見出し画像

ビーズ×クロスステッチ 白鳥

2026年夏制作。


『ロイアル ビーズワーク』聖光院有彩(雄鶏社)

この本に載っている「王家の紋章」という額飾り作品の、ユニコーンを作った。
同じ作品名でもうひとつ、スワンの図案も載っている。やってみたい。

※ユニコーンの話はこちら。



刺し始め
横から見たところ
裏面

布はユニコーンと同じ14カウントを使う。
スワンの図案はユニコーンより少し大きめだけど、同じL版サイズに仕上げる予定。端を2~3列減らせばちょうどよくなりそう。



※図案のイメージ

図案は縦長の長方形。
中央に鳥、背景は下3分の2が水面、上は緑地。
緑地にはピンクの花が咲いている。水面は異なる青を組み合わせて奥行きや陰影を表現する。
刺繍糸は使わず、背景まですべてビーズで埋める。


材料を揃えようとしたところ、メーカー廃盤カラーが含まれていた…。

入手できないのは、背景の上半分に使う2色。
白鳥の頭の後ろの水面の青と、一番上の緑。
白鳥の後ろの青がとくに悩ましい。元の色は、不透明なくすんだ水色だった。色が薄いと白鳥の輪郭がぼやける。濃い色や暗い色では、ほかの水面の色となじまない。


持っている青を使ってみたら、色が濃すぎた。
刺し直す?


思い切って、見方を変えてみることにした。

廃盤カラー2色を両方とも、あえて濃青に置き換えた。
すると、緑地は空に、その下の水面は遠くの山の影のようになった。
ピンクだった花は黄色にした。星のつもり、でも花が降っているようにも見えるかもしれない。



完成

昼でも夜でもない紺碧の空、王冠を纏う白鳥を祝福するように、星が瞬く。白鳥は現実の生き物でありながら、ユニコーンと同様に夢と現実の間のような幻想的な絵になった。

この作品は「王家の紋章」。
現実の風景を描いているのではないなら…これもありなのではと。



ガラスの色を正確に撮るのは難しい。どうしても明るく写ってしまう。オーロラ加工の虹色が飛んでしまった。補正でガラスの色を実物に近づけたらフレームが黒っぽくなってしまうし。

透明不透明とかつや消しとか、着色とかオーロラとか、ガラスの加工によって見え方が違う。手前の水面はオーロラ加工でさざ波のようにきらめき、白鳥の陰はつや有り透明、背景奥はつや消し不透明、と色味だけでなく加工の違いでも奥行きが表現されている。
本の写真を見ているだけではわからなかった。やはり、実際に作って初めて気付くこともあるのだ…。


加工の違いがわかるように撮り直した
一番下の薄青、表面にシャボン玉のような虹色が見えるのがオーロラ加工
その上の水色は、通常のツヤに白い照りを加えたラスター加工
さらにその上の青は表面加工なし




ビーズを刺す、クロスしないクロスステッチ(ハーフクロスステッチという)、たのしい。初心者でもさくさく刺せるしキラキラに仕上がる。面倒な下描きなしで刺し始められるのも良い。

本には、ほかにもビーズを刺すクロスステッチの作品が載っている。気になる。が、ほかの図案の本も探したい。いろんな図案を刺してみたい。以前やった方眼編みのように、自分で図案を描くのも面白そう。
またひとつ楽しみが増えた。


※自作の図案で方眼編みのレースを編んだ話はこちら。




いいなと思ったら応援しよう!