短歌+エッセイ 「足掻く」
道端の
熱に焼かれた
カメムシが
足掻く姿に
自分を重ね

なかなか次の派遣先が決まらない。
カメムシが熱いアスファルトに転がって、
脚をジタバタさせていた。
今の自分と重なって
思わず、
踏み潰そうかと思った。
…しなかったけど。
「何だっていいじゃないか」
「選ばなければいい」
そう言われても、働くのは私だ。
それにそんな気持ちでエントリーされる
派遣先の会社にも良くない。
とはいえ、そもそも土俵にも
あげてもらえない現実。
どうしたらいいのか
全然、わからない。
今はただ、あのカメムシのように
足掻くしかないのだろうか。
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