BMD-2
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| 基礎データ | |
|---|---|
| 全長 | 5.97 m[1] |
| 全幅 | 2.7 m[1] |
| 全高 | 2.18 m[1] |
| 重量 | 8.0 t(戦闘重量)[1] |
| 乗員数 | 2名[1] |
| 乗員配置 | 乗員2名、歩兵5名[1] |
| 装甲・武装 | |
| 装甲 | アルミニウム合金 |
| 主武装 |
2A42 30mm機関砲[1] 9M111(AT-4 スピゴット)対戦車ミサイル[1] 又は9M113(AT-5 スパンドレル)対戦車ミサイル[1] |
| 副武装 | 7.62mm機関銃×2[1] |
| 機動力 | |
| 速度 |
61 km/h(整地)[1] 10 km/h(水上)[1] |
| エンジン |
5D-20[1] V型6気筒液冷ディーゼル 240 hp[1] |
| 行動距離 | 500 km[1] |
| 出力重量比 | 30.0 hp/t[1] |
BMD-2(ロシア語: БМД-2)は、ソビエト連邦で開発された空挺部隊向けの歩兵戦闘車(IFV)[1]。BMDとは、ロシア語で空挺戦闘車(Боевая машина десанта)を意味し、この型の車両は空中投下が可能なように設計されている。ブートカ(Будка;見張小屋)とも呼ばれることがある。
設計
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アフガニスタン侵攻に投入されたBMD-1は、主砲の73ミリ低圧砲が対ゲリラ戦では射程や命中精度、威力が不足しており問題となった[2]。
本車はこの点の改善を図った車両で、新設計の砲塔を装備した点が特徴である[1][2][3]。搭載する30mm機関砲2A42は、有効射程2,500~4,000m、発射速度500発/分。アフガニスタンの山岳地での戦闘を教訓に、+75度までの射角が取れるようになっている。二軸式スタビライザーが装備されており行進間射撃も可能なほか、弾薬トレイがワンタッチで徹甲弾と榴弾を切り替えられるようになっているなど、操作性の改善が図られている[1][2][3]。対戦車戦闘用としては、砲塔上部に対戦車ミサイル9M113「コンクールス」(Конкурс)又は9M111「ファゴート」(Фагот)の発射機が搭載されている[1][2][3]。外部監視装置は、昼夜間兼用のBPK-1-42に換装された。
また、BMD-1と同じく車体前方端にも7.62mm機関銃を装備するが、右側の機関銃は廃止されており、搭載数は1丁減少している[1][2]。弾薬搭載数は、対戦車ミサイルが3発、30mm機関砲弾が300発(通常は180発の徹甲弾と120発の榴弾という組み合わせで搭載した[2])、機関銃弾が2,980発である[1][注釈 1]。
固有の乗員2名(砲手及び操縦手)のほか、砲塔の後ろ側に狭い兵員室があり、5名の空挺隊員を搭乗させることができる[1][3]。
BMD-1と同様に、輸送機及びヘリコプターに搭載し、P-7及びP-16型落下傘を利用して空中投下することができる。またPRSM-925落下傘ロケット・システムを利用すれば、高度500m~1,500mでIl-76やAn-22から投下することができる[2]。
実戦運用
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ロシアのウクライナ侵攻でもロシア空挺軍が運用するBMD-2が実戦に投入され、開戦初頭の2022年3月にウクライナのイルピン方面でウクライナ軍によって撃破されて以降、多数が撃破されたことが確認されている。
派生型
[編集]採用国
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 一戸ほか 2006, p. 138.
- 1 2 3 4 5 6 7 8 古是 2000, p. 103.
- 1 2 3 4 大久保ほか 2017, p. 90.
- ↑ Samuel Cranny-Evans (2019年8月2日). “BMD-2M enters state trials”. janes.com. 2024年10月24日閲覧。
- ↑ The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2023-02-15) (英語). The Military Balance 2023. Routledge. p. 205. ISBN 978-1-032-50895-5
参考文献
[編集]- 一戸崇雄ほか『グランドパワー5月号別冊 世界の戦闘車輛 2006〜2007』ガリレオ出版、2006年5月1日。
- 大久保義信ほか『ソ連・ロシア軍装甲戦闘車両クロニクル』株式会社ホビージャパン、2017年10月20日。ISBN 978-4-7986-1554-7。
- 古是三春「ソ連・ロシア装甲車史[最終回] BMD・BTR-70/80/90シリーズ」『月刊PANZER』、アルゴノート社、2000年8月、102-105頁。