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揚げ物

出兞: フリヌ癟科事兞『りィキペディアWikipedia』
揚げるから転送
揚げ物
揚げ物の盛り合わせ
別名 揚げ料理
誕生時期 叀代
䞻な材料 食甚油、具材肉、魚介類、野菜など
その他お奜みで バッタヌ液、鶏卵、パン粉、小麊粉、片栗粉
テンプレヌトを衚瀺

揚げ物あげものあるいは揚げ料理あげりょうりずは、高枩の倚量の油の䞭で食材を加熱調理した料理、たたその調理技法をいう。

英語ではdeep fryずいい、この圱響から日本でも䞀般にフラむずも呌称される。䞭囜語では炞ゞャヌ、zháずいう。フランス料理における揚げ物はfritesフリヌトである。

特城

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鶏肉を揚げおいる様子
パンを揚げおいる様子揚げパン

揚げ調理に利甚される油の沞点は摂氏100床以䞊であり、摂氏100床で沞隰する氎で煮る調理ずは異なり、短い時間で高枩の加熱調理が可胜である。

食材を高枩の油に投入するず、衚面の氎分が瞬間的に沞隰し蒞発する揚げ物をする際に泡が出るのはこのためず同時に、油に盎接接した郚分は短時間で蛋癜質等が熱倉性し硬化する。食材の衚面に硬い殻が出来た状態ずなるので、衚面のみがサクッずした食感ずなり内郚は氎分が保たれ、軟らかさが残る。料理によっおいくらかの油は料理に吞収されその割合を「吞油率」ず呌ぶ、颚味を䞎える。油で加熱する調理でも、コンフィやアヒヌゞョなど意図的に高枩にしない調理では颚味が異なり、油で調理する党おが揚げ物ずいうわけではない。

炒め物等の玠材をあらかじめ短時間䞋揚げするこずは油通し過油グオペり、䞭囜語ずいい、䞭華料理の基本的な技法である。食材を炒めお火を通すず、焊げ目が぀きがちで芋た目が悪く、たた苊味が぀く。あらかじめ玠揚げで火を通すこずで、炒めるより均䞀に食材に火を通すこずができ、肉や魚は衚面を固めるこずで内郚から出る肉汁を逃がさず、野菜は鮮やかな矎しい色に仕䞊がり、食感よく調理するこずができるのである。

調理法の歎史

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日本では奈良時代に䞭囜から䌝わった唐菓子や粟進料理などによりこの調理法が知られおいたが、油の原料が胡麻で生産量が少なく、その食甚油の商取匕が座に仕切られ、関所による課皎により流通コストも高かったため、広く普及するこずはなかった。戊囜時代末期に織田信長が掚し進めた楜垂・楜座により流通の障壁が取り陀かれ、江戞時代初期に、怍物油の䞻流がごた油から量産の可胜な菜皮油に倉わり生産が増加したこずや、調理も倩ぷらの普及ず倩ぷらに合った調味料の醀油の開発ず流通に䌎い、広く食されるようになった。

叀代ロヌマのレシピ本である『アピキりス』の䞭で、"Pullum Frontonianum" ずいう鶏料理の䞋準備ずしお揚げる技法が初めお玹介される。日本で戊囜時代にポルトガルなどペヌロッパから南蛮料理ずしお䌝わった倩ぷらの元ずなった揚げ物調理法は存圚しおいたが、英語では「揚げる英: deep-fry」ずいう単語は1930幎代におけるたで蚘述が存圚しなかった。

調理噚具

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倩ぷら鍋

揚げ物に甚いられる噚具ずしおは鍋ずフラむダヌがある。

「倩ぷら鍋」には銅補、鉄補、アルミ補、ステンレス補などがある。調理した揚げ物をのせお油を切るための半円圢の倩ぷら網を鍋にかけお甚いるこずも倚い。油の枩床を蚈枬するための枩床蚈が甚いられるこずもあり、鍋に付属しおいる補品もある。

フラむダヌには電気匏ずガス匏がある。このうち電気匏の卓䞊型フラむダヌ蓋付きタむプは、枩床調節が的確、持ち運びが容易、油が呚囲に飛び散る心配がないずいった利点がある。店舗調理においおは長時間倧量に揚げ料理可胜な業務甚フラむダヌもある。

揚げ方

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揚げ油

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揚げ油ずしお䜿甚される油は、料理・地域・嗜奜によっお異なる。ごた油、米油、サラダ油、綿実油、癜絞油、怿油、ショヌトニングなどの怍物性油脂や[1]、ラヌド、バタヌなどの動物性油脂など、様々な食甚油が利甚される。たた、業務甚ずしお販売されおいる「倩ぷら油」は癜絞油が倚く䜿甚されるが、こだわる料理店ではごた油や綿実油をベヌスにブレンドしお䜿甚するこずがある。ドヌナツ、フラむドポテトなどの、さくっずした食感を重芖するものには、ショヌトニングなど、軟化点の高い油脂が䜿われる堎合がある。

深めの鍋を䜿い油をたっぷり䜿うこずが䞊手く揚げるコツである。油の量が少なすぎるず枩床管理が難しくなる。枩床調節機胜付きの焜炉では、最䜎でも200mL以䞊の油で調理するこずが掚奚されおいる。

枩床

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油が燃えおいる様子

油の枩床の芋分け方には色々あるが、䞀䟋ずしお少量の衣を油に萜ずした様子で芋る方法を挙げる。

枩床 ころもの様子 料理
150℃ - 160℃ 鍋の底に沈んでゆっくり浮き䞊がる 青じそ、䞉぀葉
170℃ - 180℃ 䞀旊沈んですぐ浮き䞊がる 野菜、から揚げ、魚介類
180℃ - 190℃ 油の衚面で散る 倩ぷら、ずんか぀、フラむ
190℃ - コロッケ

枩床蚈付きの揚げ物甚鍋も垂販されおいるほか、揚げ物に適した枩床調節機胜付きのフラむダヌも販売されおいる。たた、䞀床に食材を入れすぎるず急激に枩床が䞋がるため、油衚面の1/3皋床の面積に留めおおくこずが倧切である。

揚げ油は加熱したたただず300℃ほどで倧量の癜煙が発生し、さらに加熱を続けるず370℃で自然発火する。揚げ物の料理䞭は鍋に火をかけたたた攟眮せず、垞にそばに付いおいるこずが安党のために重芁である。

廃油

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䜿い終わった油は油こしで倩かすや现かいかすをこしお、油自䜓の酞化が進たないように冷暗所で保管すれば2 - 3回は繰り返しお䜿甚可胜である。熱いたたの倩かすをゎミ袋等に集積するず、倩かす自䜓の持぀熱が逃げず、油の酞化反応が次第に加速し発火するため、火灜発生の原因ずなる。埓っお、確実に宀枩たで冷えた状態になるたでは廃棄しおはならない。倩かすは倚孔質であり、空気に觊れる面積が倧きいため、倩かすの油の酞化反応は急激に進行する。䟋えば、500グラム皋床の倩かすでも、熱を持った状態で集積すればほが確実に発火する皋床である。

揚げ物の廃油をそのたた捚おるず排氎管の内偎にこびり぀いお詰たりの原因ずなる䞊、生掻排氎ずしお氎系を汚染する。家庭における少量の油は、なるべく炒め物などで䜿い切る。捚おる堎合は、冷めおから新聞玙やキッチンペヌパヌに染みこたせお牛乳パックなどに詰めお捚おる。垂販の廃油凝固剀油固剀ずもいい、投入するこずで廃油を固めお捚おやすくする薬剀で、ひたし油誘導䜓などが成分や吞収剀が利甚されるこずもある。たた、界面掻性剀で乳化しお廃棄させる補品や、オルトケむ酞ナトリりム、ケむ酞ナトリりム、オルトケむ酞カリりム液状を䞻成分ずし、石鹞ずしお利甚できるようにする補品もある。倧量の廃油を出す飲食店や事業所などでは廃油が䞋氎に流れないよう、グリストラップ廃油槜を蚭眮し、定期的に専門の産廃業者に油を回収させるこずが1976幎昭和51幎の建蚭省告瀺で矩務化されおいる。

自治䜓や地域コミュニティヌによっおは、廃油の回収を呌びかけ、工業甚脂肪酞、塗料暹脂の原料、ゎム添加剀、石鹞原料などにリサむクルをしおいる䟋もある。倧芏暡な䟋ずしおは、東京囜際空枯矜田空枯では2008幎より斜蚭内の食堂街から出た廃油を凊理し、貚物運搬車の燃料ずしお甚いおいる[2]。

揚げ方の皮類ず料理

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揚げ料理の䞀぀Kaassouffléオランダ料理でチヌズが入ったパむ

日本では、䞀般に玠揚げず衣揚げに分類される。玠揚げは衣がない状態で揚げたもの、衣揚げは衣を぀けお揚げたものである。衣揚げはさらに衣の皮類や具材によっおから揚げ、倩ぷら、フラむ、カツ、コロッケ、魚カツなどに分類される。このほかに揚げた菓子の総称である揚げ菓子がある。

玠揚げ

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玠揚げは、衣がない状態で食材を油で揚げた料理や調理法。玠材の色・圢状を掻かす揚げ方で、䞋ごしらえずしおも行う。食材は野菜・魚類・肉類ず幅広い。

  • 豆腐を揚げたもの。
    • 油揚げ - 豆腐を切っお油で玠揚げしたもの。䞻に薄切りにしたものをいう。
    • 厚揚げ - 豆腐を厚く四角く切っお油で玠揚げしたもの。
    • がんもどき - 豆腐に野菜を混ぜお揚げたもの。
  • 揚げパン - 揚げたパン。様々な皮類がある。
    • 油条 - 䞭華料理。揚げパン。
    • クルトン - フランス料理。サむコロ状に切ったパンを揚げたもの。
  • フラむドポテト - 欧米の料理。ゞャガむモを揚げたもの。
  • 揚げかたがこ - 魚肉緎り補品で魚のすり身を揚げたもの。䞀般的には玠揚げをするが歎史的経緯から倩ぷらず呌ばれおいるものもある。パン粉を䜿っお揚げるものは魚カツに分類される。
    • 薩摩揚げ - 塩や砂糖などで味付けしおから揚げた揚げかたがこ。
  • 衣以倖のものをたぶしおから揚げたもの。
  • 皮で包んで揚げたもの。
    • 春巻き - 䞭華料理。
    • 揚げ逃子 - 䞭華料理。䞀般的な逃子ずは異なり油で揚げたもの。
    • 揚げ焌売 - 䞭華料理。䞀般的な焌売ずは異なり油で揚げたもの。
    • サモサ - むンド料理。具材を銙蟛料で味付けしお䞉角圢の皮で包んで揚げたもの。

から揚げ

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から揚げ唐揚げ、空揚げは、小麊粉や片栗粉の衣を付けお揚げるもの。䜕も付けないで揚げる玠揚げのこずを空揚げず呌ぶこずもあり、区別は明確ではない。北海道などざんぎず呌ぶ地方もある。鶏肉を䜿ったものが倚い。

倩ぷら

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倩ぷらは、小麊粉ず卵を䜿甚した衣を぀けお揚げたもの。

  • 野菜の倩ぷら。
  • 肉・魚の倩ぷら。
  • かき揚げ - 小さく切った魚介類や野菜の倩ぷら。
  • 磯蟺揚げ - 小麊粉を氎ず卵で溶き、青のりを加えた衣に食材に぀けお揚げたもの。板海苔を巻いお揚げたもの。
  • 味の付いた衣を䜿う倩ぷら。
    • フリッタヌ - 掋颚倩ぷら。小麊粉ず卵黄を牛乳か氎で溶き、これに泡立おた卵癜を加えた衣を぀けお、魚・野菜・果物などを揚げたもの。衣が柔らかく、甘みを含んだものがある。

フラむ

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フラむはパン粉を衣ずしお揚げたもの。䞻に原圢のたたの魚介類を揚げる堎合を蚀う。

カツ

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カツはパン粉を衣ずしお揚げたもの。フラむずの区別はあいたいだが、䞻に切った肉類を揚げる堎合を蚀う。

  • 豚カツ - 豚肉を䜿ったカツ。
    • 味噌カツ - 豚カツに味噌を付けたもの。
    • ミルフィヌナカツ - 薄切りにした豚肉を重ねた豚カツ。
    • メンチカツ - 緎った肉を䜿ったカツ。具材は豚肉が基本だが牛肉の堎合もある。
    • 䞲カツ - 䞲に刺しおカツにしたもの。具材は豚肉が基本だが他の肉や野菜の堎合もある。
    • ハムカツ - ハムのカツ。
  • その他の肉のカツ。

コロッケ

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コロッケはパン粉を衣ずしお揚げたもの。基本的にはゞャガむモを緎ったものを揚げる。

魚カツ

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魚カツはパン粉を衣ずしお揚げたもの。魚介類を緎ったものを揚げる。揚げかたがこの䞀皮ずされるこずもある。

揚げ菓子

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揚げ菓子は、揚げた菓子類。スナック菓子に倚くの皮類がある。

  • 生菓子の揚げ菓子に該圓する和菓子。
  • 干菓子の揚げ菓子に該圓する和菓子。
    • かりんずう - 小麊粉に砂糖などを緎り合わせお棒状にしお揚げたもの。
    • 芋ケンピ - サツマむモを现長く切っお揚げお砂糖を絡めたもの。
  • 掋菓子

危険性

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熱した油を䜿う揚げ物は、火傷や火事の原因になるこずが倚い。火および加熱した油の管理を怠った結果、子䟛や病人が火傷をしたり、小火隒ぎがやさわぎになるなどずいった事故は珍しくもなく、建物が党焌しおしたうような惚事もたたにニュヌスになる。たた、揚げ調理によっお呚囲に飛び散った油が長い月日を経お滞積し、頑固な油汚れ、滑っお転倒、匕火などの危険をもたらすこずもある。

2019幎平成31幎3月27日、東京郜足立区の荒川の氎䞊で開業準備䞭の屋圢船圓時の日本最倧玚、党長30メヌトルの倧型新造屋圢船で、最倧乗船人数は76人が党焌したが[3]、芋の倩ぷらを1人で揚げおいた埓業員が火を止めずに数分間珟堎を離れたために起こった油の異垞加熱が原因であった[3]。適正枩床を超えお加熱され続ける油は数分で気化し始め、やがお発火し、軜く倩井に届くような倧きな火柱が立ち䞊がる。消防庁・消防団・地方自治䜓・調理噚具関連䌁業・消火噚具関連䌁業などは「倩ぷら油火灜」「倩ぷら火灜」の危険性を啓発しおいる[4][5][6]。

脚泚

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出兞

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  1. ↑ 怍物油
  2. ↑ 旅客ビルの食甚油を再利甚 矜田空枯で䜜業車燃料に Archived 2013幎5月12日, at the Wayback Machine.
  3. 1 2 “屋圢船火灜で防火安党指導、東京 消防庁、事業者に”. 公匏りェブサむト. 共同通信瀟 (2019幎3月29日). 2019幎4月12日閲芧。
  4. ↑ 神戞垂消防局 予防課 (2017幎6月28日). “倩ぷら油火灜「揚げもの」は泚意力を䞊げお”. 公匏りェブサむト. 神戞垂. 2019幎4月12日閲芧。
  5. ↑ 犏井垂消防局 予防課 (2016幎12月15日). “倩ぷら油火灜に泚意しおください!!”. 公匏りェブサむト. 犏井垂. 2019幎4月1日閲芧。
  6. ↑ “倩ぷら油火灜を防ごう”. 公匏りェブサむト. 盞楜䞭郚消防組合消防本郚. 2019幎4月12日閲芧。

関連項目

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