ISTJ妻とINTJ夫|MBTIで見えた、わが家の夫婦の回し方
夫と出会って12年。
私たちは、ほとんど喧嘩をしたことがありません。
結婚してもうすぐ6年、
その前の交際期間も6年ほどありました。
「別れよう」という話になったことも、
一度もありません。
自分で言うのは少し照れくさいのですが、
たぶん私たちは、かなり仲がいい夫婦だと思います。
でもあるとき、ふと思いました。
「なんで、こんなにうまくいっているんだろう?」
特別な努力をしている自覚はありません。
夫婦円満のコツを本で学んだわけでもない。
それなのに、
12年間ほとんどぶつからずに来てしまった。
その理由を考えるきっかけになったのが、
MBTIでした。
私はISTJ。
夫はINTJ。
4文字のうち、3文字が同じでした。
始まりは、顔が好みだったから
出会いは、大学1年生のときです。
アルバイト先の先輩が、今の夫でした。
先に好きになったのは私の方で、
しかも一目惚れです。
理由は、顔が好みだったから。
12年の中で、
意見が食い違うことはたくさんありました。
それでも、意見が違うことと、関係そのものが悪くなることは、わが家では別の話でした。
これは相性がいいということなんだろうか。
それとも、運がよかっただけなんだろうか。
そんなことを考えていたときに、MBTIの話になりました。
私はISTJ、夫はINTJ
診断してみたら、私はISTJ、夫はINTJでした。
※この記事では便宜上「MBTI」と表記していますが、私たちが受けたのはオンラインの16タイプ性格診断で、正式なMBTI検査ではありません。性格や夫婦の相性を決めつけるものではなく、自分たちを振り返る一つのきっかけとして扱っています。
4文字のうち、I・T・Jの3つが共通していて、
違うのはS/Nの1文字だけ。
先に言っておくと、
この記事は相性診断の記事ではありません。
「ISTJ×INTJだから相性がいい」と言いたいわけでもないし、これで夫婦のすべてが説明できるとも思っていません。同じ4文字でも、その全員が同じ性格で、同じ結婚生活をしているはずもない。
ただ、12年間なんとなくうまくいっていた理由を、私はこれまで一度も言葉にしたことがありませんでした。
うまくいっているものを、
わざわざ分解しようと思わなかったからです。
この診断結果は、
その分解のための補助線として使ってみます。
「振り返ってみると、
たしかにこういう傾向はあるかもしれない」
このくらいの距離感で読んでもらえたらうれしいです。
二人とも「一人」が好き
まず、共通しているI(内向型)の話から。
私たちは二人とも、一人の時間が好きです。
そしてこれが、
わが家ではけっこう大きい気がしています。
わが家は、結婚した当初から基本的に別室で寝ています。一緒に寝たい日は一緒に寝ることもありましたが、子どもが生まれてからは完全に別。
今は私と子ども2人で寝て、夫は一人で寝ています。家族4人全員で寝ることはありません。
こう書くと心配されそうですが、不仲だからではありません。単純に、お互いその方が休まるからです。
友達も、二人とも多い方ではありません。
飲み会続きで片方が家にいない、という悩みもない。二人とも、家にいるのが一番落ち着くタイプです。
一般的な「仲良し夫婦」のイメージって、いつも一緒にいて、何でも共有していて、というものだと思います。
わが家は、そこからはだいぶ離れています。
お互いの予定を細かく把握しているわけでもないし、一日の出来事を全部報告し合うわけでもない。過度に干渉しない。
でも、それで寂しいと思ったことがありません。
むしろ最近思うのは、こういうことです。
仲がいいのは、いつも一緒にいるからではなく、
お互い一人でいられるからなのかもしれない。
一人でいられるから、一緒にいられる。
これが、12年間うまくいっている理由の一つなんじゃないかと感じています。
似ているから、生活の土台は作りやすい
次に、似ている部分について。
診断上は、TとJも共通していました。
もちろん、それだけで生活の価値観が決まるわけではありません。
ただ、実際の暮らしを振り返ると、二人とも「生活をどう回すか」を考えることには、あまり抵抗がないように思います。
家計管理、教育費、生活防衛資金、
家事の分担、仕事のこと。
こういう話を、テーブルに広げて話し合うこと自体が、二人とも苦ではないのです。
物欲も、二人とも強い方ではありません。
お金の使い方の価値観が大きくずれていないので、家計の話でもめることがほとんどない。
家事も、基本的に効率重視です。
わが家は夫が料理を担当していて、私はそれ以外の家事を担当しています。この分担にたどり着いた経緯は別の記事に書いています。
▼「家事は半分ずつ」が正解じゃなかった|
夫婦でたどり着いた、わが家の家事分担
夫が料理をしている姿は、本当に要領がいい。
複数の作業を同時に進めて、気づいたら片付けまで終わっている。あの手際を横で見ていると、「この人は仕事もできるんだろうな」と思うことがあります。
会話のバランスにも、たぶん相性があります。
わが家の体感では、
夫が7割しゃべって、私が3割くらい。
私はもともとお喋りな方ではないので、たくさん話してくれる人といる方が心地いいんです。夫は話すのも聞くのも上手いので、「ただ話を聞いてほしかったのに」と不満に思うことも、ほとんどありません。
これも、二人でいて疲れにくい理由の一つなのかもしれません。
私はアクセル、夫はブレーキ
唯一違うS/Nの話です。
これがそのままS/Nの違いだとは言えません。
ただ、診断結果を見たあとで普段のやり取りを振り返ると、「見ている場所が少し違う」と感じる場面は確かにありました。
私が見ているのは、
・目の前でどう動くか
・実際にどう運用するか
・今やれるかどうか
夫が見ているのは、
・長期的にその選択でいいのか
・家族全体として筋が通っているか
・今やる必要が本当にあるのか
一番わかりやすかったのが、投資の話でした。
私は投資にかなり積極的です。
当時は、「運用期間を少しでも長く取れるなら、早く投資に回したい」と考えていました。
そのため一時期は、生活防衛資金として決めた金額を割ってでも、投資に回したいと思っていました。
でも夫は冷静でした。
「一度、生活防衛資金として決めたラインを割るのは違う」
そう言って、私を止めました。
老後資金のためにiDeCoに入りたいと言ったときも、似たようなやりとりがありました。その時のやり取りは過去の記事に書いています。
▼老後資金の計画は、立てていません|FP3級を取った私が、それでも教育費を優先する理由
私は、「これ!」と思うと勢いよく走ります。
多少無茶でも、やってみて失敗しながら進めばいいと思うタイプです。
夫は、そのたびに一度止めようとします。
そして私は止められても、「大丈夫、いける!」と
自分を信じて走ってしまうことがある。
そして、失敗します。
そのあと夫から向けられるのは、
「だから言ったのに」という呆れ顔です。
これを、もう何度も繰り返しています。
ただ、誤解のないように書いておくと、夫がいつも正しくて私がいつも間違っている、という話ではありません。
私は走るからこそ、副業のような新しいことを始められた面もあります。
アクセルだけでも危ないし、
ブレーキだけでは進まない。
わが家はたぶん、
両方あってちょうどいいのだと思います。
この構図は、水切りかごの上でも同じ
もう少し、しょうもない話もさせてください。
私は、洗った食器の積み方がかなり無茶です。
水切りかごの上に、どう見ても不安定な角度で皿を重ねていく。
夫「それ、危ないよ」
私「大丈夫!いける!」
そして、そのまま積みます。
そして、本当に割ります。
割れた音を聞いた夫は、
呆れたような顔で、「だから言ったのに」。
そう言われた私は、謝って、笑って誤魔化します。
正直に書くと、あまり反省していません。
本当に反省しなければいけないことは、ちゃんと反省します。でも、「まあ大したことじゃない」と自分で判断したことについては、同じ顔をされても、性懲りもなくまた同じことをやります。
家計の大きな判断でも、水切りかごの食器でも、
わが家の構図はきれいに同じでした。
これに気づいたとき、一人で笑ってしまいました。
MBTIがどうというより、私という人間がずっとこれなんだと思います。
みんなが知らない私を、夫だけは知っていた
ここからは、少し違う話です。
私は昔から、
真面目な人だと思われることが多い人生でした。
賢い、優等生、しっかりしている。
望んでいなくてもリーダーに任命されるし、
特待生に選ばれたこともある。
そういう扱いをずっと受けてきたので、自分でも「私はかなり常識的で、普通の人間だ」と思って生きてきました。
ところが夫は、
出会った当初から私をこう扱いました。
「変な子」
「宇宙人みたい」
話し方や、私のちょっとした言動から、
そう思ったらしいです。
私が少し抜けているところ、おバカなところ、
変わっているところを、かなり早い段階で見抜いていたようです。
私をそんなふうに扱う人は、人生で初めてでした。
それが、びっくりするほど新鮮だったんです。
今でも、私の本性を一番知っているのは夫だと思っています。
両親よりも、夫の方が私のことを分かっているんじゃないかと感じることさえある。
これは、褒め合っている夫婦の話がしたいわけではありません。
外向けの「ちゃんとした私」ではなくて、
少し変で、失敗もして、食器も割る私を、
最初から見ていた人が一人だけいた。
その事実が、12年経った今も効いている気がします。
ちゃんと見てくれていた
もう一つだけ、書かせてください。
母の日の少し前の、何でもない日のことです。
夫が突然、ネックレスをくれました。
「いつもありがとう。もうすぐ母の日だから」
わが家では以前、母の日には特別なプレゼントはしない、と決めていたので、まず驚きました。
さらに、可愛いと思ったのは、母の日のために買ったはずなのに、当日まで待てずに渡してしまったところです。
そこは我慢できなかったんだ、
と思わず笑ってしまいました。
夫は、私が普段ほとんど自分にお金を使わないことを見ていたようでした。
私は、子どものことなら予算の範囲であまり迷わずお金を出せます。でも自分のこととなると、自由に使えるお金をお小遣いとして家計に組んでいても、結局使いきれずに余らせてしまう。
ネックレスそのものも、もちろんうれしかったです。
でもそれ以上にうれしかったのは、
私が自分にはほとんどお金を使っていないことを、夫がちゃんと見ていた
ということでした。
MBTIだけでは、12年は説明できない
こうして振り返ってみて、今のところの仮説は4つあります。
①似ているから、摩擦が少ない
一人の時間が好き。家が好き。物欲が少ない。
お金の価値観が近い。効率を重視する。
現実的な話し合いができる。
生活の基本設定が、かなり近い。
②違うから、補い合える
私は走って、夫は少し引いて見る。
私はアクセルで、夫はブレーキ。
もちろん、夫がいつも正しくて、
私がいつも間違っているわけではありません。
見ている場所や判断の仕方が違うからこそ、
どちらか一方では気づかなかったことに気づけるのだと思います。
③近づきすぎないから、息苦しくない
仲がいい=いつも一緒、ではない。
④意見が違っても、関係まで悪くならない
私たちは意見が違っても、それを「自分を否定された」「愛されていない」「分かってくれない」という問題に変換しにくいのだと思います。
私は止められても、自分を信じて走ることがある。
夫も、私が言うことを聞かなかったからといって、それで関係を悪くしたりしない。ただ呆れた顔で「だから言ったのに」と言うだけです。
意見が一致する夫婦、というより、
意見が違っても、関係まで悪くならない夫婦
なのかもしれません。
MBTIは、ここまで考えるきっかけをくれただけです。ISTJとINTJだから仲がいい、という結論にはしません。
ただ、12年間なんとなく感じていたことを、はじめて言葉にできた気がしています。
おわりに
似ているから、ぶつかりにくい。
違うから、補い合える。
そして、一人でいられるから、一緒にいられる。
私はアクセルで、夫はブレーキ。
とはいえ私は、これからも止められながら走ると思いますし、たぶん食器も、あと何枚かは割ります。
そのたびに「だから言ったのに」という顔をされて、また同じことを繰り返すんだろうな、と思っています。
あなたのご家庭は、どんな回し方をしていますか?
もしよければ、みなさんご夫婦の16タイプや、
「うちはこんな夫婦です」というお話もコメントで教えてください。いろんな夫婦の形を知れたらうれしいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
【執筆者プロフィール】
真紀|薬剤師ライター
現役薬剤師/2児の母(3歳・2歳)/時短ワーママ
医療・育児・働き方・お金について、自身の経験をもとに書いています。
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