夏目漱石に聴かせたい曲No.1『狩りから稲作へ』
先日、土偶について熱く語った記事を上げましたが記事の中で紹介できなかったことが一つ。
↑こちらが前回記事
どうしても心残りで、これだけは縄文好きとして紹介したいと思い、再び土偶女が熱意の魂をこめて帰ってまいりました!
私が記事に書ききれず、断念したけど
どうしても紹介したかったこと。
それは、縄文時代をテーマにした音楽について。
つまり、縄文ソングです。
縄文ソングといわれても、はて、、、となる方が多いでしょう。
縄文時代にも楽器となるものがあり音楽があったと言われていますが、そうではなく
歴史をテーマに活動する“レキシ”というバンドが歌う名曲
『狩りから稲作へ』
縄文土器
弥生土器
どっちが好き?
どっちもドキ。
この一度、聴いたら頭から離れないフレーズ
何度も頭の中を反芻する土器という言葉
作詞はあの縄文好きのいとうせいこうさんです。
いとうさんと知った時は大大大大大歓喜でした。
私が知る中で縄文土器についてとても詳しい芸能人は二人いて、それが井浦新さんといとうせいこさんです。
いとうさんはアマプラでも公開されている
ドキュメンタリー番組
『縄文にハマる人々』という作品で
土器に関するお話を沢山されています。
そんな、いとうさんが作詞されたこの曲
歌詞を読んでいるととても感動します。
まるで、ひとつの物語のよう
これで一冊、小説を書いてほしいくらいです。
私は縄文時代を生きていないし
この時代の事など見て調べて知るだけ。
縄文時代を体感していないのに
この曲を聴くと胸が締め付けられるような切なさを感じます。
狩りから稲作へ変わりゆく縄文時代
ひとつの文化が終わろうとしている。
ひとつの歴史に幕が閉じる瞬間。
まず、歌い始めが天才的なんですが
「どんぐりひろって食べてた」
縄文時代だ…
すでに物凄い縄文を感じるフレーズ
そして、二番の歌いだしは
「どんぐり拾ってつぶした、鉄より断然石でした」
縄文時代すぎる。
このフレーズだけで打製石器さえ容易に想像できる。
改めていとうさんは天才すぎる。
この曲はただの土器ソングではなく
聴いているとラブソングなんだということに気が付きます。
貴方と此処にいたいから
私の想いはもう揺れない
どこへもいかないで
ずっとここにいて
私の願いは今日から稲作中心
これは愛の告白でしかありません。
なんとも奥ゆかしき言葉
そして、この曲で一番好きな歌詞があります。
狩り終えてひとり帰る道の上
月の明かりも揺れてる
涙をぬぐって狩りから稲作へ
君の未来へつながる稲作中心
大号泣
こんなロマンチックな歌詞があるだろうか。
狩りをやめ、稲作に移行していく最中の縄文人の心中は一体どんなものだったのだろうか。
稲作は形を変えて何千年の時を超えて今も続いている。
縄文人の残してくれた文化は間違いなく今を生きる私たちの未来を作ってくれた。
もし、私が夏目漱石と知り合いだったら間違いなくこの曲を聴かせている。
つべこべ言わずに聴けと言って耳に無理矢理イヤホンをねじ込ませてでも聴かせる。
アイラブユーを「月が綺麗ですね」に置き換えた夏目漱石も素敵だけれど「一緒に稲作しませんか」も未来をあなたと生きていく、という壮大なメッセージになるのでは?とよく分からないことを漱石相手に私は熱弁しただろう。
こんなこと言われたら絶対に来世でも巡り合いたい。
本当に、ぜひ一度、聴いてもらいたい。
土偶女として私はカラオケで
この曲は外せないので必ず歌うのですが
自然と周りも口ずさんだり
家に帰ってから調べてくれたり
小さな縄文布教活動にもなっています。
もしこの曲を聴いて自分の中で
少しでも切なさや懐かしさを感じたならば
きっと前世で縄文時代に生きていたかもしれません。
私が生きているいま、この令和の時代も
何千年後かに誰かが歌にして
来世も残してくれていたらいいなと心から思います。
ぜひ、皆さんもお聴きください!
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