AI時代の創作メモ|物語を「面白くする」ほど読者は離れていく。書き手になってわかったこと(#創作論 #Web小説 #note #文章術 #書籍化 #生成AI #画像生成AI)
こんにちは。こんばんは。
普段はラノベを書いている「うら表紙」と申します。
Web小説を書いていて、
最近よく悩むことがあります。
それは、
物語を盛り上げるための「ストレス」をどこまで入れるかということです。
物語には起承転結があります。
主人公が困ったり、トラブルが起きたり、謎が迫ってきたり。
そういう「解決しない時間」があるからこそ、
その先のカタルシスが気持ちいい。
書籍として一冊にまとめるなら、
こうしたストレスがあるほうが物語にメリハリが出ます。
「ここまで困ったからこそ、この解決が気持ちいい!」
という満足感にもつながるからです。
ところが、
これがWeb小説となると、
ちょっと事情が変わってくるんですよね。
読者さんは、
いつでも1タップで画面を閉じることができます。
1話の終わりに、
「なんだか嫌なことが起こりそうだな」
と察しただけでも、そこで読むのをやめられる。
本なら「気になる!やめられない!」
となるところが、
Webでは逆効果になる場合があります。
しかも書き手からすると、
「そのまま読んでもらえたら絶対面白いのに!」
というところで離脱されてしまう。
だからWebで読んでもらうことを考えると、
主人公が大きなダメージを負わないことを前提に、
「相手をどう追い詰めるか」
「どうやって優位性を見せるか」
といった方向で楽しませる形に寄りやすくなります。
実際に書いていると、
「ここでもう少し回収を長引かせたら、物語としては一段面白くなる」
と思っていても、
「でも、長引かせて読者さんが離れてしまったら、その先のカタルシスまで届かないよな」
と考えてしまいがちです。
私の小説でも、
不穏な空気を出すと、
そのエピソードのPVがガタッと落ちることがあります。
そういう経験をすると、
早めにカタルシスを用意したくなる。
その結果、
ストレスを長く引っ張れず、展開も小さくなっていく。
Web向けにそういう作り方を続けていると、
今度は書籍として一冊にまとめたときに、
「小粒な節が続いていて、思ったより満足感がない」
ということも起こります。
ここが、Web小説の難しいところなんですよね。
「自分の作品を面白くすること」と
「その作品をWebで読み続けてもらうこと」は、
必ずしも同じではなかったりします。
物語だけを考えれば、
もっとじっくり展開したほうが面白い。
でも、Webで読んでもらうなら、
そこまで待ってもらえない。
だからこそ、書き手も
「自分の作品はWeb投稿向きなのか」
「それとも公募や書籍という形のほうが合っているのか」
と、作品を届ける場所について考えてみてもいいのかもしれません。
Webで読まれたいなら、
Webという場所に合わせて作品を作る。
一冊の本として読まれることを目指すなら、
一冊の物語としての満足感を大切にする。
もちろん、どちらが正解という話ではありません。
ただ、自分の作品を届けたいと思ったとき、
「どう書くか」だけではなく、
「どこで、どう読んでもらうか」まで考えてみる。
それも、
これからの創作では大切なのかもしれません。
少なくとも「なぜ自分の作品は読まれないんだろう」と悩む前に、
「もしかしたら、この作品と今いる場所の相性が合っていないのかもしれない」
と考えられたほうが、
ずっと自分の心を守れる気がしています。
あとがき:
我が家の可愛い姫猫様さまたちも、私に対して常に「ストレスフリー」を要求してきます。「ご飯が遅い」「カリカリにふりかけをかけろ」「撫でる場所が違う」など、少しでも彼女たちの思い通りにならないと、即座に無言の圧力や物理的な抗議(猫パンチ)が飛んできます。1タップの離脱どころか、実力行使です。プラットフォームよりもシビアな審査員がいつも家にいると思うと、私はただただシステム(姫たちの機嫌)に最適化された下僕として生きていくしかありません(笑)
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カランコロン

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