本文へ移動

富山地方鉄道・新庄社長インタビュー 運賃大幅引き下げへ自治体負担を

2026年9月4日 01時23分 (9月4日 11時07分更新)
 富山地方鉄道(富山市)は鉄道線と富山市内の軌道線(路面電車)が計100キロ余りと地方の私鉄としては長大な路線を持ち、厳しい経営が続く。6月に就任した新庄一洋社長(63)が本紙のインタビューに応じ、鉄道線の全線維持を目指して沿線自治体が適用を検討する国の再構築事業を活用し、自治体の支援で運賃を大幅に引き下げたいとの意向を示した。設立100周年となる2030年をめどに、会社全体で営業黒字を目指す考えも明らかにした。 (飯塚大輝)

鉄道事業などについて語る新庄一洋社長=富山市の富山地鉄本社で

 ―取り組みたい課題は。
 やはり鉄道の問題を片付けないとだめだ。鉄道事業の赤字が路面電車やバスなど他の事業の黒字を超えている。トータルで営業黒字にするのが第1段階。創立から100年の区切りまでには(黒字化したい)。その上で再構築事業を活用しながら鉄道も黒字にするのが第2段階だ。鉄道は6億円の赤字がある。全部「行政さんください」では県民の理解は得られない。(自治体との)負担の分担で赤字を縮小した上で、収益の増加にチャレンジする。
 ―鉄道事業改善の軸は。
 運賃だ。やはり高い。(第三セクターの)あいの風とやま鉄道とは全く運賃水準が異なり、利用のハードルだ。(再構築事業で)公金を投入するのであれば、利用者が増える実効性のある施策にするべきだ。
 ―値下げの方法は。
 運賃改定ではなく、一部を利用者の代わりに沿線自治体に負担してもらう案だ。例えば500円のうち200円など。まずは定期や高齢者のみが対象でもいい。運賃補助に国の支援は出ない。(自治体が)覚悟を持ってやれるか...

この記事・コンテンツの続きは会員限定です。
紙の新聞の定期購読者の方は、無料で会員登録できます。

中日プラスに登録すると
中日新聞電子版が利用できる
会員向け記事が読み放題
各種メールマガジンで最新情報をお届け

※紙の新聞とは、中日新聞朝刊・北陸中日新聞朝刊・日刊県民福井です。

よくある質問はこちら

LINE友だち登録

<ユースクが調べます!> 北陸中日新聞「Your Scoop(ユースク)~みんなの取材班」は、無料通信アプリLINE(ライン)でつながった皆さんからの暮らしの疑問や困りごとを記者がとことん掘り下げ、疑問の解消や社会・地域課題の解決を目指します。事件事故などの情報や写真・映像の提供、不正の告発も受け付けています。秘密は厳守します。LINEで友だち登録し、ご投稿ください。

LINE友だち登録

<ユースクが調べます!> 北陸中日新聞「Your Scoop(ユースク)~みんなの取材班」は、無料通信アプリLINE(ライン)でつながった皆さんからの暮らしの疑問や困りごとを記者がとことん掘り下げ、疑問の解消や社会・地域課題の解決を目指します。事件事故などの情報や写真・映像の提供、不正の告発も受け付けています。秘密は厳守します。LINEで友だち登録し、ご投稿ください。

関連キーワード

おすすめ情報

富山の新着

記事一覧