なぜ「空箱」まで? LINEヤフー「ポケモンカードゲーム」一部出品を禁止 今日から
LINEヤフーが株式会社ポケモンと連携し、「Yahoo!フリマ」「Yahoo!オークション」でのポケモンカードゲームの一部の出品を禁止しました。カートンや大量出品に加え、空箱と空パックまで対象となった理由も明かされています。
LINEヤフーとポケモン社の転売対策、次の段階へ

2026年10月13日(火)、LINEヤフーは株式会社ポケモンと連携し、「Yahoo!フリマ」「Yahoo!オークション」で「ポケモンカードゲーム」に関する一部の出品を同日より禁止すると発表しました。対象はカートン単位での出品、発売後一定期間における同一商品の大量出品、そして「空箱、空パック」の出品です。
両社の連携は、今回が初めてではありません。2023年7月20日、当時のヤフー株式会社とポケモン社は、トレーディングカードを安全安心に取引できる社会の実現を目指し、相互協力の覚書を締結しています。
このときの対策は、ポケモン社からの新商品の情報提供や規約違反の出品の通報を受けて、ヤフー側が注意喚起や違反出品の削除を行うというものでした。違反出品の例として挙げられていたのは、発売日前の出品など現物を手元に確保していない出品、権利侵害品、内容が不明瞭な複数枚のトレーディングカードの出品です。なお、当時は「ヤフオク!」と「PayPayフリマ」を対象とした施策でした。
それから3年あまり、今回は両社で今後の取り組みについて協議を行い、情報連携をさらに強化するといいます。ポケモン社は、二次流通でトラブルや不適切な取引につながるおそれのある商品や流通の情報についても、LINEヤフーに共有するとのことです。「注意喚起と削除」から、特定の出品形態そのものを禁止する段階へ、一歩踏み込んだ形といえるでしょう。
大量出品の禁止はポケモンカードゲーム「30th CELEBRATION」から適用を開始するとのことです。ガイドラインに抵触すると判断された場合は、出品の削除などの措置のほか、アカウントの利用停止などの対応を行う場合もあるといいます。
ところで、中身の入った商品はさておき、「空箱と空パック」まで名指しで出品禁止されているのはどういうことでしょうか。しかもLINEヤフーは「ポケモンカードゲーム」に限らず、トレーディングカード全体を対象にするといいます。
同日アナウンスされた「Yahoo!オークション」「Yahoo!フリマ」のお知らせによると、トレーディングカードでは一度開封したBOX等の内容物を入れ替えたうえで再包装し、未開封品を装って販売するなどのトラブルが確認されており、「空パックや空箱(空BOX)は、このような未開封品を装うための再包装等に悪用されるおそれがあることから、安全なお取引環境を維持するため、出品を禁止することとしました」とのことです。
2026年9月16日に発売されたポケモンカードゲーム「30th CELEBRATION」関連商品については、フリマアプリ「メルカリ」が同日より「出品禁止」とする措置を発表するも、規制の抜け穴を突いた出品が相次ぎ、SNSなどで転売ヤーへの批判が噴出していました。
10月16日(金)には、これまでの『ポケットモンスター』シリーズの舞台となった9つの地方の冒険の最初のパートナーとなるポケモンたちのフルイラストのカードに加え、拡張パック「30th CELEBRATION」2パックとカードスタンドがセットになった、「30th CELEBRATION カードセット」が発売される予定です。
LINEヤフーとポケモン社は、「今後もポケモンカードゲームを取り巻く市場や取引の状況を踏まえ、必要な情報共有を行い、それぞれの立場で必要な対策を実施することで、ポケモンカードゲームを楽しむユーザーが安心して商品を購入・取引できる環境づくりに取り組んでいきます」としています。
※「Pokemon」の「e」は、正しくはアクサンテギュ付き。
(マグミクス編集部 ゲーム担当)

