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陰キャの生存戦略(人脈づくり編)

陰キャというのは、人と話すたびにMPを消費していく生き物です。

初対面の人との会食ともなると、マダンテ並みにMPが消費されます。
帰りの電車で「あのとき、もっとこう切り返せば上手く話が展開できたのに」とか「あそこで、もっとこの質問しておけばよかったな」とかグルグル反省して、家に着いてソファに座ったらしばらく立ち上げれなくなって、風呂から上がったらそのまま布団に倒れて気絶。。。という表現が大げさではないくらい毎回疲労しています。

とはいえ、人とのつながりを作らないことには、仕事や経験の幅は広がりません。
ビジネスをやっていく以上、人脈づくりは避けて通れません。

で、そこまで人づきあいに頭を悩ませている僕がどうなっているかというと、ありがたいことに、上場企業の社長さんに仲良くしていただいたり、いろんな経営者さんから気軽に相談やお仕事をいただいたり、「あいつ面白いから飲み会呼んどこうぜ」枠で呼んでいただいたり、知り合いの紹介でお仕事をいただいたりしています。
新進気鋭んのスタートアップから半官半民系の伝統的な会社さんまで、お付き合いが広がってきました。

ということで、人と話すたびにMPが爆減する陰キャの私が、人付き合いでどんな工夫(というか足掻き)をしているか、陰キャの生存戦略を備忘録がてら書いておきます。

「話しかける」ではなく「話しかけてもらう」ための仕掛け

大大大前提として、社交の量では陽キャに勝てません。
あちらは人と会うほど元気になっていく種族なので、こちらは質で勝負するしかない。

で、人づきあいの最初の分岐って、「自分から話しかけるか、話しかけてもらうか」だと思うんですよ。
陰キャは人見知りも込みで、人に話しかけるのがめちゃくちゃ苦手じゃないですか。
だったら一番楽なのは、話しかけてもらうこと。
マーケティングっぽく表現すると、プル型ってやつですね。
「なんかあいつ面白そうだぞ」と、向こうから声をかけてもらえる状態をどう作るか。
僕はここに一番神経を使ってきました。

①陰キャの強みはテキストによる発信力である

話しかけてもらうためにやっている最大の取り組みが、発信です。

僕、会食とか飲み会のリアルの場で、気の利いたことがなかなか言えないんですよ。
それなのに、飲み会の帰り道になると「あー、あそこでこう言えばよかったな」「あの流れ、ここを切り返しときゃよかったな」というのが湧いてくるんですよね。
人と話し終わったあとに浮かんでくる・・・判断が遅いんだよ。

『鬼滅の刃』1巻より

ただ、裏を返すと、そういう反省メモが手元に大量にたまっていくわけです。
もともと内省が好きで、自分と向き合って考え事をするのが好きで、人がモヤモヤしていることを言葉にするのはむしろ得意なほうだったので、それをちょっと面白おかしく、ときに生々しく発信し続けました。
ブログから数えて7年以上、この取り組みをやってます。

そしたら、フォロワーが1000人に満たない段階でも、自己紹介したときに「あ、そのブログ読んでますよ」と声をかけてもらったりと、ちょっぴり注目してもらいやすくなりました。
ブログがちょくちょくGoogle検索で引っかかるようになって、Twitterのフォロワーも3000人くらいになってからは、本の著者さんから献本のDMが飛んでくるようになったり。

それで現在くらいの規模感になってくると、システムの構築なりAI活用なり研修コンテンツ開発なり、いろんなお仕事のお声かけも来るようになりました。

発端は「陰キャで自分から話しかけたり営業したりするの苦手だから、向こうから連絡が来るように発信活動をしよう」という何とも陰湿な動機だったわけですが、7年前から種をまいて畑を耕し続けて本当によかったなと。

ちなみにTwitterを伸ばした方法はこちらに、

noteを伸ばすためにやったことはこちらに綴っていますので、よろしければ。

②話しかけてもらうために、一芸で目立つ

あとは、一芸で目立つ作戦も、話しかけてもらう確率を上げるのに効果的です。

人脈といえばMBAということで、僕が経営大学院に通っていたときの話なのですが。
あそこはビジネス上の人脈を作りたい人がこぞって集まる場所で、自分からガンガン名刺交換に行ける陽キャな方々がたくさんいらっしゃいます。
そんな中に、残念ながら僕は陰キャとして紛れ込んでいるわけです。
せっかく学費と時間を投じているのだから、何とか元を取らなくてはなりません。

そこで取った作戦が、授業中に目立つことでした。

幸か不幸か、僕がMBAに通っていた頃にコロナ禍に突入しまして、全授業がzoomに切り替わったんですよね。
オンライン授業のいいところは、自分の成果物を画面共有できるところでして。
経営戦略の授業だろうがファイナンスの授業だろうが、「ちょっといいですか」と手を挙げて、人一倍作り込んだExcelやスライドを画面共有しながら発表する。これをひたすら繰り返しました。

これ、MPの損得勘定的にすごくおいしいんですよ。
大学院の懇親会に顔を出して1時間立ち回るとMPが枯れますが、一人で資料を作り込む時間は、何時間やってもMPが減りません。むしろ回復するまである。
「MPを使わない準備に時間を注いで、本番の数分だけ目立つ」という作戦は、陰キャにとってこれ以上ないくらい合理的な戦い方でした。

そうこうしているうちに、「あいつやべえな」「ひと味違うぞ」という声をいただくようになりまして。

そうすると、学生同士の勉強会に呼んでもらえるようになり、卒業生イベントには登壇する側で呼ばれるようになりました。
100人の前で登壇すれば、さすがに何人かは向こうから話しかけてくれます。
雑談は無理でも、登壇なら喋れるんです。準備ができるので。

その頃のつながりから今もお仕事をいただいていますし、仕事と関係なく定期的に飲みに行く友人もできました。
ちなみに僕の一芸は「大量の複雑な情報を1枚の構造にまとめる」という構造化でして、ビジネス上の重要な課題から、どうでもいい情報まで、構造化することが趣味レベルで好きなのですが、それが功を奏して目立つことができました。

一芸は何でもいいと思います。
「あの人の特殊能力なんかすげーな」と思ってもらったもん勝ちです。

どうやって特殊能力を開発すればよいかは、需要があれば、また別のnoteにて言語化してみたいなと。

効果的に話しかけるための「裏口ノック」の仕方

とはいえ、です。
話しかけてもらう、呼んでもらうのを待つやり方は、時間がかかります。
狙った人から声がかかる保証もありません。
「この人と一緒に仕事がしたい」という相手が現れたら、最後は自分から行くしかありません。

で、この「自分から行く」の場面でも、陰キャは陰キャで姑息な手を考えるんですよね。
大勢と同じ土俵で正面から挑むのは、なるべく避けたい。
ですので、僕がいつも考えているのは「どこかに裏口はないか」です。
どの裏口から攻めるか、どうノックするかを極めるのは本当にオススメでして。

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