見出し画像

AI時代の創作メモ|「基本ができていない」と言われる文章ほど、スマホ読者に選ばれている(#創作論 #Web小説 #note #エッセイ #文章術 #書籍化 #生成AI #画像生成AI)

こんにちは。こんばんは。
普段はラノベを書いている「うら表紙」と申します。

SNSなどを覗いていると、
文章の「型」や「表記ルール」について、
いろいろな意見を見かけます。

たとえば、

・行頭は必ず一字下げる
・三点リーダー(……)やダッシュ(――)は二つセットで使う
・「!」や「?」の後ろにはスペースを入れる

そして、こうしたものが守られていないと、

「基本ができていない」
とバッサリ切り捨てるような発言もよく見かけます。

それを見て、

「ちゃんとルールを守らないと読んでもらえないのでは?」
「書籍化するときに不利になるのでは?」

と、不安になってしまう方もいるのではないでしょうか。

私も最初は不安でした。
自分の作品がそのルールひとつでダメだと言われているような気がしていたんです。

でも、それでも私は、
これらの「基本」とされている表記ルールをかなり無視して投稿していました。

結果は、
ありがたいことに多くの方に読んでいただき、
書籍化することもできました。

だから、少なくとも私自身の経験では、

「ルールを完璧に守らないと読まれない」
ということはありませんでした。

では、なぜ私は表記ルールを守らなかったのか。

それは、私が「元・読み専」だったからです。

一般的に言われている文章の表記ルールって、
もともとは紙の本を読みやすくするために積み重ねられてきたものですよね。

一字下げは段落の始まりをわかりやすくしたり、誤読を防いだり。

けれど、私たちが今、小説を投稿している環境はWebです。
読者さんはスマホを持って、
上から下へスクロールしながら読んでいます。

だから、「元・読み専」としては、
紙の感覚で書かれている文章よりも、

スマホ環境に合わせて書かれている文章の方が
圧倒的に読みやすかったんですよね。

だから私は段落の一字下げをしませんでした。

それは、私自身がスマホの画面では、
行頭が揃っているほうが読みやすいと感じていたからです。

他にも、私は空行をかなり使います。

紙の書籍みたい文字が詰まっていると、
スマホでは文字が「黒い壁」のように見えて
圧迫感があるからです。

数字だって、
横書きならアラビア数字のほうがパッと見てわかりやすいです。

だから私の中で、
小説の表記ルールというのは「守るべき掟」ではなかったのですよね。

少なくとも、
「表記ルールを守って書かなければ」
と緊張しながら書くよりも、

「読みやすければなんでもいい」
と思う方が、気楽に書けると思うのです。

こういうことを言うと、
「でもそのやり方は書籍化する際に文章をそのまま使えない(編集が必要)から不利になる」
と思う方もいるでしょう。

そのお気持ちはよくわかります。
実際にSNSでもそこを心配する声が多く散見されます。

それに対しては、そこまで心配しなくてもいい
というのが私の体感です。

公募作品というのなら話は別ですが、
Web小説の場合は、
書籍化することになれば、編集者さんや校正さんが入ります。

Web原稿が、
そのままそっくり紙の本になるケースはおそらくありません。

だったら、
表記ルールを気にして文章を縛るより、

スマホの画面で自分の作品が
負担なく読める工夫をすることを
優先したほうがいいんじゃないかと思うんです。

求められる「正しさ」って、
場所によって変わると思うのですよね。

紙には紙の読みやすさがあって、
WebにはWebの読みやすさがある。

もちろん、
表記作法を学ぶことが悪いわけではありません。
知っておいたほうがいいこともたくさんあります。

ただ、それを知らないことや、あえて変えることまで、
「自分は基本ができていない」
と責めなくてもいいと思うんです。

自分がいる場所を見て、読者さんを見て、
「こっちのほうが読みやすいんじゃないかな」
と試してみる。

うまくいかなければ、また変えてみる。
私は、それも立派な創作の努力だと思っています。

表記の正しさを気にしすぎて、
書く手が止まってしまうのは、
やっぱりもったいないです。

だから、もし今、
「表記ルールを知ってないと書いてはいけない」
そんな風に思って苦しくなっている方がいたら、

「気楽に書いていいですよ」
と私は言いたいです。

文章のルールは、
書くことを縛るためにあるのではなくて、
読んでもらうためにあると思うので。


あとがき:
昔々のことですが、私が新卒の頃、ストッキングではなくソックスで出勤したら上長からお𠮟りを受けたことがありました。当時、「女性は職場でストッキング着用の上、必ず化粧をする」というのが暗黙のルールでした。私は敏感肌だったもので、ストッキングがちょっと苦手だったんです。今では考えられないかもしれませんが、昔のビジネスシーンには、こういう細かい暗黙のルールがたくさんあったんですよね。そういうのがことごとく「〇〇ハラスメント」としてきれいに片づけられたのを見ると、時代も捨てたものじゃないなと、うれしくなります。


●創作がつらくなったら、うら表紙のnoteへ

●サクッと読める毎日note(日替わり猫ちゃん付き♡)

●中の人はこんな感じです

――――――――――――
最後までありがとうございました!
この記事を気に入っていただけたら、
スキやフォローをいただけると嬉しいです。
また明日の投稿でお会いしましょう。
――――――――――――

◇ ◇ ◇

── 創作純喫茶「ミケ」のドアを開ける。

カランコロン

創作純喫茶ミケの看板娘“みっちゃん”


明日も創作純喫茶ミケでお待ちしております♪


いいなと思ったら応援しよう!

うら表紙|無名→書籍化の記録(WEB小説) 読んでくれたこと、心より感謝します。いただいたチップは真心と思い、大切にします。私は時間がかかりましたが、あなたが私よりもっと短い時間で、自分の人生を愛せるよう願っています。