不動産投資の失敗から学ぶ10の教訓|第8話節税だけを目的にしない
税金が減っても、資産が増えるとは限らない💰⚠️
不動産投資について学んでいると、魅力的な言葉を耳にします。
「不動産を買えば
節税になります」
税金が安くなる。
家賃収入も入る。
さらに不動産という資産も手に入る。
良いことしかないように聞こえます😊
私も「節税」と聞くと、少し前のめりになります。
「税金が減るのか‼️」
「それなら早く買った方がいいのでは❓」
気持ちの中では、すでに購入へ進んでいます。
しかし、本当にそんないいのとばかりでしょうか❓
「税金はいくら減るの?」
「そのために、いくら使うの?」
「最終的に、いくら残るの?」
……はい。
節税という言葉だけで喜び、最も大切な計算をしていませんでした🤣
税金が減ることと、
資産が増えることは全く別物なのです。

節税と利益を混同しない
節税とは、法律で認められた制度を正しく利用し、必要以上の税金を支払わないことです。
利益や現金を残しながら税負担を抑えられるなら、大切な経営努力です。
しかし、税金を減らすために、必要のないものを購入しては意味がありません。
例えば、100万円の税金を減らすために、200万円を使ったとします。
税金は減ったかもしれません。
しかし、手元から出ていったお金の方が多くなっています😅
これは節税ではなく、
税金を減らすために、資産まで
減らしている状態です。
不動産も同じです。
「この物件は減価償却が大きく取れます」
と言われると、得をするように感じます。
しかし、確認すべきなのは節税額だけではありません。
✅家賃収入は安定しているか
✅空室や修繕後も現金が残るか
✅無理なく返済できるか
✅将来売却できるか
✅節税効果がなくても買いたい物件か
ここまで確認して、初めて投資として判断できます。

不動産も同じ
特別はありませんよ!!
赤字を出せば得をするわけではない
個人の不動産所得が赤字になった場合、一定の条件で給与所得などと損益通算できることがあります。
すると、
「不動産で赤字を出せば、税金が戻ってくる」
と思うかもしれません。
しかし、赤字には二種類あります。
現金が残る赤字
減価償却費などにより、帳簿上は赤字でも、実際の現金は残っている状態です。
現金も減る赤字
空室や修繕費が多く、家賃収入以上に支出が発生している状態です。
帳簿も赤字。
通帳の残高も減っている。
これは「節税できた」と喜ぶ状態ではありません。
100万円損をしても、税金が100万円戻ってくるわけではないからです。
赤字を作るために物件を買うのは、
雨にぬれないために、
自分から池へ飛び込むようなものです🤣

減価償却は魔法ではない
減価償却とは、建物などの取得費を、何年かに分けて経費にする仕組みです。
例えば、家賃収入が500万円。
現金を伴う経費が200万円。
減価償却費が200万円なら、
500万円-200万円-200万円
=帳簿上の利益100万円
となります。
減価償却費200万円は、その年に新しく支払ったお金ではありません。
そのため、帳簿上の利益を抑えながら、現金が残る場合があります。
ここだけ聞くと、
「現金を使わず、税金だけ減らせる魔法の経費だ‼️」
と思います。
しかし、魔法ではありません。
建物を買ったときに、すでに代金を支払うか、金融機関から借りています。
減価償却とは、
過去に支払った建物代を、
後から分けて経費に
しているだけです。
減価償却はいつか終わる
減価償却できる金額には限りがあります。
減価償却費が減っても、金融機関への返済が同時に終わるとは限りません。
家賃収入と返済額は変わらない。
しかし減価償却費が減り、税負担が増える。
さらに建物が古くなり、修繕費も増えてくる。
大家としては、税金と修繕に交代で来てほしいところですが、
税金と修繕に
シフト表はありません🤣
初年度の節税額だけでなく、
✅何年間、減価償却できるか
✅償却終了後の税負担
✅返済とのバランス
✅将来の修繕時期
✅売却時の税金
まで考える必要があります。
保有中に減価償却で税金が減っても、売却時には取得費が小さくなり、売却益の計算へ影響することがあります。
不動産投資は、
購入・保有・返済・修繕・売却
をすべてつなげて考えることが大切です。
節税効果がなくても買いたいか
物件を検討するときは、自分に問いかけます。
節税効果がまったくなくても、
この物件を購入したいだろうか。
賃貸需要がある。
空室や修繕を入れても現金が残る。
返済に無理がない。
将来の売却も考えられる。
そのうえで節税効果もあるなら、節税は大きなメリットになります✨
しかし、収支や立地には不安がある。
それでも、
「節税になるから買う」
という判断は危険です。
節税効果は、雨漏りを止めません。
空室も埋めません。
家賃も振り込んでくれません🤣
最後に残る現金と資産を見る
不動産投資で見るべきなのは、
家賃収入
-経費
-返済
-税金
=最終的に残る現金
です。
節税は目的ではなく、経営を良くするための手段の一つです。
良い物件を適正な条件で購入し、家賃収入を得る。
必要な修繕を行い、無理なく返済する。
その結果として、税制度を正しく活用する。
税金が減った金額ではなく、
最後に残った現金と資産で判断する。
これが、節税という言葉に惑わされないための基本です。
次回、第9話は、
「他人の成功をそのまま真似しない」
についてお伝えします。
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