D≒SIREの「未発表曲?」に関して
実はD≒SIREの歴史の中で、純然たる「D≒SIREの未発表曲」的なモノと言いますのはほぼ残っていませんでして…
(幻の曲「BLIND」くらいでしょうか…? ねぇ、聖詩さん?笑)
1998年の解散時に解散ツアーのために招集された特別メンバー(第三期とも呼ばれている)の時に、
事務所でもレコード会社でもなく私からの個人的オファーとして最終メンバーに依頼し「形に残しておきたい。」と個人的に思っていた曲を
数曲レコーディングしたのですが、
それが解散後に出たデモ集「独白」に収録されているくらいでしょうか?
1994年、1995年あたりのライブ音源を探ると(実はこの時期、会場のPA卓から直接DATなどにデジタル録音された超高音質なライブ音源が残されています…)、
のちにCD音源になったものとはあまりにもアレンジや構成が異なる「Voices」とかもあったりはするのですが…
他にはあまり未発表曲的なモノはないかもしれませんね。
例えば「DREAMS BURN DOWN」が実はものすごく古い曲で、D≒SIRE以前に幸也が活動していたアマチュアバンド時代に作られた楽曲で当時は英詞だったことなんかは、コアなファンの皆さんには割と知られているかと思うのですが、同時期に作曲された「少年のナイフ」という、赤面する以外にはもう何も出来ないタイトルの楽曲を、当時10代の頃に橘さんと一緒に東大阪の布施駅にあった貸しホールでのアマチュアバンドのイベントで演奏してたことなんかは、もし彼があの曲を思い出したら死ぬしかない、そう思っています。
あ、ついさっき聖詩さんと話していて思いだしたんですが、橘さんと10代の頃に作った「-Distancia-」という楽曲を一度だけ、難波ロケッツで(D≒SIRE名義で)演奏したようです。
これもコアなマニアはタイトルだけは知ってる曲かもですね。
しっとりしたバラードの名曲で、確か当時はオープニングSE的に打ち込みメイン、シンセは橘さん&クリーンギターは聖詩さんでボーカルは私、みたいなアレンジで演奏したような気がします。
これもある意味、「幻の未発表曲」と言えるかもですね!
さて、ここからが本題と言いますか…
これは果たして書いていいのか判断が難しいので、一度書いてからメンバーに確認しておこうと思うのですが(その後、無事に確認OK)、
「DREAMS BURN DOWN」などの逆パターンと言いますか、D≒SIREが存続してる時期にD≒SIREのメンバーと制作はしていたんですが、
その後、結局D≒SIREで演奏する機会はなく、
各メンバーのその後のバンドで使用された楽曲… というのなら実はあったりします。それはいわゆる「未発表曲」とは少し違うのかもですが…
余談かもですが、私の個人的な感覚や記憶ではあの頃のバンド界隈では、
メンバーチェンジや脱退などで新バンドに変わっても、前バンドの頃からのレパートリーでメンバーが思い入れのある楽曲は次のバンドでも引き継ぐのはわりとあるあるだったように思います。
やっぱり、現代のようにパソコンやDWAソフトが普及していない時代は、
1曲1曲を完成させるのって本当に大変な労力でしたし
作曲者やメンバーの思い入れも強かったので、そういう楽曲を前バンドから引き継ぐ形で残すバンドも多かったのかなと思ったりしています。
例えば聖詩さんとは4曲か5曲くらい… かな、デモは制作して歌詩も書いて…(というかその頃のD≒SIREの曲は詩が先なので)一応音源にはなってる(なんと聖詩さんが歌ってるデモも存在する)という楽曲があったのですが、
(制作した時期的にいえば「終末の情景」に収録されている楽曲よりもさらに後の時期の制作だったと思います。)
それらは結局「D≒SIREの楽曲」として世に発表され演奏されることはなく、(今でも良い楽曲だったなと思っています。)
その後の経緯は私にはもちろん不明なのですが、聖詩さんがD≒SIRE脱退後に結成した新バンド「Truth」で何曲か演奏されていたという楽曲もあるのです。
もちろん、その時にはタイトルや歌詞は変更されてまして、歌メロは元々
聖詩さんの曲は90%以上、聖詩さん自身がメロディもつけているのでそのまま使われていたと思います。
同様に、D≒SIRE脱退後に橘さん、秀朗さん、MIEさんで結成された新バンド「GRASS」 においても、D≒SIRE存続時…(あるいはもっと古い時期?)に、
私と橘さんとで(その頃は橘さんと一緒に住んでいたのです。)制作した楽曲が何曲かありまして、その中の数曲は当時の我々の資料としてデモを関係者のみに配ったりしていたのですが、
その頃の楽曲にもタイトルや歌詞やアレンジを変更して後に「GRASS」 で演奏されていた曲もあるのです。
こちらは、歌メロもほぼほぼ作曲当時のままだったりして(YUKIYAがつけた歌メロも)当時とても懐かしい気持ちで聴いていましたね。笑
一部のファンの皆さんには、D≒SIRE脱退後の初期メンバーとはその後は完全に交流も断絶してたと思われがちですが、
やはり同じジャンルの中でせまいバンド界隈にいれば、なんだかんだと交流はあるものでして(笑)当時から新バンドの楽曲は聴かせてもらったりしてました。
自分個人の想いとしては、例え同じバンドじゃなくなったとしても、やはり自分が選んだ元メンバーですから、音楽を続けて欲しいですし、カッコイイバンドをやっていて欲しいですし、私が悔しくなるような良い楽曲をやっていて欲しいですよね。
もしそれがなかったら、私の性格からすると今こうして仲良く再結成してないかもと思います。
どちらかといえば、やはり彼らがあまり活発にバンド活動をやらなくなってしまっていた時期のほうが、交流も途絶えてしまっていたという感じです。
私だけはずっと…この業界にしつこく居ましたからね。笑
【ここから重大発表】
それで今回ですね、なんでそんな昔のことを今更書いてるかと言いますと、我々、実はそんな頃の楽曲たちを2026年の現在、なんとリメイクしまして…
今回は橘さん作曲の幻すぎる楽曲たちを、8月13日の六本木公演で演奏することになったからです。(!!!!!?)
以前から言っておりますように、今年何回かあるライブハウスでのD≒SIRE名義の公演はあくまでも「2027年5月3日の新宿ReNYワンマンを成功させるため」の、いわば「修行」でもある、というのが大前提ではあります。
しかし、これもまたメルマガなどで発言してましたように、それだけではないサプライズといいますか…
1本1本のライブを、その日わざわざ足を運んでくださるみなさんにとってもその日だけの価値のあるものにして皆さんの記憶に残したい。
その日のメンバーならではで、その日だからこその、その日にできる私たちの全力をお見せしたい。という気持ちから、
自分たち自身も楽しめて、しかもマニアなファンの皆さんにも喜んでいただけるような仕込みはないものかなと思案し相談した結果、こんなまさかの「未発表曲」?
を演奏することになったのです。
そして実はさっきからこの話題に出ているこの頃に橘さんと制作していた楽曲、(そして聖詩さんと作っていた楽曲も)は、
実は幸也のコアなファンの皆さんは、昔発売されていた詩集「独白」(1999年と2001年に発売されたもの)でタイトルと歌詩はすでに読んでいるのです。
もしまだその本を持ってくれている方は、今回この中のどの曲が演奏されるのだろうと、あらためて楽しみに読んでおいてくださいね。
D≒SIREファンにとっては「未発表曲」とも言えるでしょうし、例えば今回の楽曲に関していえば、GRASSのファンだった方にとっても懐かしい楽曲なのではないかなと思います。
私がいうべきことではないのでここでは軽くにしておきますが、彼らも長く思うように活動できていない状況が続いていることもあり、
今回のこの選曲をとても喜んでくれてまして、完全に酔っぱらった古くからの付き合いのあるメンバーに50代も後半になってから真顔で「藤田くん、本当にありがとうな!」と言われるのは、まあ正直イヤじゃなかったです。笑
GRASSファンの皆さんにとっては私なんかが歌うのは嫌かもですが…
メンバーが「もう演奏する機会なんてないかと思ってたよ!」と喜んでくれてることと、
厳密にいうと、実は私の方がその楽曲のオリジナルシンガーでもあったりするのだということで(今回なんと私が10代の頃に歌ってるその楽曲のカセットも発掘されたのです!もう死にたい!)
どうか今回ばかりは私を叩くことなんかよりも(笑)
不世出の天才、橘さんが作曲した至高の名曲が現世で再び演奏されることをまず喜んで欲しいのです。
ね? どうしても私のことが許せないなら、今回だけは大人しく歓迎してくれるフリをしてくれたら、そのうちボーカル抜きの音源とか、ボーカルのいないライブ映像とかが何かの特典で見れるかも知れませんから!笑
(ちなみにKαinでは本当にやった。)
そんなわけで、「純然たる未発表曲」というわけではないのですが、
限りなく幻に近い楽曲を今回披露するということで…
より8月13日、そして9月22日の公演を楽しみにしていてくださいね。
あ、ちなみに今回、そのような未発表曲を演奏するのは1曲だけではございません!(!!!!!?)
オレたち、びっくりするくらい真面目でしょ?笑
なんと、もちろん一也さんそしてATSUSHIさんも参加して、
2026年版のアレンジにするためにプリプロレコーディングも敢行しました!
(プリプロを知らない方はググるがよろし)
ちなみに録ったのはその未発表曲だけじゃなく、D≒SIREの既存曲も新バージョンに進化してるかもですよ!
どうりで合宿してたはずだ。笑
1本1本のライブを大事にしたい。来場してくださる皆さんに楽しんで欲しい。どうにかして来てよかったなと思って帰っていただきたい。
そんな想いを共有してくださる皆さんは私たちと共に、最高のライブを実現させるために是非!ご協力ください。
まずは8月13日、六本木の中にあるとは思えない閑静な住宅地でお待ちしています。笑
2026年8月8日
藤田幸也


