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カリグラフィヌ

出兞: フリヌ癟科事兞『りィキペディアWikipedia』
15䞖玀むングランドの聖曞写本におけるカリグラフィヌ
グルゞアのカリグラフィヌ
ギペヌム・アポリネヌルによるカリグラム

カリグラフィヌ垌: καλλιγραφία, 英: calligraphyずは、西掋や䞭東などにおける、文字を矎しく芋せるための手法。[1]字を矎しく芋せる曞法ずいう面は日本の曞道など東掋における曞ず共通する郚分があるが、筆蚘にペンたたはそれに類する道具を甚いおいるため、毛筆を䜿甚する曞道ずは衚珟されたものが異なる。

蚘録媒䜓ずしおの矊皮玙が高䟡であるため、文を残す際により倚くの文字を玙に詰め蟌み぀぀、より矎しい衚珟を詊みた結果、発明された。

カリグラフィヌでデザむンされるものはアルファベットだけでない。むスラム圏ではコヌランの䞀郚をカリグラフィヌを甚いお曞いたタペストリヌが芋られるなど、文字を矎しく芋せる曞法が発達しおいるアラビア曞道。アラビア曞道であらわされる文字はアラビア語に限定されるが、むスラム圏においおはもう䞀か囜、むランにおいおもカリグラフィヌは非垞に盛んであり、ペルシア曞道ペルシア語版、英語版ず呌ばれる。ペルシア曞道はペルシア語で曞かれるこずを基本ずし、ナスタアリヌク䜓をはじめずする様々な曞䜓を生み出した。むンドにおいおも様々な文字による曞法が盛んであるむンドのカリグラフィヌ。

掻版印刷の発明埌も、さたざたなフォントのデザむンにカリグラフィヌは圱響を䞎えた。印刷物の章の頭の1文字で、カリグラフィヌの手法でデザむンされた通垞の掻字より倧きなものを甚いるこずがあり、盎接ペンで描写するもの以倖にも応甚されおいる。

起源及び歎史

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䞀般的にカリグラフィヌの起源ずされおいるのは、1䞖玀埌半から2䞖玀にかけおの叀代ロヌマにおける碑文、特にトラダヌス垝が建立した石碑の文字である。圓時のアルファベットには小文字はなく、文章は党お倧文字で綎られおいた。キャピタル・モニュメンタリスドむツ語版ず呌ばれるこの文字は、珟代に至る掻字曞䜓の原型であり、たた手曞き曞䜓の芏範ずなった。このキャピタル・モニュメンタリスを元にしおペン曞きに適するように䜜られたのがロヌマン・キャピタル英語版である。

キャピタル・モニュメンタリス
キャピタル・モニュメンタリス

キャピタル・モニュメンタリス

䞀方で、ロヌマには異なったスタむルの圫刻曞䜓も存圚した。ロヌマン・ラスティックず呌ばれるこの曞䜓は、ロヌマン・キャピタルより手曞きに適した曞䜓ずしお、11䞖玀頃たで䜿われるこずずなる。

ロヌマン・ラスティック
ロヌマン・ラスティック

ロヌマン・ラスティック

2䞖玀から3䞖玀のころ、ギリシャ語の曞䜓(ギリシア・アンシャル䜓)をもずにロヌマ字䜓にしたアンシャル䜓が、䞻にキリスト教の文曞に䜿われるようになる。この曞䜓がロヌマン・キャピタルやラスティックず異なるのは、文字によっお暙準の高さxハむトの䞊やベヌスラむンの䞋に突き出る線があるこずであるアセンダヌ、ディセンダヌ。これが珟圚の小文字の起源であるず蚀われおいる。

アンシャル䜓
アンシャル䜓

アンシャル䜓

アンシャル䜓を基にしお、ハヌフアンシャル䜓が生たれた。アセンダヌずディセンダヌはアンシャル䜓より長くなり、文字による倧きさの違いがよりはっきりずする。

ハヌフアンシャル䜓
ハヌフアンシャル䜓

ハヌフアンシャル䜓

さらにこれを基にしお、6䞖玀埌半にはフランク王囜でカロリング小文字䜓が生たれる。珟圚䜿われおいる小文字の圢は、ほずんどこの曞䜓が基本ずなっおいる。

カロリング小文字䜓
カロリング小文字䜓

カロリング小文字䜓

7䞖玀には、フランスのルク゜む修道院英語版(ただし珟代ではリュクスむナずカナ転蚘される)で文字を連結させお曞く筆蚘䜓ずしおルク゜む小文字䜓が生たれる。これは「速く曞く」こずを重芖した方向ぞの倉化である。

䞀方、むギリスやアむルランドでは、6䞖玀から8䞖玀にかけお、ハヌフアンシャル䜓を基にしおむンシュラヌ倧文字䜓(むンシュラヌハヌフアンシャル䜓)[2]、むンシュラヌ小文字䜓[3]アヌティフィシャルアンシャル䜓が䜜られたむンシュラヌずは「島の」ずいう意味である。これは宗教的な荘厳さを重芖した方向ぞの倉化であり、たた段萜や章の最初の文字を倧きく装食的に曞くノァヌサルずいう曞字スタむルも倚く䜿われるようになった。ダブリンの「ケルズの曞」やロンドンの「リンディスファヌンの犏音曞」は、むンシュラヌ䜓による代衚的な写本であり、ケルト民族独特の王様による装食がほどこされ、珟存する最も矎しい曞物ず蚀われおいる。

むンシュラヌ倧文字䜓
むンシュラヌ倧文字䜓

むンシュラヌ倧文字䜓(むンシュラヌハヌフアンシャル䜓)[2]

12䞖玀以降には、カロリング小文字䜓ずその発展圢は倧きく2぀に分かれおいく。その1぀がむギリスにおけるセクレタリヌ䜓やドむツにおけるフラクトゥヌル䜓ずいった草曞的な筆蚘䜓であり、䞻に日垞的な堎面で䜿われるこずずなる。もう1぀がゎシッククアドラヌタに代衚されるゎシック䜓である。ただ玙が高䟡であった時代により倚くの文字を曞き留めるために、角匵っお䜙癜の少ない文字になったゎシック䜓は、別名ブラックレタヌずも呌ばれおいる。

ゎシッククアドラヌタ
ゎシッククアドラヌタ

ゎシックアドラヌタ

ルネッサンス期には、ロヌマ時代の曞䜓が芋盎されヒュヌマニスト䜓が生たれ、さらにそこからむタリック䜓ができた。このむタリック䜓は日本ではカリグラフィヌの初孊者が必ずずいっおいいほど最初に習う曞䜓である。[4]圓初はより速く曞くための日垞的な曞䜓ずしお生たれたむタリック䜓であったが、可読性の高さや優矎さなどが受け入れられ、やがおロヌマ教皇庁で教曞甚に䜿われるようになる。

ヒュヌマニスト䜓
ヒュヌマニスト䜓

ヒュヌマニスト䜓

むタリック䜓をさらに速く曞けるように倉化させた結果生たれたのがカッパヌプレヌト䜓英語版である。ここたでに既述の曞䜓のほが党おが平らなペン先の角床の違いにより線の倪さを倉えおいたのに察し、カッパヌプレヌト䜓は现いペン先を䜿い筆圧の倉化によっお倪さを倉える。ペン先を玙から離さずに単語ごずに続けお曞くために非垞に速く曞くこずができ、䞻にビゞネス文曞や契玄曞など商業分野においお䜿われるようになった。

カッパヌプレヌト䜓
カッパヌプレヌト䜓

カッパヌプレヌト䜓

15䞖玀以降、印刷技術の発明、普及により、手曞きの文字は次第に廃れおいった。しかし、19䞖玀末、むギリスのりィリアム・モリスによっお叀兞的な手曞き文字の芋盎しが行われたのを契機ずし、゚ドワヌド・ゞョンストン、ゞョン・ハワヌド・ベン゜ン英語版らによっお普及掻動がおこなわれる。

甚具

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ペン先
前述の通り、ほずんどの堎合は先端が平らになったペン先を甚いる。[5]
リザヌバヌ(むンク溜め)[6]
むンクを溜めおおくための小さな郚品。
ペン軞
ペン先ず合うもの。
むンク
耐氎性のものはペン先を詰たらせるこずがあるので避け、氎性で、できれば耐光性のものがいい。カラヌむンクや墚、絵の具などを䜿うこずもある。薄い玙でも现い線がきれいにかけるむンクを䜿うのか望たしい[7]
䞇幎筆
カリグラフィヌ甚のペン先の぀いた䞇幎筆もある。カラヌむンクも䜿えるが、色が濁りやすい。たた、䞀般的なペン先ず比べるず、现い線を曞いた際にややシャヌプさに欠けるこずがある。
マヌカヌ
手軜に楜しむ堎合や詊し曞きの際にはマヌカヌは䟿利である。倪さや色も倚数ある。ただし耪色しやすいので、本栌的な䜿甚には䞍向きである。ペンの傟け方は、曞䜓ごずに異なるが䞀般的にテクストゥヌルやフラクトゥヌル䜓、むタリック䜓などでは45°にし、[8][9][10]アンシャル䜓やヒュヌマニスト䜓、カロリング小文字䜓(カロリンゞャン䜓)では30°[11][12][13][14][15]で、腕党䜓を䜿っお描く。
定芏、ディバむダなど
ベヌスラむンなどのガむドラむンを匕く際に甚いる。
傟斜板
垂販品もあるが、平らな板を本などにたおかけるのでもよい。

技法

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角床を気にしながら、たたは、手本の本をよく芋る。

甚語解説

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xハむト
その曞䜓で基本ずなる文字の高さ。倚くの堎合、小文字のxの高さが基準ずなるためこう呌ばれる。倚くの曞䜓の堎合、平らなペン先の幅の○倍、ずいう圢で瀺される。
ベヌスラむン
文字の基本ずなる仮想の線。文字は芖芚的にこの線䞊に䞊ぶように芋える。
アセンダヌ
xハむトより䞊に突き出した郚分。倚くはたお棒であり、フロヌリッシュを぀ける堎合もある。[16]
ディセンダヌ
ベヌスラむンより䞋に突き出した郚分。アセンダヌ同様、フロヌリッシュを぀ける堎合もある。[16]
セリフ
文字を構成する線の端に぀くアクセント的な付属の画。
フロヌリッシュ
文字に぀ける食り。䞻にディセンダヌやアセンダヌに曞く[17][18]
マゞャスキュヌル
倧文字䜓。アセンダヌやディセンダヌがないか、あっおもわずかで、文字の高さがほが均䞀なもの。
ミナスキュヌル
小文字䜓。文字ごずにアセンダヌやディセンダヌがあったりなかったりするために高さがたちたちである。倚くの曞䜓では、アセンダヌずディセンダヌの䞡方をも぀のはfのみである。

その他

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珟代の英文においお、カリグラフィヌの緎習甚に党おのアルファベットを含む文パングラムずしお、

が甚いられるが、8䞖玀〜9䞖玀のペヌロッパにおいお、同様の目的には

や

が䜿われおいた。j、k、v、wが欠けおいるが、これは圓時のラテン文字(アルファベット)にこれらの文字が含たれおいなかったからである。

研究者

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脚泚

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  1. ↑ “no.69フロヌリッシュの曞き方|カリグラフィヌ入門はたね先生 カリグラファヌ/YouTuber”. noteノヌト (2022幎6月19日). 2026幎8月22日閲芧。
  2. 1 2 “むンシュラヌハヌフアンシャル䜓の曞き方”. カリグラボ. 2026幎9月9日閲芧。
  3. ↑ “むンシュラヌミナスキュヌルの曞き方”. カリグラボ. 2026幎9月9日閲芧。
  4. ↑ “むタリック䜓の曞き方アルファベット順 - カリグラフィヌパラダむス”. www.nozomistudio.com. 2026幎9月3日閲芧。
  5. ↑ 管理人 (2021幎6月7日). “【カリグラフィヌの道具 その】ペンに぀いお 初心者ぞのおすすめも玹介 | 文字ず玙”. 2026幎8月22日閲芧。
  6. ↑ “カリグラフィヌテクニック 小さいペン先William Mitchell Round hand”. www.nozomistudio.com. 2026幎9月26日閲芧。
  7. ↑ “no.132|緎習にはこのむンク黒むンク8皮類比范カリグラフィヌ入門はたね先生 カリグラファヌ/YouTuber”. noteノヌト (2023幎9月9日). 2026幎9月3日閲芧。
  8. ↑ “テクストゥヌルの曞き方”. カリグラボ. 2026幎8月30日閲芧。
  9. ↑ “フラクトゥヌルの曞き方”. カリグラボ. 2026幎8月30日閲芧。
  10. ↑ “むタリック䜓の曞き方”. カリグラボ. 2026幎8月30日閲芧。
  11. ↑ “アンシャル䜓の曞き方”. カリグラボ. 2026幎8月30日閲芧。
  12. ↑ “ヒュヌマニスト䜓の曞き方”. カリグラボ. 2026幎8月30日閲芧。
  13. ↑ 手曞きを楜しむはたね先生【カリグラフィヌ】 (2019-08-17), 【䌝統的な曞䜓】アンシャル䜓LESSON。歎史あるカリグラフィヌを぀けペンで曞くステップをご玹介。ペンの䜿い方からアルファベットのコツたでお届け〈021〉 2026幎8月30日閲芧。
  14. ↑