コミュニケーションの型を分類して小学生にも分かるように解説【やさしいゲーム理論】
はじめに
人と話すとき、「なんかうまくいかない…」と思うことはありませんか?
実はそれ、話し方が悪いのではなく
「やっているゲームがズレている」
だけかもしれません。
ゲーム理論という考え方を使うと、
コミュニケーションは「いくつかのパターン」に分けて理解できます。
この記事では、それを小学生でも分かるように具体例で解説します。
コミュニケーション=見えないゲーム
人と話すとき、実はみんな無意識に「ゲーム」をしています。
例えば
正直に言うか?ごまかすか?
押し通すか?ゆずるか?
空気に合わせるか?
これらは全部、ゲーム理論で説明できます。
① 正直に言う?隠す?のゲーム
(囚人のジレンマ)
🍬例:お菓子を勝手に食べた
先生「誰が食べたの?」
正直に言う → 怒られるけど信頼される
嘘をつく → バレなければ得
でも、みんなが嘘をついたら?
👉誰も信じられなくなる
ポイント
👉短い目で見ると嘘が得
👉長い目で見ると正直が得
② 押す?引く?のゲーム
(チキンゲーム)
🚗例:廊下でぶつかりそう
A「どけよ」
B「そっちがどけよ」
両方ゆずらない → ぶつかる💥
どちらかがゆずる → 解決
ポイント
👉これは「どっちが折れるか勝負」
ケンカや言い争いでよく起きます。
③ 空気を合わせるゲーム
(調整ゲーム)
👥例:クラスの雰囲気
みんな静か → 自分も静か
みんなふざける → 自分もふざける
ズレるとどうなる?
👉浮く
ポイント
👉同じ行動をすると上手くいく
👉これが「空気を読む」
④ 本音を当てるゲーム
(シグナリングゲーム)
🕵️例:友達が言う
「別にいいよ…(ちょっと不機嫌)」
言葉:いいよ
本音:イヤ
ポイント
👉言葉と本音が違うことがある
👉空気や様子から読み取る
これが「察する力」
⑤ 分けるゲーム
(交渉ゲーム)
🍕例:ピザを分ける
A「7:3でいいよね?」
B「え?ずるくない?」
ポイント
👉人は「不公平」が嫌い
👉ちょっと損しても公平を選ぶことがある
⑥ 仲良くなれるかゲーム
(繰り返しゲーム)
🔁例:毎日会う友達
1回だけなら裏切ってもいいかも。
でも毎日会うなら?
👉裏切ると嫌われる
ポイント
👉長く付き合うほど「信頼」が大事
まとめ
コミュニケーションにはこんな型があります
🤝 正直 vs 嘘
💥 押す vs 引く
👥 空気に合わせる
🕵️ 本音を読む
🍕 分ける
🔁 信頼をためる
一番大事なこと
コミュニケーションがうまくいかない理由はこれ
👉「やっているゲームが違う」
例
自分:空気を合わせたい
相手:勝ちたい
👉結果
うまくいかない
結論
コミュニケーションが上手な人は
👉「今どのゲームか分かる人」
これが分かるだけで、人とのやりとりはかなり楽になります。
以下は詳しい版↓
🔻コミュニケーション × ゲーム理論の基本構造
コミュニケーションはゲーム理論的には
利得(何を得たいか)
情報(どれだけ相手の意図が分かるか)
戦略(どう振る舞うか)
でモデル化される。
🔻代表的な「会話パターン」モデル
① 囚人のジレンマ型(協力 vs 裏切り)
囚人のジレンマ
構造
協力するか(正直・誠実)
裏切るか(嘘・自己利益優先)
会話での例
本音を言う vs 建前を使う
相手に合わせる vs 利益を取りに行く
👉特徴
短期では裏切りが有利
長期では協力が安定(信頼)
👉戦略
しっぺ返し戦略(Tit for Tat)
② チキンゲーム(譲るか突っ張るか)
チキンゲーム
構造
強気に出る vs 引く
会話での例
議論で折れるか押し通すか
喧嘩で謝るか突っぱねるか
👉特徴
両方強気 → 最悪(関係崩壊)
どちらかが引くと安定
👉現実で多い場面
SNS論争
上下関係の駆け引き
③ 調整ゲーム(空気を読むゲーム)
調整ゲーム
構造
お互いに「同じ行動」を取ると得
会話での例
敬語 or タメ口
真面目トーン or 雑談トーン
👉特徴
正解は1つではない
「相手に合わせる」が最適戦略
👉INFJ的に重要
→ 空気読む能力はここで使われる
④ シグナリングゲーム(本音の推測)
シグナリングゲーム
構造
送り手:何かを「匂わせる」
受け手:それを解釈する
会話での例
遠回しな言い方
「察してほしい」
👉特徴
情報は不完全
誤解が起きやすい
👉日本社会で超頻出
⑤ 交渉ゲーム(利得の分配)
交渉ゲーム
構造
どこで合意するか
会話での例
給料交渉
タスク分担
人間関係の距離感
👉代表モデル
最後通牒ゲーム
👉特徴
「合理性」より「公平感」が重要
⑥ 繰り返しゲーム(関係性の蓄積)
繰り返しゲーム
構造
同じ相手と何度もやり取りする
会話での例
友人関係
職場の人間関係
👉特徴
信頼・評判が効いてくる
一回の勝ちより長期最適
🔻まとめ(構造で見るとこうなる)

🔻重要な洞察(かなり本質)
コミュニケーションの難しさは
👉 「どのゲームが今プレイされているか分からない」
ことにある。
例えば:
自分は「調整ゲーム(合わせる)」のつもり
相手は「チキンゲーム(勝ち負け)」のつもり
→ これがズレると一気に破綻する
🔻さらに一段抽象化すると
会話はこういう階層になってる👇
レイヤー①:ゲームの種類(何の勝負か)
レイヤー②:戦略(どう振る舞うか)
レイヤー③:解釈(相手は何をしているか)
ここまで理解すると、「コミュニケーション攻略法」は
「相手のゲームを見抜くゲーム」になる。
