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罪を重ねた証

マイキー様企画のエッセイしりとりコンテストのバトンを、ひるでさんからいただきました。

ひるでさんの記事はこちら。

企画についての詳細はこちら。


さて、罪にも色々ある。
大きな罪、小さな罪、明らかに他人に迷惑をかける罪、自分では罪だと思っているが社会的には何も問題のない罪。

今回の話は一番最後のものだ。
誰にも迷惑をかけていない。
しかし、罪という言葉にした途端、甘い背徳感が生まれる。

これが罪であるという確かな証があるのだ。
私の両手は罪に汚れて、中々綺麗になってくれない。

その罪との馴れ初めをお話ししたいと思う。

キッカケは翡翠殿というアロエだった。
みなさんはアロエというと、食べられるアロエである『アロエベラ』を想像するだろう。
翡翠殿はもっと葉が短くトゲトゲしていて、小さく纏ったアロエだ。

写真でエッセイの雰囲気を盛り上げようとする小賢しい真似。

今まで植物を枯らしまくっていた私だが、一目惚れしてしまったのだ。
多肉植物なら枯らさないかもしれないという気持ちもあった。

そうしてお迎えしたのは12月上旬。
私は見事に翡翠殿のことを忘れ去り、それから冬の間の2ヶ月余り放置した。

しかし、翡翠殿は強かった。
葉の水分が抜けて平べったくなっていたものの、問題なく生き続けていた。
それどころか、発達した根で鉢を変形させていた。

ある日思い出して、水をやった。
すると見事に翡翠殿は復活を見せた。

おそらく放置した時期が冬だったのも良かったのだろう。
そうして今も翡翠殿は我が家で育ち続けている。

そこから私に変化が起こった。
植物との生活に目覚めたのだ。
通販サイトを漁り、園芸店に行った。

chatGPTに我が家でも育てられる植物を聞いてみた。
おすすめされたのはハオルチアだった。
調べてみると綺麗だが、あまり欲しいとは思わなかった。

そうしてある日訪れた園芸店で、花乙女錦というハオルチアと運命的な出会いを果たす。
花乙女錦は可憐で透明感のある、優雅な美人だった。
私は好きになった相手がタイプになる人間である。
花乙女錦に嗜好を開発されてしまい、今はハオルチアだけで90鉢を超える大所帯となった。

お世話も今ではきちんとしている。
私は一目惚れは多いが、案外健気なのだ。
ものも言わない美人たちに日々奉仕して過ごしている。

そんな美人たちに幾ら貢いだかは計算したくもない。
まごうことなき罪と言えるだろう。
後悔はしていないが。

お世話に植え替えは付き物だ。
新たな株をお迎えした時、なんとなく株の調子が悪い時、うっかり鉢をひっくり返した時。
ワクワクしたり、時に心配しながら、普段美人たちが見せることのない根を覗き込む。

土を触れば手が汚れる。
皮膚の汚れは洗えば取れるが、爪の間は簡単に綺麗になってくれない。

つまり、私の爪の汚れは罪を重ねた証というわけなのだ。

さて、バトンを回したいと思います!
受け取るも受け取らないも自由ですので、お好きなようにしてください……!
既に他の方から受け取られていた場合はスルーしてください。

いつもお料理が美味しそうなスゥさん!
室内園芸仲間さんでもあります。


たくさんの植物を育てられ、気づきを共有してくださるcopy_laboさん!
知らない植物もcopy_laboさんの記事を読むとなんとなく身近に感じられます。

バトンを受け取り記事を書かれる際には、「し」から始まるタイトルの記事でお願いします。

最後に素敵な企画を開催してくださったマイキー様、バトンを回してくださったひるでさん、読んでくださった皆さま。
ありがとうございました!


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