施せば施すほど、施すことが必要になっていない?」
そんなふうに感じることがありました。
そして私は、自分の中にある前提に気づきました。
「子どもは弱いもの」
「子どもの身体は、大人が助けてあげないといけないもの」
そんなふうに、いつの間にか思っていたのかもしれません。
でも、本当にそうなのかな。
子どもの身体って、もっと自分でいろんなことをしているんじゃないだろうか。
そう思ってから、私は少しずつ、
「この子の身体は、今、何をしているんだろう?」
と考えるようになりました。
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うちの5歳の息子は、これまで小児科に行ったのは、ほとんど健康診断のスタンプをもらうときくらい。
もちろん、突発性発疹になったことも、水疱瘡になったこともあります。
そのときは、子どもの様子を見ながら、必要なことをしながら、身体が自然に回復していく過程を一緒に過ごしました。
現在の子供3人はたまに石鹸で洗うくらいで、その他はほとんどお湯で流すのみですが、お肌も髪の毛も艶があります。
一方で、1歳の娘が生後6か月くらいの頃。
いつもと明らかに違う、原因のわからない泣き方をしたことがありました。
私は「大丈夫だろう」と決めつけず、小児科へ。
そこで鼠径ヘルニアの可能性を指摘され、念のため大きな病院への紹介用のカードも作ってもらいました。
その後、症状は出ていません。
ですが、何かあった時に相談できる人と道は作ってあります。
こうして並べてみると、私の子育ては、
「病院に行かない」
というものではありません。
むしろ、
「この子を見て、必要なら行く」
というだけなんです。
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一本の木を見てみると、
同じ木に、同じ葉っぱは一枚もありません。
大きさも違う。
形も違う。
色も違う。
子どもだって、きっと同じです。
身体が丈夫な子もいれば、敏感な子もいる。
回復が早い子もいれば、ゆっくりな子もいる。
同じ兄弟でも、全然違います。
だから、
「子どもにはこれが正解」
というものを、一つに決めることなんてできないんじゃないかなと思うのです。
病院に行くこともある。
行かないこともある。
薬を使うこともある。
少し様子を見ることもある。
大切なのは、
「自然な子育てとは、病院に行かないこと」ではない。
ということ。
自然というのは、
その子をちゃんと見て、
そのときのその子に合わせて、
「今はどうするのがいいかな?」
と選んでいくことなんじゃないかな。
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そして、これは子どもの身体だけの話ではないのかもしれません。
私たち親も、
「ちゃんとしなきゃ」
「間違えちゃいけない」
「この方法が正しいはず」
と、一生懸命になりすぎることがあります。
でも、子どもを育てていると、
昨日うまくいったことが、今日は全然うまくいかなかったりする。
上の子に通用したことが、下の子には通用しなかったりする。
昨日まで嫌がっていたことを、今日は突然やり始めたりする。
……なんだか、面白いですよね。笑
だから私は最近、
「正しい子育てをしよう」
というより、
「この子はいま、何をしているんだろう?」
と眺めてみることにしています。
すると、子どもが少し面白く見えてくる。
「おや? そんなこと考えてたの?」
「へえ、自分でそうするんだ。」
「なるほど、そういう方法を選んだのね。」
そんな発見が増えていきます。
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子どもの身体を信じることは、
医療を否定することではありません。
必要なときには、専門家の力を借りればいい。
心配なら、病院に行けばいい。
わからなければ、聞けばいい。
そのうえで、
それでも最後まで、子どもの身体を「弱いもの」として扱わない。
私は、そんなふうに子どもを見ていたいと思っています。
「守ってあげなくちゃ」と思うだけではなく、
「この子には、どんな力があるんだろう?」
と見てみる。
すると、子育ては少し変わります。
親が全部やってあげるものではなく、
子どもと一緒に、
「この子はどう育っていくんだろう?」
と観察していくものになる。
もちろん、毎日そんな余裕があるわけじゃありません。
心配になる日もあるし、
「もう早くしてー!」
と言いたくなる日もあります。笑
それでいい。
完璧に信じ続けなくてもいい。
迷ったら、また見ればいい。
目の前にいる、この子を。
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子育てには、たくさんの情報があります。
でも、その情報を全部覚えなくてもいいのかもしれません。
最後に私たちが見ているのは、
目の前の、
たった一人の子どもだから。
その子の顔を見て。
身体を見て。
いつもとの違いを感じて。
そして、
「今日はどうしようか?」
と一緒に考える。
必要なときには専門家の力を借りながら、
それでも、その子自身が持っている力を信じてみる。
私はそんな子育てを、
もう少し楽しんでみたいと思っています。
だって、
子どもって、私たちが思っているよりずっと面白い。
そして、
私たちが思っているより、ずっと自分の力で生きようとしているのかもしれないから。
今日も一生懸命なあなたに届きますように
