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䞭䞖の思考では「郜垂ず蟲村」は察立関係にならない―「耕䜜地ず未耕地・森などの凊女地」が察立する

    文化の読曞䌚。

    『ペヌロッパ䞭䞖の想像界』池䞊俊䞀 第1郚 怍物・動物・人間 
    1 薬効の圚凊ヌ怍物から人䜓ぞ 2 庭園の倉容

    芁旚

    喪倱した生呜力の快埩をはかるヌそれが医療ず薬の圹割であり、䞭䞖においおも倉わりない。異教的、民俗的、キリスト教的、ギリシャ由来の医孊的知識のそれぞれが入り乱れおいた。

    迷信ず科孊、魔術ず医術の境は曖昧である。

    䜓液孊説が匷く、4皮類の䜓液のバランスを厩したずきに病気がおこるので、薬はその均衡を取り戻すこずを目的ずする。

    そのなかで倧きな圹割が怍物の薬ヌ修道院や貎族の通の庭を薬草園ずし蟲民は野生の怍物を玠材ずする。食逊生も含たれるヌであり、鉱物薬である。そしお䞭䞖から近代にかけおは、動物や人䜓を原料ずする薬が加わる。

    ただ、修道士が぀ずめた薬草栜培は健康維持だけではなく、怍物の諞特城、色、圢態䞊のアナロゞヌが薬効をきめる蚀語になっおいるかを探求するためだ。地䞊の楜園ヌ゚デンの園ヌは自然界の調和を厩した。それが人間の原眪であるずの原点を芋぀め盎すのだ。

    魂ず身䜓は同䞀線䞊でみられ、病気は魂の穢れや欠陥の結果ず受け止められ、身䜓が䞍自由さは魂の䞍党ず考えられる。したがっお聖職者に求められ資質も自ずず決たっおくる。

    䞭䞖埌期における倉化ずしお人䜓解剖の普及があげられる。それたで神の被造物ずしお䞍可䟵の存圚であったのが、ルネサンス期の人間䞭心的な考えが、人間の身䜓を人間の知性の支配䞋におき解剖を可胜にしたずも掚枬できる。

    これは男性の䞖界である。倧孊の医孊郚は男性の独占物であり、薬草などを䜿い治療を担圓しおいたのが女性であったにも関わらず、である。産科・婊人科、女子修道院、家庭や村における癒しは女性の圹割で、特に聖母マリアは治癒が期埅される女性聖人だ。

    教䌚は呪医に譊戒し、埌に圌女らの䞀郚が魔女に仕立おられるのだ。

    さお、薬草が栜培される耕䜜地はむメヌゞの䞖界で重芁な䜍眮にある。食甚もあるが、郜垂境域にも広い蟲地が䟵入しおいた。そのなかでも、矎しい景芳、散策の堎、快楜のための怍物栜培は人工斜蚭に付随しおいる「庭園」「果暹園」を舞台ずしおいる。

    たず、森のなかの空地である「林間空地」「新開地」の䞀぀ずしお、「林間空地」vergerが泚目すべき存圚である。枅农な泉、小川、緑の原っぱ、癜い暹朚、鳥、そしお果実がある官胜的悊びの堎だ。半人工で半自然の草地で倩幕をはり、男女のカップルが楜しむ。

    野生䞖界ず文化䞖界の䞭間だ。

    䞭䞖人の思考ず想像の構図においお重芁な察立構造は、「郜垂ず蟲村」ではなく、「耕䜜地ず未耕地・森などの凊女地」の察立である。1人で神ず向き合いながらも、人々に説教を斜す修道士は、この䞭間ゟヌンを象城ずする必芁があった。

    より人間の集萜や郜垂に近い人工的自然䞖界は「庭」「果暹園」である。修道院はすべからく戒埋のなかで庭の蚭眮が芏定されおいる。薬草の栜培ず肉䜓ず魂の健康のために怍栜蚈画がたおられた。キリスト自身、しばしば庭垫ずしお絵画に描かれおいる―耕䜜・劎働すべき土地、監芖䞋におくべき土地である。

    領䞻、貎族、垂民、職人、蟲民もそれぞれの圢態で庭を぀くった。蟲民の庭は実甚性が高いが、領䞻などの庭は心身の保逊、快楜、矎の鑑賞を䞻たる目的ずしおいた。

    階士においおは愛の庭のむメヌゞが匷い。秩序だった自然の寓意をなす。情熱的・官胜的である。

    庭の圢状では宮廷文孊においお完党性を衚すために円圢が倚い。しかし、これは珟実にはなく、四角や倚角圢である。壁や塀に囲たれた閉鎖空間だヌ他方、畑は開かれおいる。

    この閉鎖的な「閉ざされた庭」がマリア厇敬にも揎甚されおいく。マリアぞの愛が䞖俗瀟䌚における女性の理想化むメヌゞをもたらす回路をひらき、逆の回路で、宮廷文孊の貎婊人を厇めるやり方がマリアぞの姿勢ず重なる。そこに神の母の峻厳さはない。

    分かったこず

    庭っお、こういうこずだったのか

    ファッション䌁業の創業者であるブルネロ・クチネリが「自分は庭を芋守る人間でしかない」ず語ったずき、蟲民の子出身の謙虚な態床の代衚に思えた。しかし、この䞭䞖の庭のむメヌゞず意味ヌ殊にキリストが庭垫であるずしたずき、圌の蚀葉の含意は、異なるずころにもあったのかもしれないず掚察しおも蚱されるのではないか。

    本章を読みながら、過去に蚪れた修道院の庭の数々を思い出し、しかしながら、林間的空地のような人工的自然空間は珟代にほが残っおいないずなるず絵画で確認するしかない。そう思い、倕方、駆け぀けるようにしおブレラ矎術通を蚪れた。

    残念ながら、期埅しおいたような絵画は芋圓たらなかった。しかし、1500幎代前半のマヌケットに䞊ぶ野菜ず果物の数々をメモ的に撮圱。

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    Vincenzo Campi(1530/35-1591)

    もう䞀点。か぀おポヌル・キンステッド『チヌズず文明』を読んでいたずき出逢った事実を思い起こす。

    これにより「乳しがり女」たちがもっおいたチヌズ補造の神秘性が取り陀かれ、19䞖玀半ばのゞョセフ・ハヌディングの著䜜にみられるよう、チヌズ補造知識は男性支配のパブリック領域に流出しおいく。

    しかし、䞀床は女性チヌズ職人の䜍眮は劣勢になるものの、20䞖玀にはいるず再評䟡される。その背景には、1851幎、米囜にチヌズ工堎がはじめおでき、米囜産の安䟡なチヌズが倧量茞入されたこずで、蟲堎での䌝統的チヌズが技術・経枈・文化的偎面から脚光を济びたこずがある1920幎代、むングランドでのチヌズ消費の75%が茞入品だったが、むングランド生産のチヌズの75%は䌝統補法によっおいた。

    薬草の知識やケアの工倫が女性の方に倚く蓄積されおいたのに男性䞭心の医孊がそれらを「远攟しおいく」ずの経緯ず、チヌズの歎史が頭のなかでダブっおきたのである。そしお2-3幎前に、英囜のポッドキャスト番組を聞いおいたら女医ぞの評䟡の方が患者から高いずのデヌタを玹介しおいたのを思い出した。

    ヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌ
    冒頭の写真はブレラ矎術通。今幎9月に亡くなったゞョルゞョ・アルマヌニの回顧展が矎術通のなかで開催されおいる。

     
     
    モバむルクルヌズ株匏䌚瀟/De-Tales ltd. ミラノ/東京。著曞『新・ラグゞュアリヌ 文化が生み出す経枈 10の講矩』共著『「メむド・むン・むタリヌ」はなぜ匷いのか』、その他。監修にロベルト・ベルガンティ『突砎するデザむン』。蚳に゚ツィオ・マンズィヌニ『日々の政治』

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