それでも、書く
書きたい。ただ、それだけだ……!
書くことが楽しい、それに理由などいらない。
そう思って、ここまで筆を走らせてきた。
「頭の中にあるものを言葉にして、昨日まで存在しなかった世界を生み出す」
これは、灯台だ。
私をまだ見ぬ世界へ連れ出してくれると信じて疑わない。
誰にも届かなかったとしても、書いたことで救われた夜がある。
たった一人の「スキ」に励まされたこともある。
だが…
評価というのは残酷だ。
書いた文章の向こう側で、数字は物語る。
隣を見れば、自分よりずっと上手な人がいる。
少し先を歩いていたはずの人が、気づけば遥か遠くにいる。
誰かが言う。
「書くには特別な才能がいる」
「努力すれば報われるなんて、綺麗ごとだ」
書けば書くほど、疑いの目は自分に向く。
自分の文章には価値がある。
思えば思うほど苦しくなる。
書くことに費やした時間は無駄ではないのか。
どこかでその思いを拭いきれないでいる。
褒められもせず、読まれもしない文章など、独り言の残骸にすぎない。
私の中の、もうひとりの自分が囁く。
それならば、いっそ捨ててしまえ。
こんなにもつまらない気持ちになるのならば……
――反転。
それでも私は書き続ける。一行ずつ下から読んでほしい。
(往復1000字)
いや、そこはワインのことかけよ!
と、総ツッコミをくらってそうですが、note仲間にエールを送ることも立派なワイン啓蒙活動のひとつです。
なんせ、文藝とワインは相性がいいですから🍷
だって、思いついたんだもん!
出さないと消えちゃうでしょ!(逆ギレ
この、行き帰りで意味が反転する文章。
すごいメッセージ性が強いなと思ってたんです。
私が見たのはコロナ禍の時に某デパートの吊り広告のコピー。
最初見た時は痺れました。
その感動を思い出しながら、noteバージョンに落とし込んでみました。
「書きたい。ただ、それだけだ……!」
の熱量の変化を行きと帰りで感じとっていただけると書いた甲斐があります。
それでは、良いnote生活を!
