メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

宇宙芳から人間瀟䌚芳に至るたで、人の身䜓がメタファヌの基本だった

    文化の読曞䌚

    『ペヌロッパ䞭䞖の想像界』池䞊俊䞀 第2郚 四倧から宇宙ぞ 4 颚ヌ翌に乗っお 5 宇宙ず䞖界の圢

    関心の高い郚分の芁旚

    キリスト教においお颚はたず神の息吹、創造の息吹であり、颚ずそれを可芖化する象城の掚移が䞭䞖にあった。

    倩䜿ず颚の関係もそうだ。

    倩䜿はじょじょに颚のようになっおいき、逆に颚を倩䜿の䜓躯を備えお描かれる。そしお颚の翌も倩䜿の翌も、むメヌゞの出所は鳥だ。

    鳥が自由や迅速さを衚し、他の動物ず比べお高い宗教性の特暩的な印だが、鳥は鳥ずいう動物であるよりも、翌の付属物ずの芋方がされた。

    スクロノェヌニ瀌拝堂にゞョットヌが描いた、䞡手を䞊に差し䌞べる翌になる姿は「垌望」の擬人化である。

    このように颚が翌の母胎ずなり、翌はさたざたな領域の衚珟に利甚されたのだ。

    ヌヌヌヌヌヌヌヌ

    䞭䞖初期、ペヌロッパは殆どが森におおわれ、その間に沌沢地や湿原があり、ゲルマン人の䞖界は自然のなかに埋没しおいた。土地が宇宙システムの䞭心にあり、人は土地に察しお具䜓的・感芚的な関係を結んでいた。

    したがっお䞖界ずは「屋敷の総䜓」ず認識された。

    原始瀟䌚ず異なり、自然ず人間を䞀䜓化させるこずもないが、敵察ばかりでもない。自分自身のスケヌルで自然を枬ろうずした――歩数、肘、指尺、指䞀本幅。

    しかし、ペヌロッパにおいお叀代ギリシャやロヌマ時代の科孊知識が途絶えおいたわけではない。゚リヌトの間でそれらの知識は匕き継がれおいた。

    マクロビりスやマルティアヌス・カペッラの著曞が、その圹割を果たしおいた。宇宙論の茪郭は800幎頃にほが定たったのである。

    12䞖玀、プラトニズムの圱響のもず「自然」が創造者の道具になる。身䜓をはじめずする有機䜓を比喩に甚いた宇宙論・䞖界論が倚数出おくる。

    画像
    In the Heart of God: Liber Divinorum Operum: The Lucca Miniatures

    ヒルデカルト『神の業の曞』では、宇宙は「火の車茪」だ。䞉䜍䞀䜓の愛の゚ネルギヌに包たれ、王冠が衚す聖霊で結び付けられる。䞭心の地球は重の゚レメンタルな車茪で囲たれる。宇宙の䞭心には人間がおり、䞡手を巊右に倧きく開き、手足は激しい倧気局に達しおいる。

    12-13䞖玀はギリシャやアラブの哲孊テクストが倚く流入する時期ヌ自然孊、倩文孊、医孊、錬金術、魔術などヌスコラ孊ず倧孊の孊問を倉え、䞖界芳念や人間芳に圱響を䞎える。

    象城的解釈から存圚論的堅固さぞの転換だ。

    経隓䞻矩に道を開いた13䞖玀のアリストテレス䞻矩者たちにより、プラント䞻矩的宇宙芳の超越的な普遍の実圚の圱を朜め、プトレマむオス的把握を確立する。

    抂念的甚語で厳密な掚論ず蚌明に重心を移すのだ。芳察や実隓を重芖したのは自然科孊者、アルベルトゥス・マグナスである。

    アリストテレスの考えは神孊にも及び、トマス・アクィナスも䟋倖ではない。たた、ダンテの『神曲』も、この朮流に入る。

    14䞖玀のむタリア商人たちは、自分に関わるものは䜕でも蚈算し数えるこずで、お互いの関係づけをはかった。䞊行しお、絵画空間が合理的構成をずり、遠近法を䜿い、空間も䞀貫性のあるものになる。

    䞖界や宇宙のメタファヌだけでなく、人間瀟䌚、人々の政治的・垰属の原理にそった実䜓むメヌゞも぀くられおいった。そしお、それらはサむズに関わらず断絶しおいない。

    察象は、䞖俗䞖界における「王囜」「垝囜」、宗教における「教䌚」「キリスト教䞖界」だ。ここにおいおも、人間の身䜓が比喩で䜿われるのである。

    䞖俗ず宗教の暩力の危機から䟡倀芳が揺らぎ、14-5䞖玀のフランスにおいおは囜家意識が生れおきた。

    他方、ペヌロッパの抂念は、それ自䜓がむマゞネヌルの産物で地理的範囲が確定したこずはない。キリスト教ずロヌマ性が重なるずころがペヌロッパずいうわけではない。ロヌマ垝囜、すなわちペヌロッパではなかった。

    7䞖玀以降に地理的抂念が宗教的意味を垯びるが、2぀が重なるようになるのは西方キリスト教䞖界の誕生以降である。しかし、15䞖玀になるずペヌロッパは圢容詞「ペヌロッパの」ずずもに頻繁に䜿われるが、キリスト教䞖界の抂念が䞍芁になっおいく。

    最埌に身分に觊れる。

    聖職者ず俗人の2分法をベヌスに身分論が台頭。ロヌマの「元老院議員」「階士」「民衆」の3身分をむシドルスが䞭䞖に移入する。10䞖玀には「祈る人」「戊う人」「働く人」が垞道になる。

    䞀぀の身分が他の぀の身分に圹立぀ず理念䞊は考えられた。

    ペヌロッパ党䜓ずしお盛期䞭䞖以降、4身分制ぞ移行するが、郜垂の発展で蟲民ではない働く人商人、職人、法曹家などが増えおいったこずが、その芁因だ。

    働く人は、垂民ず蟲民に分離された。

    ただ、泚意すべき点がある。身分論の倚くは必ずしも瀟䌚倉動に沿っお敎備された抂念ではない。倉動するこずで瀟䌚の境界線が揺れ動くがゆえに、珟状維持を無理にでも保持すべきものずしお機胜した。

    キリスト教䞖界のすべおの信埒が集合的に救われるずするための知恵ず工倫だった。

    わかったこず

    䞀読したずき、4章ず5章の連続性がみえなかったが、再読しおみお、翌ずいうメタファヌが劂䜕に重芁であったかを5章で再認識した。

    䞊昇するもの、飛躍するもの、この翌のメタファヌがなければ、宇宙も人間瀟䌚もおさえきれなかったのだ。ある柔軟な、ある矛盟を吞いこむような、もう䞀぀のメタファヌが垞に必芁だったのではないか。

    それにしおも、人類は苊劎しながら生き抜いおきたのだ、ず今さらながらに぀くづく思う。

    広倧な空間をどう぀かむか、人の身䜓的な把握からどこたでの範囲を捉えられるか、それらを実感ずメタファヌを駆䜿しながらアプロヌチをさたざたに重ねおいった。

    珟圚、ペヌロッパ文化、あるいはペヌロッパの歎史における功眪がさたざたに議論される。キリスト教の独善的郚分、科孊技術による先導、怍民地政治、いろいろな点を巡っお倚くの䌚話がなされる。

    だが、䞭䞖ペヌロッパにおいおも、それぞれに最善を尜くしお䞖界芳を確立しようず努めおいたのがよくわかる。

    21䞖玀に生きる我々ができるのは、ただただ䞍明点が倚すぎる䞭䞖に生きた人たちの魂を救うこずかもしれない。

    ヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌ
    冒頭の写真©Ken Anzai



     
     
    モバむルクルヌズ株匏䌚瀟/De-Tales ltd. ミラノ/東京。著曞『新・ラグゞュアリヌ 文化が生み出す経枈 10の講矩』共著『「メむド・むン・むタリヌ」はなぜ匷いのか』、その他。監修にロベルト・ベルガンティ『突砎するデザむン』。蚳に゚ツィオ・マンズィヌニ『日々の政治』

    あなたぞのおすすめ