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もし、絶対に失敗しないとわかっていたら?

前回は、書き殴ったA4メモ十数枚をAIに読ませたら、自分で書いたはずなのに知らなかった一行が返ってきた、という話を書きました。

今日は、その続きの話です。

現在、clubhouseの人気ルーム『耳で読むビジネス書』のメンバーでnote部という活動をしています。私もメンバーになっていて、時々ですが、毎日出るお題のテーマについて書いています。

先日、こんなタイトルのお題が出ました。
#もし、絶対に失敗しないとわかっていたら、何をする?

グルグルしていたこと

実は、ここしばらく、胸の奥に小さなもやもやを抱えていました。

今週末、9月13日、赤羽雄二さん主催のClubhouse「DXルーム」でお話しする機会をいただきました。過去に4回ほど出させていただいていますが、最後に登壇したのは2年ほど前。昨秋の帰国以来、気づいたら、こういう場で一人で長く話す機会は久しぶりでした。

45分、一人で話し切れるだろうか。私の話に、興味を持ってもらえるだろうか。

答えの出ない不安が、気がつくとグルグルしている。そんな状態でした。

そんな中、先週末にゲラの直しがひと段落しました。大幅なページ削減が必要になって頭を悩ませていたので、肩の荷が半分下りた感じです。(佳境のあいだは、A4メモ書きの時間さえ気分的に取れずにいました……)

ふっと時間ができたので、久しぶりに紙を引っぱり出して、自分に聞いてみたんです。

「もし、絶対に失敗しないとわかっていたら、私は何をする?」

出てきた言葉は?


出てきた言葉はこんなものでした。

会いたい人に、会いに行く
「この人と何かやりたい」とひらめいたら、その場で連絡する
好きなことを、好きな場所で、制限なしにやる

書き殴った紙を見つめて、少しのあいだ呆然としました。

どれも、やって困ることが何ひとつない。

なのに私は、ひとつも……やっていない。

失敗しないと保証されなければ動けないほど、私は自分を低く見積もっていたのでしょうか…?

そう気づいて、ちょっと恥ずかしくなりました。

でも、そこでもうひとつ、大事なことに気づいたんです。

いま必死に書いている本。伝えたい「AI自分データベース」というやり方。あれはまさに、今の私みたいな人に向けて書いたものでした。

「自分なんて」と言いそうになる人が、自分の持ち味に気づけること。
過去の生々しい記録を資産に変えて、自分で自分の機嫌を取りながら、少しずつ前に進めるようになること。

その価値を、誰よりも熱く語りたいと思っているのが、ほかでもない私自身だった。

だったら……まず私が実践しなくちゃ!

そう思った瞬間、すうっと肩の力が抜けました。

二段階で、身軽になってきたこと


振り返ると、私はこれまで、二段階で身軽になる機会がありました。

一段階目は、A4メモ書きに出会ったとき。「漠然とした不安」や「悩む時間」を、メモの中に置いてくることができるようになりました。頭の中を紙に出してしまえば、悩みは課題に変わります。

二段階目が、いまです。AIジャーナリングをやることで「漠然とした不安」をAIの「鏡」の中に置いてくる方法を見つけました。

やってる手順はこんな感じです。

日々のもやもやや出来事は、GeminiやChatGPTに話しながら書き出す。AIは、黙って受け止めて、整えてくれます。そうしてたまったログを、Gemini Notebook(旧NotebookLM)に預ける。すると今度は、自分では気づけなかった傾向を鏡のように映し出してくれて、そっと名前をつけて返してくれるんです。

「あなたは、思っているよりずっと成長していますよ」──そんなふうに。

金継ぎ


いま、この自分データベースをモニターとして実際に試してくださっている方たちがいます。

Gemini Notebookには、預けた資料をもとに二人のナビゲーターが語り合う「音声解説」という機能があります。自分の記録が、他人の声で、他人の視点から語られる。あれを初めて聞いたときの落ち着かなさは、たぶんみなさん共通です。

その音声解説を聞いた方から、こんな感想が届きました。

自分が認識しているよりも、私は結構すごい成長をしていたのだと、逆に教えてもらいました。

そして、その後の言葉に、私は思わず手を止めました。

私のこれまでの歩みは「金継ぎ」と重なる、と言ってもらえたんです。若い頃の挫折で、心という器が粉々に割れてしまった。でもその後の経験やキャリアを通して、人に助けを求めること、ありのままの自分を受け入れること。その一つ一つを金にして、割れた破片をひとつずつ丁寧につなぎ合わせてきた。そうして心の器は、傷を含めて、以前よりも美しく、強いものに生まれ変わっていく──この「金継ぎ」という言葉に、味わいのある意味を加えてもらえて、嬉しくなりました。

(体験者の声をもとにまとめたもの)

金継ぎ。割れた器を捨てずに、金でつないで、割れた跡ごと美しいものにしてしまう、あの技法です。

この「金継ぎ」という表現こそAIが提案してくれたものですが、もとになったエピソードは勝手に作り出したものではありません。その方が何年もかけて積み上げてきた記録の中に、もともとその形があった。ただ、本人にはそれが見えていなかっただけなんです。

誰だって、自分の器の内側からは、金の継ぎ目を眺めることができませんから。

消したい過去が、いちばん強い継ぎ目になる


こういう声をいただくと、ご紹介して、試していただいて本当に良かったと、嬉しい気持ちになります。

そして同時に、思うのです。これは、もっと多くの人に届けなければいけない!と。

自分の挫折を「消したい過去」だと思っている人は、たくさんいます。私にも、そういう過去があります。

でもその挫折は、ちゃんと記録して、映してみれば、いちばん強い継ぎ目になっている。それを教えてくれるのは、たいてい自分ではなく、外側の視点です。

ためる。映す。語れるようになる。

この小さな成長ループが回りはじめると、悩むために使っていたエネルギーが、まるごと自分を育てるほうへ回っていきます。

不安は、消さなくていい。書いて、外に預けてしまえばいい。

世界は、自分次第。

このやり方が広がって、ひとりでも多くの人が、自分の記録を味方につけて、もっと軽々と、自分らしく生きられるようになったら。そう思いながら、毎日パソコンに向かっています。

だからまず、私から


9月13日のDXルーム。自分の、魂の言葉を乗せて、全力で楽しんできます。

当日は、私がどうやって自分データベースをつくってきたのか、その中身もお話しするつもりです。聞きにきていただけたら、とてもうれしいです。

記録するから、何者かになっていく。

その実感を、一緒に味わえたらと思っています。

13日(日)21時~、お待ちしています。

10月21日(水)発売予定!

近日中に書影も入り、予約者特典のキャンペーンも実施予定です(すでに予約済みの方もお申し込みいただけます)。

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