「もう捨てよう」が「何色で直そう?」に変わった。私が楽しむダーニング
穴のあいた靴下や、何かに引っ掛けて傷ついたシャツ。
昔の私は、見つけると「もう捨てよう」と思っていました。
でも今は、少し違います。
穴を見つけると、
「さて、何色で直そうかな」
と考えます。
赤にしようか。
緑にしようか。
黄色もかわいいかな。
どうせ直すなら、傷を隠すのではなく、ちょっと可愛くしてしまおう。
そんなふうに考えるようになりました。
それが、私が楽しんでいる「ダーニング」です。
私が直してきたものを、少しだけ紹介します。
どれも、毎日の暮らしの中で息をしている布たちです。
ジムで使っているスポーツブラにも穴があきました。
まだ十分使えるのに、穴があいただけで捨てるのはもったいない。
そこで、赤と緑の糸で小さな模様を作りました。

冷え性対策で毎日履いているレッグウオーマー。
あいた穴に黄色とオレンジで刺繍しました。
まるで最初からワンポイントが付いていたように仕上がって、嬉しくなりました。

靴下は、どうしても同じところが薄くなります。
以前なら処分していたものも、今はダーニングして、また履きます。
見えないところだからこそ、ちょっと派手な色で遊ぶのも楽しいです。

こちらは、亡くなった義母が着ていたセーターです。
遺品を整理したとき、「まだ着られるのに、捨てるのはもったいない」と思い、持ち帰りました。
よく見ると、小さな穴があいていました。
そこで、もともとの花柄に合わせてピンクの糸でダーニング。
花柄の中にうまく馴染んで、今では直したところもほとんど気になりません。
今は私が大切に着ています。

旅行でよく着ていたポロシャツ。
真ん中に穴があいてしまいました。
穴だけを直すと、そこだけポツンと目立ってしまいそうだったので、両側にも小さな刺繍を加えました。
こうすると、穴を直したというより、ちょっとした飾りのように見えませんか?

どんな道具が必要なの?
・ダーニングマッシュルーム(布を貼るための道具。私はお玉で代用しています)

修理したい布をお玉にかぶせて、ゴムで止めて刺繍していきます。
・刺繍糸(いつもダイソーで購入)
特別な道具がなくても、手軽にできます。
ダーニングって昔からあるの?
ダーニングは、穴があいたり薄くなったりした布を、糸を使って補修する方法です。
昔から、傷んだ衣類を捨てずに繕いながら大切に使う知恵がありました。
今は、あえてカラフルな糸を使って、直した跡を楽しむ方法としても親しまれています。
穴があいたから、捨てる。
以前は、それが当たり前でした。
でも今は、穴があいたら「どんな色で直そうかな」と考える。
そうすると、捨てようと思っていたものに、もう一度愛着がわいてきます。
上手じゃなくてもいい。
少しくらい不揃いでも、それも手作りの味。
まだ使えるものを、自分の手でもう一度使えるようにする。
私は、そんな時間が好きです。
あなたの家にも、「捨てようかな」と迷っている服はありませんか?
