作家本田健から見た、noteが伸びる人、そうでない人の決定的な違い5選
同じ時期にnoteを始めた二人がいるとします。
数か月後、片方はたくさんの人に読まれ、
もう片方は、いつのまにか静かに筆を置いている。
そんな光景を、僕は何度も見てきました。
その差は、文章のうまさでも、特別な才能でもありません。
もっと小さな、毎日の心の向け方の違いなのです。
今日はその5つについて、ゆっくりお話ししてみましょう。
1.誰のために書いているか
伸びる人は、画面の向こうにいるたった一人を思い浮かべて書きます。
昔の自分と同じように悩んでいる、あの人に届けばいいと考えるのです。
一方で伸びない人は、自分をよく見せようと書きます。
すごいと思われたい。
賢いと思われたい。
その気持ちは、痛いほどわかります。
僕にもありましたし、今でもあります(笑)。
でも不思議なもので、読む人の心が動くのは、いつだって前者なのです。
「この人は、私のことをわかってくれている」。
その感覚こそが、人をもう一度ページに戻ってこさせます。
うまく書こうとするほど、人は離れていくのです。
たった一人を思うほど、たくさんの人に届いていく。
書くという行為の、いちばん大切な逆説ではないでしょうか。
2.ずっと、続けられるか
最初の熱は、誰にでもあります。問題はそのあとです。
三か月後もまだ書いている人は、ほんのひと握りしかいません。
多くの人は、反応がないことに耐えられず、静かにやめていきます。
伸びる人は、気分が乗らない日も、たった一行でもいいから書きます。
今日はうまく書けないな、と思う日もある。
それでもいいのです。
書けない日があってもいい。
また戻ってくればいい。
そう自分に許しながら、細く長く続けていきます。
波動は、続けることでしか整っていきません。
最初の三か月は、誰にも読まれないことのほうが普通なのです。
そこで筆を置くか、置かないか。
伸びる人とそうでない人を分けるのは、才能ではなく、この一点だったりします。
3.自分の言葉で語れるか
どこかで見たような言葉は、どこかへ消えていきます。
伸びる人は、たとえ不器用でも、自分が実際に感じたことを書きます。
失敗したこと。
恥ずかしかったこと。
心が震えた瞬間。
きれいにまとまっていなくてもいいのです。
人が本当に読みたいのは、立派な正論ではありません。
あなたがどこでつまずき、何に泣き、どうやって立ち上がったのか。
その生々しい一部始終なのです。
借りものの言葉では、人の魂は震えません。
あなたの体を一度通った言葉だけが、読む人の体にも届いていくので、上手に書こうとしなくていいのです。
あなたにしか書けないことを、あなたの言葉で書けばいいのです。
4.数字に振り回されないか
ビューの数も、スキの数も、気になります。
当たり前です。僕だって気になります。
でも伸びる人は、数字をちらっと見たあと、すっと手放します。
数字のために書きはじめた瞬間から、文章はやせ細っていきます。
それを知っているからです。
数字は、結果です。原因ではありません。
良い文章を書いたから読まれるのであって、読まれるために文章を書くと、なぜか順番が狂っていくのです。
数字が伸びない日は、落ち着きません。わかります。
でも、その日もあなたの言葉を必要としている人が、画面の向こうに必ずいます。
数字には映らない、その一人のために書く。
書く喜びを、数字に明け渡してはいけません。
5.与えることを楽しんでいるか
伸びる人は、自分が手に入れた気づきを、惜しみなく差し出します。
こんなに書いたらネタがなくなる、とは考えません。
出し惜しみをしない。
もったいぶらない。
知っていることを、まるごと手渡そうとします。
不思議なものです。出し惜しみをしない人のところにこそ、人は自然と集まってきます。
与えれば与えるほど、内側からまた新しい気づきが湧いてくる。
井戸の水と同じで、汲み出すからこそ、新しい水が満ちてくるのです。
与えたものが、めぐって返ってくる。
それを信じられる人は、書くことそのものが楽しくなっていきます。
そして楽しんでいる人の文章には、自然と人が引き寄せられていくのです。
ここまで読んで、どきっとした項目があったかもしれません。
でも、大丈夫です。
これらはすべて、才能の差ではありません。
心をどこに向けるか、ただそれだけ。
今日からでも変えられることばかりなのです。
あなたは今、誰の顔を思い浮かべながら、文章を書いていますか。
本田 健
そして、もし今あなたが、
「書きたい気持ちはあるのに、なかなか書き出せない」
「投稿しても反応がなくて、少し心が折れそう」
「自分の文章に価値があるのか、まだ信じきれない」
そんなふうに感じているなら、ぜひ読んでほしい記事があります。
今回ご紹介するのは、
『あなたも作家になれる ― 才能より大事な20のこと』第8章、
「作家になれない人がやっている3つの勘違い」です。
書く人が、最初につまずきやすいこと。
続けられなくなる理由。
そして、「いつか書こう」と思いながら、なかなか一歩を踏み出せない本当の原因について、じっくりお話ししています。
noteを伸ばすことも、作家として歩き出すことも、
結局は、才能ではなく、
自分の中にある小さな勘違いをひとつずつ手放していくことから始まるのかもしれません。
「もっと自由に書いてみたい」
「自分の言葉を、誰かに届けてみたい」
そう感じた方は、ぜひ続きを読んでみてください。
▼作家になれない人がやっている3つの勘違い
https://note.com/kenhonda/n/n3b662d1d44d5
